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イケメン騎士団長の恐ろしい本性
written by 羊ノ執事
  • 告白
  • 泥酔
  • 寝起き
  • 寝落ち
  • 色仕掛け
  • ファンタジー
  • ヤンデレ
公開日2021年07月25日 23:00 更新日2021年07月25日 18:54
文字数
2704文字(約 9分1秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
騎士団長(女性)
視聴者役柄
騎士(部下の男性)
場所
騎士団長の部屋→飲み屋
あらすじ
〜あらすじ〜
貴方はとある国に仕える騎士で、最近は剣の腕も上がり、騎士としては順風満帆な日々を過ごしていましたが…

~ご使用される場合のお願い~

ご使用の際には、作者名の【羊ノ執事】か本作品のリンクを入れて頂けたら嬉しく思います。

この作品をベースに内容の変更&性別変更など、OKです。

~最後に~

台本を読んで頂けると大変嬉しいです。その為、使用の際はTwitterにて、一言連絡頂けたら、喜んで聞きに行きます。
本編
コンコン【ドアをノックする音】

入って良いぞ

よく来たな、まぁ、そこに座ってくれ

なんだ?このプレゼントの山が気になるのか?

いつものやつだ、専属の騎士になって下さいませんか?って貴族女性達のお誘いのな

もちろん、受ける気は無いが…

モテモテですねと、言われてもなぁ

喜んで良いやら悲しんで良いやら…

君も知ってるだろう?

我が国で、女性にモテる者は強く、そして、顔に傷がある者が好まれる

逆に男性にモテる者は可愛らしく、そして傷一つない、か弱い者が好まれる

我が国を建国した英雄とその妻の容姿から、そういう傾向になったらしいが、私にとっては困った話だ

男には全くモテず、女性にばかり言い寄られるのだからな…

まぁ、別に男にモテたいなどと思ってるわけではないが

ふっ、見え透いた世辞はよせ

私を可愛いなんて言う男は君くらいだぞ

と、こんな話をする為に呼んだのではない

此度の山賊討伐任務の話だ、聞いたぞ、随分な活躍だったらしいじゃないか、敵の首領を討ち取ったのも、君だとか…

新人の頃、あまりにも弱過ぎて、私が付きっきりで訓練をしてやった、あの軟弱騎士と同一人物は思えないな

師匠としても、騎士団長としても、とても誇らしいよ

そこでだ、君に褒美を与える事にした、何か欲しい物はあるか?

新しい剣が欲しい?

良いだろう、一流の職人に最高級の剣を作るように依頼を出しておこう

それと、話はもう一つあってな、先日話した例の件だ、考えてくれたか?

なんだ、忘れてしまったのか?

私と結婚し、我が家に婿養子として入ってくれないか?って話だ

まだ考えさせて欲しい…か…

やはり、行方不明になった恋人が忘れられないのか?

私の方でも調査はさせているが、一向に手掛かりはない、辛いと思うが、諦めて次の恋に進むというのも一つの手だぞ?

それでも諦めきれない、か

ふむ、分かった、調査に割く人員をもう少し増やして、隣国の辺りまで探ってみよう

何か分かったら、私の方から連絡する

それでは、もう行って良いぞ

(少しの間を空けて)

コンコン【ドアをノックする音】

おっ、来たな、入って良いぞ

今日呼んだのは他でもない、君の恋人の件だ

良い知らせと悪い知らせがある

まず、良い知らせ、君の恋人が隣国で見つかった、しかも、元気に生きている

次に悪い知らせ、君の恋人は結婚しているそうだ、相手は隣国の貴族で、その貴族の第三夫人にとして、可愛がって貰ってるようだぞ

信じられない、か…

君がそう言うだろうと思って、その貴族宛に手紙を送ったよ、貴方の妻である、第三婦人にお伝えしたい事があります。とな

手紙の内容はこうだ、私の部下であり、君の恋人だった男は未だに君の事を愛して待っている、せめて、何も言わず、彼の前から消えた理由を説明してくれないか、とな

その返事の手紙がここにある、読むぞ

「騎士団長様

お手紙ありがとうございます、彼が未だに私の事を想っていてくれた事、とても嬉しく思います。

彼の目の前から突然消えた理由をご説明させていただきます。

私は彼の事を確かに愛していました、ですが、彼は騎士になってからというもの、訓練と任務に追われ、私に全然会いに来てはくれませんでした。

私の事なんて、もう覚えてないんじゃと、そう思ってしまうほど…

そんなある日、街を歩いてると、隣国から視察に来た貴族の方にお声を掛けていただきました。

美しい人よ、私の妻にならないか?と、その貴族の方はとても優しく情熱的でした。

当時、毎日を寂しい思いで過ごしてた私にとって、それは魅力的なお誘いでした。

そして、悩んだ末に貴族の方の妻になる事を決めたのです。

このような形で報告する事になり申し訳ありません。

ですが、私は今幸せです。

彼に伝えて下さい、私の事は忘れ、他に愛する人を探して欲しいと…」

と、手紙には書いてある

………ショックだよな

信じてた恋人からの裏切り、だが、相手が貴族、しかも、隣国の貴族となれば、尚更、文句を言う訳にもいくまい…

最初はな、恋人の件が整理出来たら、君には、私との結婚の話をすぐにでも考えて欲しいと思っていた

だが、このような事があっては、すぐ誰かと付き合うなど考えられないだろう?

だから、まずは忘れよう、君の元恋人の事を…

そうだ!今夜は一緒に酒でも飲まないか?

美味い肉料理と最高級の酒を出す店を知ってるんだ、もちろん、支払いは私が全部持とう

あぁ、いくらでも飲め、好きなだけ食え、そして、思う存分泣け、私が付き合ってやるよ

じゃあ、店の場所は後で伝えるから、君は帰って一旦休むと良い

今の気分では訓練など出来ないだろう?

それでは、また後でな

(少しの間を空けて)

ふふふ、良い飲みっぷりじゃないか、男らしくて惚れ惚れしてしまう(耳元で囁く)

ほれ、もっと飲め、料理もまだまだあるぞ

そうだ、それで良い、嫌な事は食べて飲んで、そして泣いて、忘れしまうに限る

おっ、この肉料理めちゃくちゃ美味いな、どうだ?君も一口…って、おい?寝てしまったのか?

しょうがない奴だなぁ、こんな無防備な寝顔を晒して、私以外の奴に見られたらどうするんだ

ふふふ、それにしても、こんなに上手く行くとはなぁ 

君に恋人が居ると知った時はどうしようかと思ったが、根回しのおかげで、全て上手くいった

そもそも、君の恋人が悪いんだぞ?

君の事を気に入ったから譲ってくれと丁寧にお願いしたのに、君の恋人と来たら、決して、首を縦に振らなかった

しょうがないから、隣国から、女好きの豚貴族が視察に来た時、街に美人の娘が居ますよと唆して、恋人を君から奪わせた

君は世間に疎いから知らないだろうが、貴族に求婚されて、断れる一般女性なんて居ないんだよ

本当に馬鹿な女だ、私のお願いを素直に聞いてくれてたら、もうちょっとマシな男を紹介してやっても良かったんだが…

まぁ、女好きの豚とはいえ、貴族は貴族だ、第三夫人で居る限り、食うに困る事は無いだろう

もしかしたら、私に感謝すらしてるかもしれないな

【グラスで氷が鳴る音】
※無くても大丈夫です。  

(少しの間を空けて)

お?どうした?起きたのか?

目に涙が溜まっているぞ、嫌な夢でも見たか?

元恋人が出てきた?

君を裏切った女など早く忘れてしまえ…

それに、君が求めてくれるなら、私はいつでも応える準備は出来ているぞ、結婚の事も、それ以外の事もな…

赤くなってしまって可愛いなぁ…

なんなら今求めてくれても良いんだぞ、私が欲しいと…(耳元で囁く)

ふふふ、口では否定してる割に、身体は正直じゃないか…

君のここ、こんなに熱くなっているじゃないか…

なぁ、この店二階は宿屋になっているんだ、酔い醒ましに少し休んで行かないか?

あ〜、もちろん、休むだけだ、だが、君がそれ以上の事をしたいって言うなら…

ふふふ、この先は言わなくても分かるだろう?

さぁ、行こうか(耳元で囁く)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
イケメン騎士団長の恐ろしい本性
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
羊ノ執事
ライター情報
 pixivにて、声の活動をされてる方向けにフリー台本を書いています。

 ジャンルは主にヤンデレ、他に、ツンデレ、甘々、ファンタジー…etc

 更新頻度は亀よりは早くうさぎよりは遅く程度です。
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