んあー！仕事終わったよー！お疲れして〜！ギュー！

はー…仕事終わりの君の香りは最高だぁ…

しばらくこのままでいさせて〜。

んー？今日はいつも以上に甘えるなって、そりゃ〜ね〜…

上司にこき使われまくったからさぁ…もー、しんどくってしんどくって…

えー、お風呂〜？入るのめんどくさ〜い…

服脱ぐのも体洗うのも面倒くさいし…このまま君の香りに包まれて寝たい…

う〜、それはやだ〜！頑張って入る〜！

ありがとう…じゃあ行ってくる…



上がった〜。髪乾かして〜！

んあー…気持ちいい。君、ドライヤー上手〜。

んー？……あは、バレた？

そう…匂いフェチの君に、あたしの匂い嗅いでほしくって甘えた…

うん、遠慮しなくていいよ？思う存分嗅いじゃって？

あはは！も〜、くすぐったいってば〜！

あはは……あー、やっぱりいいね、こういうの。カレカノって感じで。

いつもはしっかり者の君が、なんていうかこう、ジャレついてくる感じがすごく好き。

そうそう！ギャップ萌えみたいな感じ！

えー、あたし変かな？

好きな人に甘えられるのって、普通に良いと思わない？

あー、そっか…変態っぽく見られるかと思ってたんだ。なるほどね。

けどあたしは君の彼女だし…君のそういうとこも受け入れられるっていうか、普通に好きだよ。

それにね…こうして君に匂いを嗅いでもらってると、自分の存在が認められてるみたいですごく嬉しいんだ。

仕事の疲れとか上司にこき使われたこととか、どうでもよくなるくらい。

ううん！余計疲れるなんてことは絶対ない！そこは安心して！

だからこれからもあたしの匂い嗅いで？みたいな…

あはは。なんかこれだとあたしの方が変態みたいだね。

(お腹のなる音)

うがっ…もー、変なタイミングでお腹鳴らないでよ〜！

うん…ご飯食べる。めっちゃお腹減った…



んー……なんか眠くなってきた。まぶた重い…

うん、ベッドまで連れてってー…

んあ〜…お姫様抱っこ上手くなったね。

最初の頃はすごくへっぴり腰だったのに。

持ち方のコツ覚えた？なるほど〜…

にゃはは…もー、ホントに遠慮なく匂い嗅いでくるんだから…

ううん、嫌じゃない。カッコよさと可愛さを兼ね備えた理想の彼氏って感じで尊い…

ん、ありがと〜……えいっ！

(ベッドに引き摺り込む)

はい、捕まえた〜。君も一緒に寝よ〜。

いいのいいの。今日は君にくっついていたい気分だから。ギュ〜。

あたしもさ、君ほど匂いフェチってわけじゃないけど、君の匂いは好きだよ。いつまでも嗅いでられる。

うん。君専門の匂いフェチってところかな？

ねね、そういや覚えてる？君があたしに告白した時のセリフ。

嘘だー。その顔、絶対覚えてるって。

「君の匂いが好きだ！もしよかったら俺と付き合ってください！」だって。ふふふ…

告白のセリフが自分のフェチ全開で笑っちゃった。

ま、あの時はあたしも君にベタ惚れだったから、全然余裕で受け入れたけど。

っていうか、君が匂いフェチだってのは薄々勘付いてたし。

勢いで告ったけど、本当は拒否られるかもしれないって思ってたから怖かった？

ふふふ、フェチに理解があるいい彼女でしょ、あたし。

あ、けど匂い嗅ぐのはあたしだけにしておいてね？

他の人にはやっちゃダメだよ？

あたし以外の人には絶対やらない？よかった〜。

これでも結構嫉妬深いからさ。君のフェチは独占したいんだよね。他の人には譲りたくない。

うん…ありがと。それ聞いて安心した。

(あくび)

ん、もう寝る…おやすみなさい…



おはよ！もうすぐ朝食できるから待っててね〜♪

え？あたしがこんな早起きするの珍しい？

ふふーん。なんかね、目が覚めたら気分がめっちゃ良くって、君のために朝食とお弁当作ろうって思ったんだ！

さ、顔洗って着替えといで！その間に準備しとくから！



よし、忘れ物ないね？

うん。今日はあたし、午後勤だから時間に余裕はあるよ。

じゃ、お仕事いってらっしゃい！

お互い、今日も一日頑張ろ！

・台本（ゆるボイ！）
匂いフェチな俺を好きでいてくれる最高の彼女とずっと隣で過ごしたい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎