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肝試しではぐれた少年が神隠しにあってしまう話
written by 闇兎チニソム
  • ホラー
  • ファンタジー
  • 洗脳
  • おにショタ
  • ショタ
  • 人外 / モンスター
公開日2022年11月08日 23:48 更新日2022年11月08日 23:48
文字数
1142文字(約 3分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
森で迷った少年
視聴者役柄
森に住む鬼
場所
神社の裏の森
あらすじ
肝試しで怯えるあまり走り出してしまった少年が、迷い込んだ森の中でお兄さん(リスナー)と出会うが……?
本編
あ、あの〜……すみません……ちょっといいですか?((緊張しつつ)

は……あぁ……よかったか〜……人いたぁ……(力が抜ける)

あっ、すいませんいきなり!えっと実は……僕、この森で迷子になっちゃって……

そうなんです、林間学校で東京から来てて……今は近くの神社で肝試ししてたんですけど……

事前に聞かされてた怪談が怖くて……そのせいで葉っぱの音にビビって走り出したらいつの間にやらこんなところに……あははは(情けない気持ち)

それで……地元の人ですよね?もしよかったら……森の外まで案内してもらえませんか!

どこをどー行っても神社に戻れなくてぇ〜〜お願いしますぅ〜〜(半泣きで)

(一呼吸)いいんですか?ありがとうございます〜〜〜!

これで一安心ですね!えへへ

あ、はいっ、ついてきます!

(歩きながら)

ん?あ、はい、そうなんですよ……僕めっちゃ臆病で……

怖くなるとすぐ暴走しちゃうんですよね……

え?聞かされた会談の内容ですか?

えーっと、正直あんまり思い出したくないんですけど……まぁ、お兄さんもついてるし大丈夫かなぁ

えっと、教えてくれたのはここら辺に住んでるおじいさんなんですけどね?

僕たちが肝試しに行った神社、出るらしいんですよ(声をひそめて)

なんか、境内のどこかに子どもが大好物の鬼が住んでいて……時々神隠しを起こすんですって……

それで!攫われた子どもはバリバリ頭から食べられちゃうって!(わざとらしく脅かすような口調で)めっちゃ怖くないですか!?

あ〜〜!笑ってる〜!

酷いですよ……僕本気で怖かったのに……

うう〜……どーせ僕はビビリですよ……子どもっぽいですよ……

え?違う?

バカにして笑ったんじゃないんですか?

……内容が間違ってるから?(訝しげに)

な、なんですかそれ?ほんとはどんな話なんですか……?(興味と怯えが混じった感じ。まだ興味の方が強い)

鬼が住んでいるのは……神社の裏の森の方……?

そ、それって……ここじゃないですか!?

な、なんでそんな怖いこと教えるんですか〜〜(半泣き)

や、やだぁっ、お終いだ〜〜っ!ぼくもお兄さんも鬼に食べられちゃうんだぁ〜〜っ(情けなく)

え?食べられない?(鼻水を啜りながら)

鬼が子どもを攫うのは……食べるためじゃ…ない……?

そ……そうなんだ……じゃ、じゃぁ何のために……

あ……あの?な……なんか言ってくださいよ……

え……と、お兄さん?なんかさっきから、息荒くないですか?

ひっ

へ……?お兄さんの目……光った?

ちょ、あの、肩……なんで掴んで……

い、いや、鬼の本当の目的は……、やっぱり、もう良いっていうか……

は……離して……

え……鬼が子どもを攫うのは……お嫁さんに……するため……?

お兄さん……何言って

僕が好みって……あの……じょ……じょうだ……んですよね

ひぃ!顔……掴まないで……!

お兄さんの目……見ろって……や……やだっ……ひぃっ

……あ……ああ……(徐々に虚になっていく感じで)

は……はい……わかりました……

ぼくは……あなたの……お嫁さんになります……

みんなのところには……戻りません……

はい……僕を……連れていってください……

誓いの……口づけをいたします……

ん……んちゅ

一生かけてお仕えいたしますので……どうか……お好きなように扱ってください……旦那様……♡
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
肝試しではぐれた少年が神隠しにあってしまう話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
闇兎チニソム
ライター情報
BLとボクっ娘系が好きです。よろしくお願いします。
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