ゆめまぼろしをロマンといふらむ

//←こちらのマークの後に場面情景や行動を記載しています。

じゃあ今日の配信はここまで。

//もし自分の締めの挨拶があるならそれで、無ければ以下の台詞

みんな来てくれてありがとね～
ばいばい～

…ちょっと待った！
そこの君。
そう君。
なに早速他の子見に行こうとしてんの？

こら！画面閉じないで！
そんなことしてもムダだよ～
ほらほら、何回でも表示してやるんだから。

ウイルス？
ふーん、推しに向かってそんなこと言うんだ。
じゃあ、君のパソコンの奥深くに隠してあった
この秘蔵ファイルがどうなってもいいのかな？

はーい大人しくできて偉いでちゅね～
じゃあさ、ちょっと私の話きいてくれない？

ねえ、君はどんな風に私の声聞いてるの？
イヤホン？ヘッドホン？スピーカー？
へえ、そうなんだ。

ちょっと悩んでることがあってさ
なんか最近ノイズが乗ってるような気がして困ってるんだよね。

友達は何ともないって言ってたけど
気になり出したらずっと考えちゃって。
防音はしっかりしてるはずなんだけど
マイクの調子が悪いのかな？

静かにするから聞いてくれない？
音量も上げてよく聞いてみて。
準備出来た？
じゃあいくよ。

//小声で
聞こえない？
もう少し音量上げてみて？

//3秒ほど無音

//耳ふー

ハハハッ！
驚いた？

ごめんごめんってば。
お詫びにそっち行くから。
そっちってそっちの世界だよ。

ほら、離れて。

いくよ～
エイッ！
…痛った～
もう、画面狭すぎなんだけど！
上半身しか出せないじゃん。

もっと大きな画面は無いの？
これだけ？
え、マジで？

はあ、せっかく君と触れ合えるチャンスだってのに最悪。

ちょっと腕掴んで何すんのさ。
いででで
引っ張るな！
ちぎれる～

もう、乙女の体は大切に扱ってあげないと嫌われちゃうよ。
あ、でも私以外の女に嫌われるならいいか？
ん？
あれ、よく分かんなくなってきた。

そんなことより、私としたいこととか無い訳？
ここから動けないけど。

オセロ？
本当にそれでいいのって
もう準備しちゃってるじゃん。

まあいいか。
言っとくけど私結構強いからね。
いくらファンだからって手加減しないから。
じゃあいくよ～

うーん、ここかな？
はい君の番。
ちょちょっとタンマ。
1回さ私に置く所決めさせてよ。
ね？お願い？
うーケチ！

ま、負けた。
いやたまたまだし。
今日はちょっと調子が悪かっただけだから。
今度配信でボコボコにしてあげるから覚悟しときなさい。

で、他に何かやりたいことは？
握手？
もちろんいいよ。
はい。

…君の手、あったかいね。

ほら、私達って直接会って話してる訳じゃないからさ
ファンってただの文字でしか無いの。
もちろん、いっぱいコメントくれるのは嬉しいよ。
でも時々文字と数字だけの君達の存在を疑っちゃう。
私のファンって本当に存在するのかなって。
でも君達と私じゃ住んでる世界が違うから確かめようがない。

だから私、今とっても嬉しい。
本当に私のこと好きな人がいるんだって分かったんだもん。

いつも応援ありがとう。
この言葉をファンに直接言うのも夢だったの。
ありがとう、本当にありがとう。

そうだ、他にもやりたいことがあってね。
えっとえっと…

あっ、もう時間みたい。
ごめんね、まだ色々不安定だからずっとそっちの世界にはいれないの。

もう泣かないで。
ほらスマイルスマイル。
大丈夫、また絶対に会えるから。

//もし自分の締めの挨拶があるならそれで、無ければ以下の台詞

それじゃ、まったねー！
バイバイ。

//インターホン、ドアの開く音
えへへ、久しぶり。
ビックリした？
また会いに来ちゃった。えへへ。

・台本（ゆるボイ！）
バーチャルアイドルが君に会おうとするが画面が狭くて上半身しか出ない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
アモラニムータ