いつも僕に絡んでくるギャル。ある日掃除を手伝ってもらった時．．．
ギャルが僕をからかってくる理由が．．．
ちょっと切ない感じの話です。もちろんハッピーエンドですけど

やっほーオタク君！今日も相変わらずさえないね～

そんなんじゃモテないよ～にしし～

じゃあたしもう行くから、おーいちょっと待ってよ～

（わざとらしく）え、よくあの子と話してる？ああからかってるだけだよ。あいついつも暗いじゃん

（少し間を開けて）

（扉を開ける音）やばいやばい、忘れ物した～

って、オタク君じゃん。放課後に何してんの？掃除？ほかの人は？

帰ったの？え～なにそれひどくない？あたし？忘れ物を取りに来たんだけど

う～ん。そうだ！あたし手伝うよ！大丈夫？なにそれ～遠慮しないでよ

2人でやったほうがすぐ終わるでしょ。えぇと道具は．．．

うわっ、いてて．．．転んじゃった．．．ってええっ！？

な、なんでオタク君が目の前に！？あたしが仰向けに倒れていてその目の前に君が．．．

ってまま、待って！だ、駄目だよオタク君！ここ教室だよ！そ、そういうことはもっとちゃんとしたところじゃないと．．．え？大丈夫かって？

あ、ああ！そういうことね。だ、大丈夫だよ。ありがと

は、恥ずかしい所を見せちゃったね．．．あんな一面もあるって？

そ、それは．．．

（ここから悲しげな感じ）
実はさ、昔はこんな感じじゃなかったんだ。もっと暗い性格で、そんな自分が嫌で変わろうと思っていろいろ始めてみたの

最初はスカートを短くしてみたり、化粧も頑張って．．．まあ高校デビューってやつだよ

それでね、偶然君が読んでる漫画が見えて、あたしも読んでるからいろいろ話したかったんだけど

友達にからかわれちゃうのが嫌だったの。からかいにいけば君と話せるからいつも絡んでいたんだ

ごめんね。嫌だったよね．．．本当は君と話したかったけど馬鹿にするようなことばっかりで

も、もう話しかけないから．．．ご、ごめん。もう帰るね．．．

な、なに？なにかあるの？えっ（抱きしめる）

ど、どうして．．．悪い気はしなかった？ははっなにそれ
（ここまで）

オタク君気持ち悪いよ．．．でも、ありがとね。正直に伝えたらすっきりしたよ

（少し間を開けて）

あ、あの！おはよう。誰って．．．あたしだよ

無理しないで昔に戻ろうと思って．．．変じゃない？

可愛い！？そ、そんなことないよ．．．でも嬉しいな。ありがと

あ、あとさこの後お昼一緒に食べたいな。私作ったの。いいの？やった！

ほら、見てよこれ。美味しそうでしょはいどうぞ。

美味しい？ならよかった。やっぱり私は今のほうが合ってるわ。あの頃もあの頃で楽しかったけど

あのさ、もし君でよかったら私と．．．そ、その．．．

つ、付き合ってほしいな．．．なんて。ハハハ柄じゃないよね

い、いいの？じゃ、じゃあこ、これからよろしくお願いします。

じ、実はギャルだった時もなんだけど1度も人と付き合ったことがなくて．．．

ギャルにはもうならないのかって？

も、もうならないよ。み、見たかったの？君が見たいならそのうちね

で、でも学校じゃもうやらないから私の家でとかじゃ駄目かな

それに君と漫画のこととかたくさん話せるし。

私のこと、嫌いにならなくてありがとうね。これからもよろしくね！

・台本（ゆるボイ！）
いつも絡んでくるギャルの本当の姿は．．．
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
joker