ヤンデレイケメン女子は、あなたを救いたいから監禁するんです

あなたがわかってくれた時……きっとどっぷりとハマっちゃいますよ♡

んふふ、やぁ

あーあ、相変わらず暴れてくれちゃって……

家具も滅茶苦茶、まるで不良が荒らしたようになってるじゃないか

君のことは監禁して正解だよ

頭は冷えたかな？

おっと、僕にその手は効かないよ

全く……まだ元気なんだ？

//低音有声囁き
なら、夜はもっとじぃぃっくりイチャイチャ、出来そうだね？

あはは、いきなり怯えるなよ

//甘く無声囁き
興奮するじゃないか、今すぐヤっても良いんだぜ？

あはは、身構えちゃって……まるで女の子じゃないか

そのうち癖になって、君の方からおねだりするようになるのを楽しみにしてるよ

あぁ、そうそう

こんなに暴れたんだ、お腹も空いたよね？

ふふ、僕の手料理は食べたくないかい？

さっきはお腹が鳴ってたような気もするけど……

あはは、勿論、そこのカメラとマイクで全部筒抜けさ

ほら、入っているのは僕の愛情だけだからさ、遠慮なく食べなよ

おぉ、がっつくじゃないか、やっぱりお腹空いてたんだね

よぉしよぉし、いっぱいお食べ

//甘く無声囁き
夜もこれくらいがっついてくれると嬉しいんだけどなぁ

ん？　なにかな

……家に帰してくれたら許してやる？

ふふ、ふふふふふ……

おっと、すまない

君があまりにも面白い冗談を言うからさ

//無声囁き
ねぇ、それって、本当に君が望んでることなの？

当たり前だろって、少しは考えてみたらどうなのかな

君の言うお家って、そもそもなに？

ただ単に帰って寝るだけの場所？

僕はね、そんなのは家とは呼ばないと思うんだ

そうだって君は言うけど、本当はそう思ってないんじゃない？

もっと正確に言うなら……宿泊施設、雨風凌げる場所じゃない？

ふふ、図星でしょ

そこで君はどんな暮らしを……おっと、暮らしなんて呼べないね

僕はそこから、君を救い出したいんだ

君があんな場所で生活しているなんて耐えられない……君にはもっと幸せになって欲しい

なぜって……ふふ、何て言ったら良いのかな

僕は、恋に落ちたからだよ

灰色の人生、後何十年も続くこの生活……耐えられなくなって、自分の手で辞めようと思った

けれど、君に救われた……んふふふ、君は自覚がないみたいだね

まぁ、大分前のことだからそうかもしれないね

でも、やった方より、やられた方がよく覚えているものさ

だから……君を救うために、無理矢理だけど連れてきたって訳さ

ここには敵もいないし、邪魔者も一切いない……君と僕だけ

君のことが大好きでたまらない僕と、僕に愛されて幸せな君しかいないんだ

ご飯だって美味しくて栄養バランスも整えてるし、この部屋から出られないこと以外の不自由はないはずだよ……君が壊しちゃったけど

ま、君に納得してもらうための代金としては十分安いと思うけどね

それに、毎晩僕と温めた、柔らかいベッドで安らかに、なにも怯えずに眠りにつける……最高だと思わないかい？

ね、よぉく考えて……？

君が逃げ出したいなんておかしなことを言うから押さえつけてるけど、君が受け入れてくれれば、話は単純なんだ

//甘く無声囁き
僕は、君を愛したいんだよ

さぁ、抱きしめてあげる……僕の体温を感じてよ

ぎゅうううううう……♡

//甘く無声囁き
君が帰らなくても心配する人がいない場所と、愛してくれる人がいるここ、どっちが君にとってのお家かな？

あは♪　やっと言ってくれたね♪

大好きだよ……一生離さないけど、一生幸せにしてあげる

そうだよ、ここが君のお家、君がいるべき場所……ふふ、最高にどろどろにしてあげる

//甘く無声囁き
大好きだよ♡

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレイケメン彼女の家が僕の家になった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
空上新奇