とある村の依頼を受けた主人公達。
その村の娘に勇者が告白されるのを聞いてしまった顔の良い女僧侶はその夜、勇者の部屋に忍びこみ……

()←情景描写
『』←心の声
はははっ、そんなに私に寄られたってなにも出ないよ。
『困った…ちょっと身動きとれないなかも…。』　
あ、あれは。
おーい！勇者様！ごめんね皆、勇者様が帰ってきたみたいだから私もそろそろいかなきゃ。
うん、応援してくれてありがとう。またね。

はぁ…助かったよ。勇者様。
『相変わらずモテモテですね』って。
うーん…モテすぎても良いことはあんまりないよ？
あんまり人集りができちゃうと周りにも迷惑がかかっちゃうしね。
…あとさ……前に約束したよね？敬語はやめようって。
私はできれば勇者様と対等な関係でいたいんだ。そして君もそれに同意してくれた。
それなら、そんな堅い敬語で話すのは変だろう？
うん、それでいい。
『でも、様はつけるんだね？』ってそれは…まぁ…練習…だから…。
い…いや、なんでもないんだ。それよりもほら、集会所に行って今日の依頼を見に行こうよ。
ここ最近魔物の被害が増えてるみたいだから、依頼は沢山あるらしくてね。多分そんなに早く依頼が無くなる事はないだろうから、ゆっくり行こう。
ん？…ほら手、繋いで行かないの？
ふふふっ…冗談だよ。顔真っ赤になってる。

(集会所)
うん、やっぱり依頼はまだまだ残ってるね。
さて勇者様、どれにしようか。
この中でめぼしいものだと…あ、これだね。
『国の西側の村で魔獣の発生。即時対応求む』
推奨人数は二人、うん丁度いいね。
私はこれをおすすめするかな。
勇者様も賛成かい？ふふっ決まりだねそれじゃ、受付に行こうか。

(村)
…これで最後…！
ふぅ…これで、ここら一帯の魔獣は狩り尽くせたかな。ほら、怪我してない？
ふむ…軽いけど少し怪我があるね。
回復魔法かけるよ。
……はい、これで平気。うん、私には加護があるから、大丈夫だよ。
それじゃ、村に戻ろうか。

はい、これでしばらくの間はこの村に魔獣はやって来ません。
はい、それではって……。
…あれ…勇者様、どこに行ったんだろう。
ごめんね皆、勇者様どこかで見かけなかったかい？
「小麦畑の方にいた」…ね。うん、教えてくれてありがとう。それじゃ、私は勇者様のところにいかなくちゃ。うん、またね皆。

おーい、勇者様ー。私をおいてどこへ…あっ…勇者様……と…女の子…？何…話してるんだろう…。
(村の女の子からのお礼)
あの子……お礼をしてるのか……。
えっ…ちょっとまってくれ……交際……？
そんな突然……彼が…そんな話を了承するわけがない…！
彼は……は？「よろしければ」…だと…？
ふふっ……ふふふっ…あーあ、そういうことするんだ。
はははっ…これは……彼にお仕置きしないとな…。

(宿、勇者の部屋)
……ん…あぁ、起きたのかい？勇者様。
「何してるの」って……。
(囁き)君を襲いに来たのさ。
ふふ…動けないでしょ？教会の加護で…力を強くしてもらったんだ。
君は酷い人だよ…全く…。
こんなに私のアプローチを受けておきながら、あんな辺境の村娘に簡単に落ちちゃうなんてさ。
「見てたの？」か。うん、見てなかったらこんなことしてないよ。
まぁ…そんなことどうでも良くてさ。
ねぇ、勇者様。
(耳に息を吹きかける)
(囁き)ふふっ…ビクってした…。お耳…弱いんだ。
「やめて」って……そんな蕩けたお顔で言われても…説得力ないよ。
(耳に息を吹きかける)
ふふっ…かわいい…。
…勇者様…。こんなこと…あの子はやってくれないんだよ…？
勇者様に乗っかって…拘束して……いじめてあげられるのは……私しかいないんだよ？
だから…ほら……私の物になれ…。
…あははっ…もう完全に落ちちゃった…。
それじゃ……今夜は長い夜になりそうだね…？
旦那様…。

・台本（ゆるボイ！）
【フリー台本】イケメン女僧侶が貴方の寝込みを襲って…
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
licorice