放課後、貴方は期末試験が近くなったということで、最近恋人になった女の先輩のところまで勉強を教えてもらいに行った。彼女は貴方の頼みを快く引き受け、勉強を教えてくれた。そして勉強を切り上げるや否や、貴方にキスを迫ってきて…？

んー？なんやー？またお困りごとかー？


あー、はいはい。来週の期末試験ね。
赤点、たしかに回避せなな。


で？どこがわからへんのや？
頼りになる先輩が教えたるわ。


いやいや、ホンマのことやろ。


ウチ、君からしたら滅茶苦茶
頼り甲斐のある先輩やと思うんやけど？


ふふっ、せやな。素直に先輩の言うこと
認められる後輩くんは好きやで。


さっ、ボチボチ勉強しよか。
君が理解するまで付き合ったる。


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…あ、もうこんな時間か。


勉強はそろそろ終わりにしよか。
お疲れさん。


こらこら、何そそくさと帰ろうとしてんねん。


まだいつもの『ご褒美』、もらってへんねんけど？


なんや…あれしきのことで恥ずかしがんなや。


もうウチら、立派に恋人やろ？


ええから。早よこっちきぃ。


しゃーないな…
今日もウチがリードしたるわ。
いくで…


(連続キス)


どうしたん？もうギブアップか？


まだいけるやろ…
ウチが見込んだ男なんやから…


ウチはまだ足らへんよ…
こんなもんで満足するウチとちがう。


君もホントはもっと欲しいやろ？
正直に言うてみぃ。


大丈夫や…先生見回りに来るまで
時間はあるし。もっとシようや。な？


ん、ええ子や…じゃ、遠慮なく…


(連続キス)


…君、前よりえろうキス上手くなったなぁ。


まさかウチ以外の誰かとヤったんか？


あはは、分かっとるって。冗談や。


君が女の子にモテへんのは
周知の事実やし…


まぁだからこそ、こうして
ウチが独占しとるわけやけど。


君は今のままでええ…
何も変わる必要ない。


多分、君のぱっと見は、
どこにでもいる平凡な男子高校生や。


けどそれでええんや。君の良さは
ウチだけが知っとるんやから。


せや。通学中の満員電車で、
ウチが知らんおっさんに痴漢されてたアレや。


あの時、人の波かき分けて助けに来てくれたやろ？


ええんや。あの状況でおっさん
追っ払うのも土台無理な話やろ。


やから、君がウチの手ェ引っ張って、
次の駅で降りたんは正解やと思う。


まぁ、おかげでその後は二人とも遅刻して、
生徒指導の先生に怒られたんやけど。


せやね。たった一回だけのことや。


けど、その一回が大切なんよ。


周りの人は誰も気づいてなくて
ウチのこと、助けてくれんかった。


気づいても、もしかしたら
見てみぬふりしとったかもしれん。


そんな状況で君は動いた。
それって凄いことやと思うんよ。


うん、すごい。ああいうヤバい時に
咄嗟に動ける君はホンマにすごい。


普段は目立たなくても、
いざという時に頼りになる
男の子やって、分かったから。


そんな君やからこそ、
恋人として付き合いたいって思ったんよ？


あはは…まぁな。普段は頼りないっちゅうか、ウチに頼りまくっとるよね。勉強とか勉強とか。


ふふっ…まぁまぁ、そんな落ち込まんで。


ウチは君に頼られて先輩風吹かすのも好きやからな。


これからもたくさん頼ってくれてええんよ？


バーカ…お礼言うんはこっちや。


ウチの告白、受け入れてくれてありがとな。


いつもウチを頼ってくれて、ホンマにありがとう。


君のこと好きや…めっちゃ好き。


やから、そろそろええやろ…？


ウチら、まだ恋人としてするべきことシとらへん。


ウチの言ってること、分かるな？


…ウチは君の初めてが欲しいんよ。


お、女にここまで言わせたんやから
君の答え、はっきり聞かせてもらうで。


まだ大丈夫や…先生が巡回に来る気配はない。
ヤるなら今や。


いつ、誰の目に触れるかもしれん状況で
ヤるのもスリルがあってええやろ…？


な、お願いやわ。
ウチと気持ちいいことシよ？
今、この場d…


(キスされる)


なんやぁ…急に積極的になるやん。


あはは…せやな。
その気にさせたんはウチの方やったな。


ええよ…ウチも初めてやから。


うん…めっちゃドキドキする。


でも、今の君とならいい感じにできそうや。


よろしゅう頼むで…ウチだけの彼氏くん？

・台本（ゆるボイ！）
頼り甲斐のある先輩との甘美な放課後
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎