お嬢様の「私検定」一級じゃない？
なら必死にお勉強するまで監禁拘束の刑ですね……

んふふ、ごきげんよう♪

いかがでしょうか？

……なにがって、わからないんですの？

これ、ほら

髪、ちょっと切って整えたの♪

もぉー、ダメですわね

あなた、まだ私検定５級なのかしら？

もっとよく私のこと、知らないとダメでしょう？

いい？　ちゃーんと見て、聞いて、深く理解しなくちゃ

そうでしょう？

じゃないと、仲の良いもの同士、円滑に進まないわよ？

例えば～、そうね

私の好みは？

……そうそう、優雅で美しいものが大好き♪

んふふ、でもこれはすぐにわかるわよね

だからそれくらいじゃまだまだダメよ？

私のスリーサイズは？

……あら、んふふふ、赤くなっちゃって

もしかして知らないのかしら？

それとも、妄想してしまったのかしら……？

ふふ、初心で可愛いわね

ね？　その人のこと、ふかぁく知っていれば、こうやって少し遊んであげることもできるのよ

さぁて、あなたは私に弄ばれてばかりでいいのかしらね？

まぁ、これからゆぅっくり勉強していけばいいのよ

ね？

あなただって、私のことを知るのは苦じゃないでしょう？

ずっと一緒にいても、なんにも問題ないわよね？

……ふふ、そうでしょ？

だって、あなたは私のことが好きなんだから

……ん？　違う？

なにが？

違わないでしょう？

……どういうこと？

私に夢中なんでしょう？

私の美しさと可愛らしさ、それに財産、血筋、全部に目が眩んでいるんでしょう？

ふふ、愚かな平民よね……

階級が違うのに恋をしてしまうだなんて

でも、私は許してあげる

私はあなたの求愛を受け入れてあげるわ

だから、早く私検定１級に合格するくらい、私のこと、もっとよく知って？

……興味、ない……？

……ふふ、ふふふ

あらそう、そういうことね……？

私がそういうことを言われて苛立ちを覚えることを知っているからわざとそういっているのかしら？

ならそうね、えぇ、面白かったわ、んふふ

だから冗談なんて止めなさい、ね？

私に恋、しているんでしょう？

……ふ、ふふ

そうなの……

なら、そうね……まずはぁ

//気絶
//場面転換

起きて

起きなさい

……ふふ

さて、あなたはきっと、私のことをまだまだ知らないから恋してることに気づいていないんでしょ？

とっても憐れね……

でも、私は寛大なお嬢様だから、しっかりお勉強させてあげる

安心して？　私検定１級……私のこと、すみずみまでよぉく知ることができて、私の婚約者になったら解放してあげるわね

ふふ……さぁて、まずはどんなことから教えましょうか？

んふふふふふ♪

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレお嬢様の「私検定」が一級じゃなかったので監禁されて猛勉強させられた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
空上新奇