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ダークファンタジー
written by 朽木桜斎
  • ファンタジー
公開日2021年07月28日 17:00 更新日2021年07月28日 17:00
文字数
412文字(約 1分23秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
詩です。
人間は人間自体よりもむしろ、人間自身が作り出した概念を大切にするという皮肉を、比喩的に表現してみました。
本編
世界は一冊の小説だ
その小説はファンタジーだ
だから世界はファンタジーなんだ
みんなは読むのに大忙し
書いた人には目もくれない
人間よりも世界が大事
世界はダークファンタジー

僕は毎日学校へ行って
先生たちから世界を教わる
世界はファンタジーなのに
教科書なんて読みあきた
なんて退屈なファンタジー小説
あくびをしてたらしかられて
世界はダークファンタジー

パパは毎日会社へ行って
ルールにモラルにハラスメント
全部ファンタジーなのに
上司にしかられ部下には陰口
ファンタジーも楽じゃない
家に帰れば僕に当たって
世界はダークファンタジー

ママは毎日おつきあい
ご近所さんに町内会
ファンタジーの読書会
あなたのためだと小説読んで
ファンタジーの読み聞かせ
もううんざりだこの世界
世界はダークファンタジー

今日も今日とてファンタジー
世界は今日も変わらない
変えようとするのは不真面目な読者
先生もパパもママだって
口をそろえてファンタジー
息苦しいけど読まないと
世界はダークファンタジー
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ダークファンタジー
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
朽木桜斎
ライター情報
クチキ オウサイ
はじめまして、朽木桜斎(くちき おうさい)と申します。
ウェブ上で小説・詩歌・エッセイなどの創作活動を行っております。
自分の書いた文章を台本として使用していただければ幸いでございます。
よろしくお願いいたします。
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