0
ヤンデレ悪魔と契約した代償とは…
written by 狐のお揚げ
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1411文字(約 4分43秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
悪魔
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
…おや?君かい?私を呼んだのは
今時悪魔と契約しようとする物好きな人間なんていないと思ってたが…
で?君は私と契約して何をさせたいんだい?お金持ちになりたいとか、嫌いなやつを痛い目に遭わせたいとか?
…は?好きなあの子と付き合いたいから、その子を自分にメロメロにしてほしい?
あのねぇ…好きな子と付き合いたいなんて悪魔にお願いするもんじゃないよ?
そういうのは自分で努力するもんだ
いやまあ、こうやって呼ばれた以上、私は拒否なんて出来ないわけだけど
しょうがない…ほら、今からその子に魅了の魔法かけてきてあげるからちょっと待ってな
…ふふっ、ここまでは予定通り、あと少し…




あれからしばらく経ったけど、あの子とどうなった?
…そうかそうか、私が彼女に魅了の魔法をかけた次の日から付き合い始めて毎日が楽しいか、それはよかった
君とあの子が付き合えたということはもう私の出番は無さそうだね…じゃあ、君の願いを叶えた対価を貰おうか
ん?なんだい、君はそんな事も知らないで私を、悪魔を呼んだのかい?
悪魔はね、呼び出した人間の願いを叶えたら、その対価を貰うのさ
かつてこんな話があった、とある狩人が呼んだ悪魔が作った魔弾は、6発目までは狩人の意図した所に飛んでいくが、7発目は悪魔の意図した所に飛んでいく、という話さ
ま、ちょっと考えてみれば至極当然の事なんだけどね、自分の願いを叶えてもらったらはいさよなら、なんて虫が良すぎるだろう?
ん?なんだか随分震えてるようだけど…ああ、もしかして殺されると思ってる?
あはは、そんな事はしないから安心していいよ
これでも私は君の事をかなり気に入ってるんだ、だから私が君から貰うのはただ一つ…君自身だよ
君を私の住む悪魔の世界に連れて行って私とずっと一緒にいてもらうんだ、どうだい?君にとっても悪い条件じゃないと思うけど
ん?彼女とは離れ離れになるのか、って?
そりゃそうに決まってるだろう、言葉通り、君も彼女は住む世界が違うようになるんだから
…あーあー、そんな駄々こねても君が私の物になるのは決まった事なんだから諦めてよ
…もー、しつこいなー
あんまりしつこいとお姉さん、何するか分からないよ…?
…うん、よろしい、素直な子はお姉さん好きだぞ〜
じゃあ早速行こっか、悪魔の世界に
…ああそうだ、君はもう私の物になったから全部教えてあげるけど、君が好きになった女の子、あれ私が人間に化けてた姿なんだ
しばらく前に人間の世界に遊びに来て君に一目惚れした私は、他の女が君に近寄らないように魔法をかけて、その後君の理想の、絶対に逃したくないと思うような姿に化けて君に近づいて、君の机の中にこっそり悪魔の呼び出し方…正確には私を呼び出す方法が書かれた本を忍ばせて…
それからは君の知ってのとおりだよ、君は悪魔の力を借りて好きな子、人間に化けた私と付き合って
そして好きな子と付き合えた君は悪魔の力を借りた代償として私の物になる、と
要するに君は私の手の上で転がされてたって事だね
…やり方が汚い?汚くて結構、それが私達悪魔のやり方なんだから、むしろ褒め言葉だよ
ま、運が悪かったと諦めてこれからずっと私と一緒にいようじゃないか
なに、君はずっと私の側にいてくれればそれでいい
ん?もし逃げ出したらどうする、って?
そうだねぇ…もし逃げ出したら、その逃げ出すのに使った手足を切り取っちゃうかもね…?
…そんなに震えなくても大丈夫だよ、君が逃げ出さなければいいだけの話なんだから
じゃあこれからよろしくね?私の愛しい人
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ悪魔と契約した代償とは…
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
狐のお揚げ
ライター情報
 普段ヤンデレ台本ばっかり書いてます、狐のお揚げと申します
 こんな台本が読みたい!というリクエストがありましたらヤンデレ問わず受け付けています、いつでも言ってください
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
狐のお揚げ の投稿台本(最大10件)