プライドの高い吸血鬼の眷属である貴方は、彼女の自分本位の吸血に耐えられず、彼女を一時的に行動不能にして無理やり別れた。しかし、貴方を諦めきれなかった彼女は、精神的に疲弊した状態で、貴方を追いかけてきて…？

眷属くん、おかえり。
よく帰ってきてくれたね。


さ、おいで？僕が今から
可愛がってあげる。


うん、吸血。今すぐ君の血を飲みたい。
さ、早く僕のところに来て。


え、どうしたの？
どうして僕から距離を取るのかな？


へぇ…なに？僕に逆らう気？
またお仕置きされたいのかな？


ふふっ、そっか。
なら、さっそくお仕置きを…


えっ…な、何を…？わっ！


(突き飛ばされる)


な…！この僕に手をあげるなんて…！
眷属くん、今自分が何をしたか
分かってるのか⁉︎


あまり調子に乗るなよ…！
僕を甘く見ると痛い目に…ぐっ！


(スタンガンを押し当てられる)


それ、ただのスタンガンじゃないな…！
まさか…！


対吸血鬼用の、か…そんなものどこで…


ちょ、待ちたまえ！
まだ話は終わってない！


逃がさないよ…！
君は僕のモノなんだから…！


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はぁはぁ…くそ、雨のせいで匂いが
途切れてる…


どこに行ってしまったんだ…
ずっと僕のそばにいるって
言ったじゃないか…なのにどうして…


(嗚咽)


酷いよ…僕は君のことを大切に
してきたつもりだったのに…


なんで僕がこんな目に…
僕の何が悪かったんだよ…！


謝るから…君のために
何でもするから…！


だからお願いだ…！
戻ってきてくれよ…！


あ、ははっ…諦めるしか、ないのかな…


これからどうしようかな…
新しい眷属くんでも見つけるかな…


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眷属くん…みーつけた♡


あはは…なんでって顔してる。
僕がここにいることがそんなに不思議？


君のことを探して探して
探しまくったんだよ？
それこそ全身全霊をかけて。


あぁ、もちろんそれも考えたよ。
他の眷属を作ることも…


けどね…ダメだった。
僕にはそんなことできない。


だってそうじゃないか。
僕の中では君が一番だったんだから…


血だけじゃない。君の容姿も性格も
全部好きだったんだ。


あの日、君と別れた瞬間にわかったよ。
僕は君の全てを愛していたんだって…


君がいなかった時間は地獄のようだった…
何を食べても味がしなかったよ。


本当さ。自分でも信じられない。
君がいないだけで、自分の存在価値すら
無くなるとは思わなかった。


今まで自分に自信を持っていたけど…
それは君ありきの自信だったんだなって…


だから、さ…もう一回やり直そう？
僕にもう一度チャンスをくれないか？


今までの傲慢な態度は全部改める。
君が望むなら、足だって舐めるよ？


僕から逃げないで…
もう一度僕を受け入れてよ…


へぇ…あくまで僕を拒むつもり？


じゃあ仕方ない…もう一度君を
襲うね。最初に出会った時のように…


無駄だ。そのスタンガンはもう
通用しない。というか、当たらない。


…捕まえた。また君の手を触れられた。
とっても嬉しいよ。


(押し倒す)


こうして押し倒すのもいつぶりだろ…
とても懐かしい気がするよ…


今の君からは僕への強い嫌悪を感じる。


でも今はそれでいい。これから
愛情を育んでいけばそれで…


眷属くんに愛されるようにまた頑張るね…
だから見てて。今の僕を…


ううん、自分本位の吸血は行わない。
君の気持ち良さを重視した吸血をする。


快楽の海に溺れさせてあげるから…
楽しみにしてて？ふふふっ…

・台本（ゆるボイ！）
イケメンボクっ娘吸血鬼と無理やり別れたら、メンヘラヤンデレと化して襲ってきた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎