付き合ってから何度目かの自宅デート。いちゃいちゃしていい雰囲気になるも、先輩はなかなか手を出してこない……。

先輩、ご飯も食べたし、風呂も入ったし
……次は何したいっすか？

え？　寝る？
……そっすか。
まぁ、もう夜遅いし、おれも眠いし。
寝ますか。

……なんすか？
手？　いっすよ？

はい、ぎゅー。

てか、いちいち訊かなくても。
……おれも、先輩と
手つなぎたいし。
いつだって。

……ほんと、先輩って
結構男らしい手してますよね。

いいっすね。
おれは指細いから……なんか
憧れます。

きれいっすか？
……あざす。
割と気ぃ遣ってます。
先輩、おれのそういうとこ
いつも褒めてくれるから……。

……そっすよ？
おれ、先輩に褒められて
ほんとに嬉しいんすから……。

声も、着る服も、指も、性格も、
立ち居振る舞いも

いっぱい褒められて
おれ……調子に乗ってます。

ま、先輩はそもそも、人たらしだから……
おれだけじゃないんでしょうけど。

……どうしたんすか？
そんな寂しそうな顔して。

いや、大丈夫っすよ。
怒ってないっすよ。
謝らないでください。

……あー、ごめんなさい。
おれこそ、余計なこと言いましたね。
ほんと、大丈夫っすよ。
おれ、ちゃんと先輩のこと
好きっすから……。

ほら、先輩。こっちおいで。

(抱きしめて、熱く口づけする)
んっ……
はぁ……先輩……
びっくりしちゃって、可愛いっすね。

ふふ。
今度は、そっちからしてください。

(先輩に抱きしめられて、もう一度)
……んん……あぁ……気持ちいい……
先輩、おれ、今、すっごく
幸せっすよ……

君とおれ……特別な関係なんだなって
思えるから。

……先輩？
どうしたんすか。

え、寝る？
……そっすか。

おれの気持ちが聞けて、よかった？
……そっすか。

先輩。
ご飯も食べたし、風呂も入ったし
……次は？

……そっすよね。おれっすよね。
……もう、終わりなんすか？
ご飯よりも、風呂よりも
おれと遊ぶ時間、短くないすか？

……だめっすよ、先輩。
おれ、何回か先輩んち遊びにきて
抱きしめられて、
キスされて……

んで、先輩、寝ちゃって。

……ねぇ、おれの……
おれの、ここ……
どうなってると思います？

……その男らしい手で、
確かめてくださいよ。

(先輩の腕を掴み、強引に触らせる)
……ッ
ほら……こんなんなってんすよ……
おれ……男相手に、こんなに……

ねぇ……先輩。
おれ、何回焦らされたと思います？
もう無理っすよ……

毎晩毎晩、先輩と二人っきりで
キスした時のこと思い出して……

早く続きを教えてくださいよ……

ほらっ
(強引にキスし、さらに触らせる)
んっ…………先輩、
ビビってます？

そっすよね……
正直、おれも怖いっす。

それに、おれ、まだ入らないから……
でも……その……
あの……先輩に……
気持ちよくさせられたいっす……

(急に押し倒される)
うわっ！
せ、先輩っ……んっ！
(キスされ、舌を入れられる)

はぁ……はぁ……
そっすよ、先輩……
やればできるじゃないすか……

おれ、ダメだったらダメって言いますから
だから……
勇気出して一歩進みましょ。

もっと触ってください……

んんっ……ビクビクしちゃう……
恥ずかしい……

(キスしながら触られる)
んっ……あっ……先輩……

(先輩の手が胸に触れ、思わず高い声が出る)
ひゃっ！
あっ……変な声、出ちゃった……
そこ、こすらないで……弱いんすよぉ……
んんっ！

(さらにキスされる)
んっ……先輩……
ふふ……がっついてきましたね……

いいっすよ、先輩……
おれの、誰にも聞かせたことない声
いっぱい聞かせてあげますね……。

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・台本（ゆるボイ！）
[BL台本/R-15]したいけど勇気ない先輩をリードしてあげる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
チャイシー・マチ