ある日、貴方は学生時代の先輩で、現在付き合ってる彼女に突然自宅に呼び出された。訪ねるといきなり彼女はスタンガンを押し当ててきて…？

ごめんね、後輩くん。忙しいところ、わざわざ来てもらって。

あー、うん。まぁ大した用事じゃないんだけど…

(スタンガン)

後輩くん…なんで今、スタンガン当てられたかわかる？

へー、わからない？じゃあ教えてあげるけど…後輩くん、ついこないだ、知らない女と仲睦まじげに話してたよね？あれ、誰？

ただの知り合い？なーんかそーいうふうには見えなかったけどね、あたし的には。

え？ダメに決まってるよ。後輩くんはあたしだけのモノなんだよ？他の女と話すなんて論外だよね？

まさか後輩くん、自分の彼女の顔も忘れちゃった？そんなわけないよね？たかが数日会わなかっただけなのに。

ふーん…まだ言い訳する気？とりあえず携帯貸して？

いいから貸して。わたしに逆らうつもり？

えーと…これは削除、あ、これも削除、と…

え？そんなの決まってるじゃん。女の連絡先片っ端から消してるんだよ。

だって要らないでしょ？あたし以外の女の連絡先なんて。

ダメだよ、後輩くん。仕事なら仕事用の携帯で十分じゃない。

プライベートの携帯で女の連絡先が必要ってことは…つまりはそういうことだよね？

あははっ！なにが「勘弁してください」なの？

何をどう勘弁すればいいのか、教えてほしいな。

後輩くん、言ったよね？あたしと結婚を前提にお付き合いするって…

だったら他の女と話すなんて論外。ていうか、本来は視界に入れることも許されないよね。

…その様子だと、やっぱり監禁コースかな。全然反省してなさそうだし。

後輩くん…頭、動かさないでね？上手く殴れないから。

(頭部殴打)





後輩くん…目覚めの気分はどう？

言ったじゃん、これからは監禁コースだって。縛り付けるなんて当たり前だよね？

仕事？どーでもいいよ、そんなの…と、言いたいとこだけど、警察の厄介になるのは面倒だし、出社だけは許してあげる。

あたしも鬼じゃないし…最低限、仕事内で女と連絡を取ることは許すよ。

ただし…ちょっとでもプライベートの話をしたら、その日じゅうに即お仕置きだから。

GPSに盗聴器…どういうことか、もう分かるよね？

後輩くんはあたしから逃れられないんだよ…

ちょっとでも妙な真似したら…やっぱりお仕置きだね。

あ、どんなお仕置きされるか気になる？今から一個、試してあげようか？

あはは！そんな怖がらなくても…後輩くん、意外と可愛いとこあるんだ。

例えばぁ…「スタンガンを何発当てたら気絶するか」とか？

(スタンガン)

まぁ、これは何度食らっても慣れないよねー。だからこそのお仕置きなんだけど。

あ〜、言っちゃったね、後輩くん。

「お願いします…何でもするから許して〜」って。

じゃあ今からあたしにその身体、ちょうだい？

(キス)

後輩くんはぁ…あたし以外の有象無象に身体、許したりしてないよね？

あはは、だよねー。知ってて聞いた。

後輩くんにとってはあたしだけが特別でなきゃいけないんだよ…

もちろん、あたしにとっての特別は後輩くん、ただ一人。

あ、言い忘れてたけど、画面の向こう側の女に欲情するのもNGだからね？

そ。配信者とか芸能人とか。

後輩くん、可愛い女の子に弱いからねー。

…ん？何かな、その言い方…お姉さん、ちょっと怒っちゃったなー。

(スタンガン)

後輩くん…あまりあたしを怒らせない方が身のためだよ？

あたし、自分で言うのもなんだけど、けっこう可愛いし。

でも世の中は広いからねー。あたしより可愛い女もゴロゴロいるから…

そーいう誘惑に惑わされないためにも、後輩くんはあたしに管理される必要があるんだよ。

先輩の隣にいる女はあたし一人で十分だから。

ね、後輩くん…スタンガンで済んでる内に、素直になった方がいいよ？

後輩くんがそれ以上を望むドMくんなら話は別だけどねー。

ていうか、そんなことはどうでもいいから…早くあたしに身体ちょうだい？

(ディープキス)

もう後輩くんの好きにはさせないから…女関係は特に。

ちゃんとあたしのことを好きって言ってくれるまで、きちんと調教してあげる。

それこそ、四六時中ずーっとあたしのことを忘れられないレベルに仕上げるつもりだから、覚悟してほしいな。

あたし？あたしは後輩くん以外のものはどうでもいいし、別に問題ないよ。

(ため息)

めんどくさいなぁ…もう御託はいいから、始めちゃおっか。

めちゃくちゃ愛してあげるから、それに全部応えてね…後輩くん♡

・台本（ゆるボイ！）
穏やかな先輩彼女に突然自宅に呼び出されたと思ったら、速攻監禁された
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・台本制作者
松平蒼太郎