仕事で疲れてボロボロになって帰宅した彼氏。
フラフラのまま玄関に辿り着くと、彼女がやってきて出迎えてくれます。

【玄関】
おかえり……ってフラフラじゃない！
最近毎日そんな状態で帰ってきて……大丈夫なの？　
あ！　あーもう、危ないから。ほら、肩貸してあげるから、靴脱いで。

はぁ～、それじゃあどうする？　ごはんにする？　お風呂にする？　
そ・れ・と・も――なんて冗談言ってられないか。
ベッド行って、とりあえずゆっくり休も？

【寝室・ベッド】
ん……よいしょっと。
ほら、夜も冷えてきたんだからしっかりお布団被って。
そんなに疲れてたらちょっとしたことで風邪引いちゃうんだから、気を付けないとね。
私の事はいーから。気にせず目、つぶって。

眠れないの？
疲れすぎて逆に緊張しちゃった？

そっか。しょうがない。
じゃあ、寝かしつけてあげるからリラックスして？

もう、恥ずかしがんないでいいから、そのままダラーってしなよ。

はい、じゃあ深呼吸しよっか。
深呼吸すれば少しは体も落ち着くから。

吸ってー……ちょっと止めて……吐いてー。
うん、上手。そのまま、吸ってー……吐いてー……繰り返してね。

……毎日、ほんとにお疲れ様。
気を張って、無理して、我慢して……大変だよね。
でもね。……苦しくなったら甘えてもいーんだよ？

嫌なことがあったら私に愚痴ってもいいの。
気持ちが落ち込んだら一緒に楽しいことしてあげる。
身体の疲れだって癒してあげる。
知ってるでしょ？　私マッサージ上手なんだから。

不安になったら……うーんと肯定してあげる。
好き。
好きだよ？
大好き。
君の事を愛してる。
ずっとそばにいて。
一緒にいよ？
好き。
好ーき。
ふふ、す・き。
こんな風に君に気持ちを伝えるから。
……くす。耳、真っ赤にしちゃって可愛い。

そうだ、知ってる？
人間って一定のリズムを聞いてると、だんだん頭がぼーっとして眠くなるんだよ。
君が眠るまで囁いててあげるから、お休みしよっか。ふふっ。

《※一定のテンポで繰り返す》
好ーき。
好ーき。
好ーき。
《※好きなタイミングで繰り返し終了》

あ、寝息。
ふぅ……まったく。手のかかる彼氏君だこと。
頑張りすぎだよ。

お休み。大好きだよ。

・台本（ゆるボイ！）
同居彼女に囁かれながら寝かしつけられるお話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
はやほし