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愛すべき堕天使の彼女を助けたら、ちょっぴりヤンデレチックなお嫁さんになった
written by 松平蒼太郎
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公開日2022年10月02日 13:31 更新日2022年10月02日 13:31
文字数
1884文字(約 6分17秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
堕天使
視聴者役柄
人間
場所
某所
あらすじ
人間の男に恋をし、堕天した罪で処刑されそうになった元天使を助け出した貴方は彼女を背負って、そのまま逃亡する。

自分を置いていくように説得する彼女に対し、逆に貴方はいかに自分が彼女を愛しているかということを、これでもかというくらい言って聞かせる。それを聞いた彼女はついに貴方に心を開くことになり…?
本編
ねぇ…いい加減降ろしてよ…

こんなことしたって君に何の得もないでしょ…

当たり前じゃない…手負いの堕天使助けたところで、君に得られるものなんて何もないでしょ?

むしろ、天使の軍勢から追われてるし…状況最悪じゃない。だから…

…バカ。そういうこと平気で言っちゃってさぁ…

そんなこと言われたら…ますます君から離れられなくなるじゃん…

(おんぶされてる状態で後ろから強く抱きつく)

君に頼りっぱなしで悪いと思ってるし、これからどうすればいいか分かんないよ…

…ッ、バカ…!やっぱ君、バカだ…!

あたし、依存するよ?冗談抜きで君無しじゃ生きられなくなるよ?

そう…もっと依存してほしいんだ…変なの。

ねぇ、一旦休憩しよ?いい加減、歩き疲れたでしょ?

(背中から降ろされる)

ん…お疲れ様。ここまで運んでくれてありがとね。

あのさ…なんで神や天使を敵に回したの?

君が好きだったのは、天使だった頃のあたしなんじゃ…

へ、へー…そっか、そうなんだ…

べ、別に笑ってないもん…ふふ♪

もー!ちょっとニヤついちゃったじゃん!君のせいだよ!バカバカ!

ふふ、ははは…あはははは…

ホント君ってバカだよね…ふふふ…

だって…普通しないよ?大勢を敵に回しながら、女一人連れて逃げるなんて…

そういうのって、おとぎ話の主人公だけが「世界を敵に回してでも君のことを〜」って言うもんだよ?

へっ?な、なに…?

う、うん…うん…それはそうだけど…

ごめん…今目の前にいる君のこと、ちゃんと見てなかった。

そうだよね…おとぎ話の主人公じゃなくて、君は君だよね。現実にいる君でしかない。

分かった…信じるよ、君のこと。

わたしね、君に処刑台から連れ出してもらった時、現実感が全然湧かなかったんだ。

だけど…嬉しかった。君がわたしを想って行動してくれたから。

うん…現実感は湧かなかったけど、それだけは分かった。

そんな君に今さら損とか得とか言っても意味ないよね。だから…わたしを助けて。お願い。

(キスされる)

…これが君の答え?もう後戻りはできないよ?

そっか…堕天使と契約するんだね。楽には死ねないけどいい?

あはは…くどかった?ごめん。

大丈夫…待ってて。すぐ回復する。

(翼を広げる)

ありがとう。君のおかげで本当の意味で堕天できた。

ほら、翼も完璧に漆黒に染まった。

うん。人間の男の人と正式に契約を結んじゃったからね。

ふふ…そう?カッコいい?ありがと。

そうだね。このまま逃げよう…と、言いたいところだけど、ちょっとだけ遊んできていい?

うん。君を傷つけた天使どもを何体か堕としてくる。

許せないよね?いくらあたしを庇って逃げたとはいえ、人間の君を容赦なく攻撃するなんて…

大丈夫だよ。全部堕とそうと思ってるわけじゃないし。ていうか、そんなの無理だし。

とりあえず…あそこの先鋒隊だけ全滅させてくる。君はそこに隠れてて。


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お待たせ。ちょっと時間かかっちゃってごめんね?

えへへ、そうかな?あたし、そんなに凄かった?

ありがとう。君のためならあたし、いくらでも罪を犯せるよ。神だって殺していい。

そう?君がやめてほしいって言うなら、やめるけど。

とりあえず応援部隊が来る前に逃げよっか。あたしに掴まって。安全なところまで飛ぶから。


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おはよ、ダーリン♡ いい夢見れた?あたしが隣で寝てたんだから見れたよね?

え?そうなんだ…昔の夢かぁ。懐かしいね。

あたしを処刑台から掻っ攫って…おんぶして逃げてくれて…それからあたしと正式な契約を結んでくれて…

そうそう♪ ダーリンのおかげで真の堕天使になれたんだよね。ダーリンのこと、信じてよかった♪

はい、ダーリン♡ いつもの、シて? んー…

(キスされる)

ふふふっ♪ ダーリンったら、朝から激しいんだからぁ…

でもそういうダーリンも大好きだよ♡ お返しにあたしからも…

(ディープキス)

ダーリンの唾液、いっぱいもらっちゃった♡

ね…このままもっとイチャイチャ…

(部下乱入)

……何?今あたし、見ての通り忙しいんだけど?

うん。仕事よりダーリンとイチャイチャすることの方が大事?他に質問は?

ない?じゃあ早く出てって。邪魔だから。

(ため息)

ごめんね、ダーリン…うるさい部下が無遠慮に…今度きつくお灸すえとくから。

う……ダーリンがそういうなら、お仕事行くね…

(キスされる)

ダ、ダーリン…!もう、いきなりそんなことされたら照れるじゃん!バカァ♡

(ディープキス)

あたし、お仕事頑張るね…ダーリンのために。

もっと天使を堕天させて…ダーリンを付け狙うクズを一人でも多く減らすから。

うん、任せて。今のあたしは最強の堕天使、ルシファーだから。

先代ルシファーに認められて、この名を受け継いだ今のあたしに敵はいないよ。

すぐ仕事終わらせて帰ってくるから…そしたらまたイチャイチャしよ?ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
愛すべき堕天使の彼女を助けたら、ちょっぴりヤンデレチックなお嫁さんになった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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