いつも仲良くしているあの高身長な王子様系女子は……ヤンデレ吸血鬼でした

ねぇ

ちょっと、良いかな？

あぁ、折り入って話があってさ

ちょっと来てくれる？

//少し歩き

ごめんね？　急に呼び出しちゃって

でも、来てくれてありがと

……ふふ、なんだかこうして二人きりで喋るのもなんだか珍しいよね

いつもは誰か友達がいてさ、ゆっくり話もできなかったし

あぁいや、友達が嫌とかそう言うことを言ってるんじゃないんだよ

なんというか……そう、君といつも喋ってる女子がいるなぁって言うのは知ってるんだけど

あぁ、別にそのことについて問いただそうとか思ってるわけじゃないよ？

今日は別のお話があってきたんだ

君は吸血鬼って知っているかい？

……あぁ、そうそう、大体そんな感じだね

人の血を吸って生きる怪物……ふふ、怪物、ね……

それは、僕なんだ

ほら、あんまり口の中を見せたことはなかったけど……この異様に長い犬歯、わかるだろ？

信じてもらえたかな？

ん？　体育の時間？

あぁ、あれは特別な日焼け止めクリームみたいなのを塗るから平気なんだよ

まぁ、僕みたいな高身長な女子は皆にも重宝されるしね、抜けるわけにはいかないんだ

だから大丈夫

……ふふ、でも君は変な事を心配するんだね

でも、なんだか優しくて、好きだ

……やっぱり君を選んで正解かも

そこで、もう一つ話があるんだけど……

僕の彼氏になってくれないかな

そう、これは告白だよ

君は優しくて、僕にとっては天使のようだ

僕とは全然違う存在……だけど心が惹かれてしまうのは、やっぱり運命だと思うんだ

だから……どう、かな？

そして、彼氏になったら、少し、血を分けて欲しいとも思ってる

勿論、その分、彼女として目一杯奉仕するつもりだよ

//甘く無声囁き
君のして欲しいこと……できる限り一杯してあげる

僕の体は頑丈だし、少し手荒に扱っても問題は無い

さぁ……僕の手を、取ってくれるかい？

……ごめん？

はは……なんで？

実は彼女がいる……？

彼女……あぁ、あぁ……！

そうか、やっとわかったよ

彼女って、よく喋っているあの子だね？

やたらと近いから、僕と同じくアプローチをかけているのかと思ったけど……

そう、か……もう結ばれていたのか……

ふふ、ふ、ふふふ……

そっか……

でも、この話を知っているのは、僕の家族だけなんだよ

……最初から君も、僕の家族になってもらうつもりでこの話をしたんだ

だから、悪いけど……

//押し倒し

ふふ、ふふふ……

か弱いねぇ……♡　そういうところも好きだ

どうかな、女の子に押し倒されちゃう気分は？

んふふ、僕は大好きな人を押し倒せて、さいっこうに幸せだよ

//低音無声囁き
だけど、拒絶されたのは気分が悪いな

だから仕方ない……君のことはお持ち帰りして、ゆっくりと僕に染めてあげよう♪

僕の屋敷で、ずっとずーっと、

僕の食料として、僕の血として、僕の人形として、僕の最高の友人として、僕の彼氏として、僕の抱き枕として、僕の家族として！

//甘く無声囁き
僕の、お婿さんとして、ずっと暮らしてもらうね♡

なぁに、心配はいらない

僕の家は特殊な収入があるんだ……永遠に心配はいらないよ

そもそも、高校に入った理由もお婿さん探しの為だしね

何度も何度も卒業しては入学を繰り返したさ……気の遠くなるほど

けれど、

//甘く無声囁き
やっと見つけた……僕の、運命のお婿さん♡

なのに、君は僕の誘いを断るんだね……

//低音無声囁き
たかが彼女がいたくらいで逃がすわけがないだろう？

ふふ……おっと、長話が過ぎたようだ

僕も、実はもう我慢が効かなくなってきていてね

//無声囁き
君をこうして見下ろしているだけで、吸血衝動が疼いて疼いて仕方がないんだよぉ……♡

僕の口が君を欲しがっている、僕のお腹が君のを求めている……♡

君もすぐ、僕の口付けを求めるようになる……

//甘く無声囁き
もっと、もっとしてください♡　って、いやらしくおねだりするようになるよ……♡

ふふ、ふふふふふっ♡

それじゃあ……早速、契りを交わそうか♡

//甘く無声囁き
すぐ気持ち良くなれるからね♡

//耳元で吸血
はぁむっ、んっんっんっ、ちゅるるるるるぅぅぅっ♡　んっ、んむぅっ♡　ちゅうぅぅぅっ、ん、んちゅぅぅ、じゅるぅっ、じゅる、はぁむっ、ん、んちゅうぅぅぅっ♡

//無声囁き
良いよ、凄く良い、予想通りだ……君の血は僕の喉に絡みついて、まるで僕にご奉仕しているかのよう……

んちゅっ、ちゅ、ちゅぅぅぅっ、ちゅるるるぅぅっ♡

ふふ、君はそういう体質なんだよ……僕のモノになるっていうね♡

んっんむぅぅぅぅっ、じゅるっ、じゅるるるるるぅぅぅっ♡

//色っぽく
はぁっ、はぁっ、はぁっ……♡

これ以上は、初めてだから止めておいてあげる

あぁ、もう腰に力が入らないのかい？

ふふ、可愛いなぁ……♡

それじゃあ、このままお持ち帰りしてあげる

//甘く無声囁き
これから、ずーーっと一緒に暮らそうね……僕の、フィアンセ♡

・台本（ゆるボイ！）
高身長ヤンデレ王子様系吸血鬼に覆いかぶさられて低音イケボ吸血から逃げられない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
空上新奇