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未来から来た女子高生が実は…
written by OS
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
865文字(約 2分53秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
未来から来た女子高生が、実は○○だったという展開です。
本編
あ…あの、そこのお兄さん!

今、ちょーっとだけ、お時間よろしいですか?

えぇっと…その… は、初めまして!

私は、なんら怪しくない、ごく普通の、ド平凡な女子高生でありまして。

あなたを一目見ましてね、ちょっと話をしたくなったというか、なんというか。

(小声で)あちゃー…話題がない。どうしよ。沈黙怖い。

え?『寒いし、コーヒーでも飲みながら話そう』?

…そ、そうしましょう!そこに自販器ありますし!

私、先に買いますね。

(小声で)って、しまった!この時代、まだパスが使えないんだった!どうしよう…これじゃ買えないじゃん。

え?おごってくれるんですか?

えぇ…悪いなぁ… じゃあ…すみません!お言葉に甘えて!




…ふぅ。コーヒーってずっとこの味なんですね。当たり前だけど。

あ、こっちの話です、お気になさらず。


あのですね。私…お兄さんに、どうしても会いたくて。

お兄さん、今高2ですよね。私の1つ年上だ!

学校生活、どうですか?

『可もなく不可もなく』?


あっはっは!それ、今でもよく言ってますよ。高校生の頃から口癖だったんだ。

しかも、その手の仕草も。面白いなぁ。

ふふ、こっちの話ですってば。ふふふ。


高校生なら…恋愛とかはどうなんです?

いい人とかいないんですか?


…『いない』!?


え…いないんですか?お兄さんのクラスメイトで、背が高くて、すらっとしてて、黒髪で、清楚で、美人で、おまけに超優しくて、私にちょっと似てるような子、いないんですか?


ちょ…ちょっと、笑わないでくださいよ!私、そんなにおかしかったですか?

もう… まあいっか。別に私が何かしなくても、2人はちゃんと付き合い始めるんだし。

お兄さん、私のこと可愛いと思いますよね?

ねえ、どうです?

はぐらかさないでくださいよ!もう…今では毎日『可愛い可愛い』って言ってくれてるのになぁ。



あっ…そろそろ時間みたいです。

短い間でしたけど、お兄さんに会えてほんとに良かったです。

なんか不思議な感じだなぁ。お兄さんも、私と初めて会った気がしないでしょ?

ふふ、いつかその意味がわかりますよ。

じゃあ、コーヒー代、遠い未来で返しますね。




さようなら…未来の、私のお父さん。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
未来から来た女子高生が実は…
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
OS
ライター情報
 OSと申します。同人音声サークルに所属し、シナリオライターとして活動しています(2020年3月~)。
 本業は大学生で、趣味はお絵描きです。
 いつか自分が主宰の同人音声サークルを作るのが夢です。
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台本の有償(販売作品)利用は可能です。使用料金が発生することはございませんし、僕に使用許可を取る必要もございません。
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