あっ！　目が覚めましたか？

おはようございます。

えっここはどこで、私は誰かと

ここはどこかは窓を見たらわかると思いますよ

ほら、外は真っ暗で星がたくさん出ていますよ。

そうですよ、外は宇宙です！

もう、私の正体、わかりますよね(囁き声)

そう私はとある惑星から貴方を救いに来た、宇宙人です。

って言っても私から見ても貴方達地球人も宇宙人なんですけど…(苦笑いのように読んでください)

はぁ？

今すぐに地球に返してほしいと…

ダメです。(キッパリとした感じで)

だって、貴方を助けに来たのですよ。

えっ？

全く意味がわからないですか？

だって、貴方、さっき、海に飛び込もうとしてたじゃないですか！

私、知ってるんですよ、貴方が小さい頃から、ずっと見て来ましたから(囁き声)

小さい頃は両親から暴力を振るわれ、食事は食パン1枚、酷いときには何も無し、そしてそれが今も続いていて

小学中学生の時は、虐められて、誰にも頼れずにいて、

そして今、高校に通っているけど、いじめっ子にある事ない事を噂で流されて、孤立している。

もう私、見てるだけで、胸が苦しくなって、

地球にこの宇宙船で海に飛び込もうとしている貴方を攫ってしまいました。

あっ！ダメです。

外に出ようとしちゃ！

(抱きしめる音)

もう外に出たら、空気が無くて死んじゃうんですよ！

ほら、泣いてもいいんですよ。

私の胸の中で、ふふっ、辛かったですよね。

(心音)

でも、もう大丈夫ですよ。

私の住む、惑星でこれから、一生一緒に過ごすのですから。

あれ、瞼がとろけてますよ。

泣き疲れてしまいましたか？

私の膝で寝ちゃていいですよ。

ふふっ、可愛い寝顔、よっぽど安心したのですね

次に起きた時は辛いことはなにもない、楽園が待ってますよ。

これから、よろしくお願いしますね。貴方

(キス音)

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレな異星人に攫われたけど逆に幸せになった話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
猫のルジャー