ある朝、ルームシェアしている後輩がいきなり騒ぎ始めた。彼は自身の身体が女になったことに本気で驚いていて…？

先輩！せんぱーいっ！ちょ、ヤバい、ヤバいっすよ！


いや、騒ぎもしますって！俺、女になっちゃってるっす！いつの間にか！


ちょ！何爆笑してんすか！さてはこれ、先輩の仕業っすね⁉︎


うあ〜！いつのまに女体化の薬を！先輩、いたずらにしても、タチが悪いっすよ！


あ〜〜…昨日のコーヒーに…どうりで変な味がしたわけだ。見事にしてやられたっすよ…


…で？俺を女にしてどうするつもりっすか？まさか襲うとか…


あの、先輩…無言で見つめられると怖いんすけど…


いや、女っぽいとかじゃなくて、今の俺は正真正銘の女っすよ。身体だけ…


…にしても、下にあるべきものがないってのが妙っすね…あとこの二つの胸の膨らみ…スッゲー慣れない感じがするっす…なんか落ち着かねー…


い、いやいや！いくら先輩でもそれはダメっすよ！


だ、だって…そもそも女になったばっかで、自分の身体に慣れてねーし…いきなり触られるのはちょっとハードル高いっつーか…


うっ、うぇぇ⁉︎ かっ、可愛い⁉︎ 俺が⁉︎


いやいや！俺、中身男！可愛いとかあり得ねえっすから！


そ、そんなにおだてられても…マジで男っすよ？俺…


あ〜…なんだ、これ…身体だけじゃなくて、心も女になっちまったのか、俺…


だって、さ…先輩に褒められて、めちゃくちゃドキドキしてるもん。男の時に言われても、絶対こうはならないのに…


れ、練習って何の…？


う、うぁ〜…いや、先輩の言うことにも一理ありますけど…やっぱ中身男を抱くのは先輩もキツくないっすか…？


あっ…ダメだこの人、俺を女だと思い込もうとしてる…


(ため息)


仕方ないっすね…まぁ、先輩の頼みですし、どうぞ…？


(ハグされる)


……せ、先輩の身体ってこんな大きかったでしたっけ…？


あ、あ〜、なるほど。俺が小さくなったから、先輩を大きく感じるんすね。そりゃ納得っすわ。


あ〜…ダメだ。なんかもうすでに心が女になりかけてる…ヤッベェ…


い、いやいや…！俺は最後まで抗うっすよ…！メス堕ち本能なんかに負けねえっす…！


ちょ…！耳元でイケボ囁きは卑怯っすよ…！今の俺にそれは効きますって…！


あああ…！この人、本気で俺をメスにしようとしてる…！


女の子っぽくって言われても…！どうすりゃいいんすか…！


…あ、なるほど。俺が思う理想の女の子を…


(以下の一文のみ囁く)


実は『あたし』を抱きしめてドキドキしてるでしょ？せーんぱい…ふふっ♪


(囁き終わり)


〜〜〜ッッッ！ヤッッッベ…！


ヤベェ、ヤベェよ…！今一瞬、本気で自分が女だと錯覚しかけたぁ…！俺、実は女だった…⁉︎


い、いやいや！騙されねーっすよ、先輩には！


俺は男、俺は男、俺は男、俺は男……


あ〜、先輩…！余計なこと言わないで欲しいっす…！


(ため息)


あの、先輩…ひとつ頼みがあるんすけど、いいすか…？


えっと…胸、スースーして落ち着かないんで、今から俺とブラ買いに行きません…？

・台本（ゆるボイ！）
【TS×BL】ルームシェアしてる仲の良い後輩に女体化の薬盛ってみた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎