男がほとんどいない世界でのイケメン女子との生活

//甘く囁き
ほら、起きて。朝だよ

……あれ、起きないのかな

//甘く囁き
起きないと、窒息するまでねちっこいキスしちゃうよ？

んふふふ、やっと起きたね

おはよう

さぁ、もうそろそろ起きて朝ご飯食べなきゃ

学校に遅れちゃうよ

あと５分？

全く……甘えん坊になっちゃったなぁ

でも、そういうのも悪くないけどね

//体を持ち上げ
んしょ、っと

ふふ、お姫様抱っこで連れてっちゃおう♪

ほら、暴れないで、落っこちちゃうよ

さ、ついた

//おろし
んしょ

よし、起きれたかな？

まだ眠そうだねぇ……

んー、じゃあいいや、僕が食べさせてあげる

さぁ、お口開けて、スープだよ

あーん

……ふふ、どうかな？

うんうん、よかったよかった

ふふ、大分なれたもんでしょ

思えば、君専属の保護官になったときは大変だったからねぇ

料理も洗濯も……ふふふ、まぁ、僕も成長したってことさ

もちろん君のためだよ？

君を24時間守らなくちゃいけない上にお世話も頑張らないとだから

……あぁいや、気にしなくていいんだ

それが僕の役目だしね

んふふふ

思い出すと、最初の頃は二人して偉い目にあってたのもいい思い出だねぇ

ほら、男が二人で歩いてる！　とか言われて大騒ぎになったじゃないか

集団に襲われたこともあったし、カップリングとか言われて、どっちが攻めだとか受けだとか……

あぁ、ちなみに僕が攻めで君が受けが多かったらしいよ？

君にはどうでもよかったかな？

でも、君がお望みならいつでも攻めてあげるよ？

ほら、男子なのにこんなに攻めがいがありそうだ……♡

ふふ、ドキドキしちゃったのかな？

おっといけない

じゃあ、学校に行く準備も済ませちゃおうね

//場面転換

んふふ、午前はお疲れ様

ちょっと眠そうだったね、大丈夫？

ん、そっか

体調が悪かったら言うんだよ？　君の損失は人類の損失だ

それに、僕としても……

さぁ、お昼にしよっか

今日も僕特製のお弁当だよ

ゆっくり味わってくれると嬉しいな

……え？

要らないって言った？

あれ、そうだっけ……

いやぁ、参ったな

いつも作ってたからつい癖で作っちゃったよ

学食がいいのかい？　でもあそこは女子が多すぎるし、君が行くと大変なことになりそうだから……

え、他の女子と約束？

え、おかしいな、僕の聞き間違い？

君が一般女子生徒とお昼を食べるのかい？

勝手だろって……いやいや、困るよ

君の専属は僕なんだから

だからって……はぁ、困るねぇ

今さら他の女子に取られるわけにはいかないってことさ

……仕方ないなぁ

保護されてるってことがどういうことか教えてあげよう

さぁ来い

//低音
来るんだ

……ここら辺でいいかな、誰もいないし

……さて

君はね、僕のものなんだよ

僕が命を賭けて君を守る、僕の生活を捧げて君を支える

これに報酬がなくちゃ、こんな仕事やってられないよ？

なのに君は僕以外と喋ろうとする、仲良くしようとする……

あぁ、最低の気分だよ……

だから、君にはわかって貰おう

君は僕のものになる前提で僕に守られているってことをね

……わかったかな？

あはは、わかった？

いや、ダメだ、全然ダメ

わかった顔じゃない

……わかったら、僕に心底愛を捧げる顔じゃないといけないよね？

はぁ？　そんな雰囲気じゃない？

今まで散々そうなるように頑張ってやっただろ

じゃあいいよ、そういう気分にさせてやる

今からめちゃくちゃに攻めてやるから覚悟しろ

//低音囁き
今まで散々守ってやったんだ、いい声で泣けよ♡

・台本（ゆるボイ！）
男対女=1対1000の世界でもイケメン高身長女子は恋するヤンデレ乙女♡
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
空上新奇