寂しくなっちゃうとリスカしてしまう彼女。そんな彼女の血と傷を舐めて治療する僕。(吸血鬼の唾液には傷を治す効果がある)
傷をつければ心配して優しく舐めてくれる…悪い事だとはわかっているのに身体がそう覚えてしまっている…

あ、おかえり。
待ってたよ。

”また血の匂いがする”？
うん。また切っちゃった。手首。

だって…寂しかったから…

ねぇ…はやく舐めて…ほしい…
君の唾液で…傷を治して…？

”この前言ったこと覚えてる？”って…
…………うん。
傷を治すのはこれで最後…これ以上自分を傷つけないでほしい…
そう…言われた…

で、でも…仕方がないの…
毎回、君が心配して優しく傷を舐めてくれて…
わたしのこと、ほんとに愛してくれてるんだって思えて…
寂しくなってそれを思い出したら、手が勝手にナイフを探しちゃうの…

ねぇ…おねがい…
舐めてよ…
痛いよ…

ほ、ほら、見て？
まだわたしの血、滴ってる。
今日のはかなり深かったから、いっぱいでちゃった。
ほら、はやくしないともったいないよ…？


あ…目の色が変わったね…。
いいんだよ。我慢なんかしなくて。

君が傷ついてる人を放っておけない優しい人だってことも、
血の衝動にはどうしても逆らえない吸血鬼だってことも知ってる…

もう限界なんでしょう…？

はい、どーぞ。(囁き声)


…んっ…いっ…！
だ、だいじょうぶ…ちょっと染みただけ…
そのまま、続けて…？

フーーッ…フーーッ…！(痛みをこらえるような荒い息、回数自由)

フーッ…フーー…(だんだん落ち着いてくる、回数自由)

はぁ…はぁ…はぁ…


すごい…あんなに深かったのにちゃんとふさがってる…
ありがとね…
うん。君の愛がいっぱい感じられた…

でも…君はまだ満足できてないみたいだね…
わたしの血で、完全にスイッチ入っちゃってる…

うん…吸っていいよ…
約束破っちゃった悪い子に…おしおき…して…？

(首元に噛みつかれる)
…んぎっ…！
ご、ごめん…力抜かないと吸えないよね…
フーッ…！フーッ…！(荒い息)
いいよ…痛くしてもいいから…もっと牙を突き立てて…

あっ…んっ…
君の喉…すごい動いてる…
わたしのが…いっぱい…(恍惚とした感じで)

ん…もういいの…？
あっ…ちょっと待って。
この噛み跡は治さないでほしい…

痛い…けど…これでいい…。
この痛みはわたしへの罰、そして、君の所有物である証…
だからこのままでいい…

ごめんね…君はほんとは痛くするの嫌なんだよね…
わたしが無理矢理君の本能を刺激したから、耐えられなくなっちゃったんだよね…

君が気に病むことはないよ…悪いのはわたし…
君がわたしにどんなことをしようと…
それは全部わたしのせい…


ほら…目の前にまだ悪い子がいるよ？
おしおき…しなくていいの…？

・台本（ゆるボイ！）
吸血鬼の僕とメンヘラ自傷癖彼女との共依存
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ろべ