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ちょっと危険な妹の様子を見に行ったら
  • ブラコン
  • 添い寝
  • 変態
  • 甘々
公開日2021年11月05日 12:16 更新日2021年11月05日 12:16
文字数
2966文字(約 9分54秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妹 かなりのブラコン
視聴者役柄
兄 ブラコン妹はまんざらでもない
場所
あなたの家 妹の部屋
あらすじ
妹の部屋の前を通りかかったあなた。
すると妹の部屋の中から兄を呼ぶ声が聞こえて…。
本編
(ため息)初めて…初めてお兄さまのパジャマを…拝借してしまいました…。
これが彼シャツ…ならぬ兄パジャマ…。
(スンスン)はぁぁぁ…お兄さまの匂い…
安心する匂いのはずなのに…何故だかドキドキして…そして、嗅いでいるだけでお兄さまに包まれているような、そんな感覚になって…
お兄さまに、包まれて…はぁ…はぁはぁハァハァハァ…

はっ!
危ない危ない。あやうく自制心が崩壊する所でした。
こんなはしたない姿をお兄さまに見られるわけには行きませんからね。
よく我慢しました、私…。
こんなあぶないものさっさと脱いでしまいましょう。
ああでもまだもう少しだけお兄さまを堪能していたいという気持ちも…。
しかしここで脱いでしまっては次いつ拝借するチャンスが回ってくるかわからないですからね。
という事でもう少しだけ…。
(深呼吸2回)
あぁー、いい匂い…。
そういえばお兄さまのパジャマはやけに肌触りが良いですね。
私は普段着ないタイプの生地のようですが、一体何を使っているのでしょう。

へぇー。これがポリエステル素材のパジャマなのですね。確かに私が着たことのない着心地…
はっ!これはまさか妹に普段着ないような素材のパジャマを着て慣れてもらってゆくゆくはお兄さまと私のパジャマを交互に着回そうというお兄さまの差し金…。
きゃー!いけませんわお兄さま!いくら兄妹と言えどお互いのパジャマを着まわしてお互いの匂いと温もりと愛情とを交換しようなんてそんな…

はっ!
いけないいけない。また自我が彼方へと吹き飛んでしまう所でした。
やはり着ているだけでおかしくなってしまうようなパジャマはさっさと脱いでしまった方が良いのでしょうか…。
しかしただでさえお兄さまのパジャマを勝手に堪能しているというのにこんな乱れた姿を見られでもしたら…
いやいやいや、私にはこれを着たまま一晩過ごして明日朝早くに私の色々をつけてこっそりお兄さまの元へ返さなければならないのです。そう、これは使命なのです。
その為にもはやる気持ちをグッと抑えて心落ち着けて眠らなければ…。
はぁ…もう早いうちにお布団に入って寝てしまいましょう。
そうでなければまた発作が出てしまいそうです。
(布団に入る音)

………眠れません。やはりお兄さまのパジャマを着ているというイレギュラーが私の安眠を妨害しているのでしょうか…
ああ、お兄さまお兄さま。こんな事ならばいっその事お兄さまに抱かれて気絶したように眠ってしまいたい…。
あれ?今私はお兄さまのパジャマを着て寝ている。
普段このパジャマはお兄さまが着て寝ている。
でも今日は私がお兄さまのパジャマを着ていて私はパジャマを着ていてお兄さまがパジャマで私もパジャマで私がお兄さまで…

「つまり…私はお兄さま…ということに?」

(以下早口めに、興奮して)
はわ、はわわわわっ!私がお兄さまだなんて!
ハァハァ、お兄さまお兄さまお兄さま!大好きです愛していますお慕いしていますー!
将来を誓い合う仲でありたいです。
お兄さまにもっと触れていたいです抱きしめてもらいたいです!お兄さまとの触れ合いがもっとほしいですー!
(ノック音、セリフに被せるように)
コンコン…って、そうです!もっとコンコンって叩かれるのもいいです。お兄さまからのボディタッチはどんな形であれ愛情表現です!さぁ、もっと、もっと叩いてください!
(ノック音、セリフに被せるように、先程より強く)
ああっ!そう、そうです!もっと強く、もっと激しく叩いてください。私はどんなお兄さまでも受け入れます。だからもっとお兄さまをください!
え⁉︎入ってきてくださるのですか⁉︎
是非とも入ってきてください!
お兄さまに入って来てくださることが何よりの喜びであり快楽ですぅ!
私、お兄さまが入って来てくだされば最高に気持ちよくなれるんですぅ!
さぁ、早く!早く入って来てください!
(ドアが開く音)

ああっ!入ってきたー!お兄さまーーー!!!


………え?はいって、きた?お兄さまが…?

(テンパって)
あ、あはは。お兄さま。
おはこんばにちは、お兄さま。
今日は夜からいい天気で私は起きる前の昼食とお花摘みのためにこれから少し出かけて来ますね。
それではっ!
(逃げ出そうとするが、捕まる)
あっ!お兄さま、やめて、離してください!
こんなあられもない姿を見られてしまった状態でお兄さまと目を合わせてしまっては私、羞恥心で生きていられなくなってしまいます。
ですからどうか離してください!
わかりました。逃げません、逃げませんから!どうか!離してください!

はい…申し訳ありません…取り乱しました。
その…今回の一件は、です、ね。
お兄さまのパジャマがたまたま私の洗濯物に紛れ込んでいまして。
その、ほんの、ほんの出来心でお兄さまのパジャマを着てみたい、と思ってしまいまして。
ええ、いざ着てみたらこれがとても心地よく、ドキドキしてしまいまして、ね。
そのため、今のいままでお兄さまのパジャマを我を忘れるほどに堪能していた次第でありまして。
決して、決してお兄さまによこしまな感情を抱いていた訳では無いのです、はい。
ご理解いただけましたでしょうか…。

はい、なんでしょうか。
今日の事を忘れる代わりに1つ条件がある…。
はい、何なりとご申し付けください。
今日の失態を忘れて頂けるのであれば私何なりと致します。

え…俺と一緒に寝る…ですか。しかもパジャマは着たまま…。
その、寝る…と言うのは俗に言う添い寝…と言うものでしょうか。
そうですか。つまり私がこれから兄さまと一緒に寝て…寝て⁉︎ハァハァ…
あいたっ!酷いですお兄さま!
…はっ!また発作が出そうになっていました…すみません。
その、止めてくださってありがとうございます。
それでは、その…お布団、行きましょう?

(ここで終わっても可)
(場面転換、兄の布団のなか)

お兄さま、お兄さま。
その、こっちを向いて下さい。
(寝返りをうつ音、あれば)
ん…ぎゅー。
はぁー。お兄さまの匂い…。
さっきはお兄さまの匂いであんなに取り乱してしまったと言うのに今は何故か安心感だけが私を包んで下さる…。
その…お兄さまも抱きしめ返しては下さいませんか?
お兄さまのおっきな手に、私、包まれてみたいです。
…あっ。ふふふっ、ぎゅーっ。
お兄さまの身体、あったかい。
お兄さま、つかぬ事をお聞きしますが、
その…先程の独り言、一体いつから聞いていらしたのですか?
お兄さまのパジャマを拝借してしまった、ってあたりから?
それって全部聞いてたって事じゃないですか!
うう…恥ずかしい…。
あっ、顔見ないで下さい。
照れ隠しで強く抱きしめてるのに顔覗くなんて卑怯です。
ぎゅーっ、ぎゅぎゅーっ!
あっ、それともう一つ聞きたいことが。
お兄さまは何で一緒に寝ようなんて言い出したのでしょうか?
あんな変態ブラコンな妹が一緒に寝たらどうなるか試してみたかったから?
もう!お兄さまの意地悪!
いくら私と言えど、お兄さまと一緒に寝たくらいだったら布団に入るだけで顔真っ赤になって見つめられると自我を失って抱きしめられると気絶する…くらいしかしないはずです。多分。
…え?それでも十分ダメですか?
お兄さまへの愛ゆえ…ということにして下さい。
ふふっ、でも不思議ですね。
お兄さまと一緒に寝るって聞いた時は興奮して眠れるわけがないと思っていたのに、今では心地よさと安心感とでぐっすりと眠れ…(あくび)
(寝息)
(寝言で)
…うーん、お兄さま、だいしゅき、
おしたいしています、お兄さま…むにゃむにゃ
(寝息)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ちょっと危険な妹の様子を見に行ったら
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
えとのわーる(Stella)
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