でもあなたが寝てるので、うだうだ言いながら頑張って寝るようです。

あぁ〜……クソ……寝れねぇ……
何でよりによって、こんな時に限って
もう寝てるんすかね、先輩……

はぁ……しょうがない。
普段から寝ろ寝ろ言ってる手前、
寂しいから起きてくださいとは言えないし……

隣にいてくれるだけ、
ありがたいよな……。

抱きついていい？
いや、起こしちゃうかもな……やめとくか。
手だけ……つながせて。

ん……ちょっと落ち着く。

こういうときって、どうしたらいいんだっけな。
まずは気持ちを落ち着かせる……
深呼吸……

すー……はー……

あとは、明日の不安について考えるよりも
その不安もすぐに終わるよってこと
思ったほど最悪なことはなかなか起きないよってこと
同じ時間を過ごすなら、せめて楽しく考えたほうがいいよってこと

そんなもんかな……

まぁ、俺には……先輩がいるからな。
大丈夫……生きて帰ってきたらそれでいい。

先輩……
明日、俺が帰ってきたら、
いっぱい抱きしめて、
優しい言葉、かけてほしい……
夜更かししても怒んないからさ……。

あと……俺も、もっと優しくするね……。
先輩に聞こえてないところで
一人で言ってても意味ないからな……。

俺、頑張って、寝ます。おやすみ、先輩。

-

・台本（ゆるボイ！）
年下彼氏はあなたに寝かしつけてほしい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
チャイシー・マチ