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昔担当だった孤児の少女に耳かきしてもらうお話
  • 学生
  • 年下
  • 純愛
  • 耳かき
  • 癒し
  • 切ない
公開日2024年04月08日 17:00 更新日2024年04月08日 01:56
文字数
1666文字(約 5分34秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
高校三年生の女の子
視聴者役柄
元カウンセラー
場所
児童養護施設の一室
あらすじ
昔、カウンセラーの職に就いていたあなたは、ふと担当していた少女が心配になり、当時働いていた施設に戻ってきてしまいました
しかし、その子の担当をしていたのはもう8年前、当然あの子も成長しているし、あなたのことを覚えているとも限りません
諦めて帰ろうとしたその時、あなたは高校生の女の子に声を掛けられました
声をかけてきた少女は、あなたのことを『先生』と呼んできて...

というちょっぴり切ないお話です。
(※)の表記がある部分は一行下にこうして欲しい!という願望が書いてあります、ガン無視して貰っても全然構いませんYO!
親身になって話を聞いてくれた聞き手に一途な想いを抱き続けている少女を演じていただけると嬉しさと尊さで爆散します。
本編
あ、あの...!
先生、ですよね...?
私です、8年前にあなたに担当して頂いた...! はい、そうです!

良かった、覚えててくれたんだ...えへへ
また会えて嬉しいです、先生。
もう二度と会えないんじゃないかって、思ってたんですよ...?
"大袈裟だ"って...私にとっては大袈裟じゃないんです!

ここに戻ってきてるってことは、また施設の子の担当をすることになったんですね。
あれ、違うんですか?

...え
"カウンセラーはもう辞めた"...?
"ここに来たのも何となく私の様子が気になっただけで、今日中には帰る"...?

そんな、せっかくまた会えたのに...
せめてあと一日だけでも一緒に...あれ。

先生...とてもお疲れですよね
はい、わかっちゃいます

あの、先生。
もしよろしければ、私が先生を労ってみてもいいですか?

その過程で先生がもっと私と一緒にいたいと思ってくれたなら...
その時は、あと一日だけでもいいので、一緒に過ごしてくれたらな...なんて、あはは...

...いいんですか?
ありがとうございます...!

じゃあ、えっと...私の隣に来て貰えますか?
ありがとうございます、次は...

(太ももを軽く叩く)

ここに頭を乗せてください
はい、膝枕です
今から、綿棒で耳かきをさせてもらいます
このまま、左の耳から初めて行きますね。

(綿棒耳かきスタート)

...はい、どうかしましたか?
"膝枕とか、そういうのはあんまり気軽に異性にしない方がいい"...?

...先生
(※)こんなこと、好きでもない人にできるわけないじゃないですか
(※耳元で囁く)

あ、今昔みたいにどういうことかわかってないフリしようとしましたよね?
ダメですよ、私だって、結構勇気を出してこうしてるんですから...

"どうして耳かきなのか"ですか?
...昔、私がまだ孤児になる前に、お母さんにしてもらったのが忘れられなくて

それで、よく施設の人にお願いして耳かきしてもらってるんですけど
...それがとっても、心地よくて

あはは...よく考えたら、私が耳かきが好きなだけで、先生がこれで癒せるかどうかは別ですね
なんか、ごめんなさい

...え?"とっても上手だし心地いい?"
...ふふ、ありがとうございます
少し、安心しました。

・・・

えっと、左耳はだいたいこんなものですかね
そうだ、仕上げにこういうのはどうですか?

(耳に息を吹きかける)

あっ、今ビクってした...ふふ

(※)耳に息をふーってするの、好きなんですね。
(※耳元で囁く)

今度は右耳ですね
はい、じゃあこっち向いてください

ふふ、どうしたんですか?
何か言いたそうな感じですけど...

(※)私は、お腹見られても平気ですよ?
(※耳もとで囁く)

あ、言っておきますけど、他の男の人になんかこんなことしませんからね?
先生だから、特別に、です。
それじゃあ、右耳も始めていきますね
(右耳スタート)

こうやって、人に耳かきをして、心地いいと思って貰えると
なんだか、私もお母さんみたいないい人になれた気がして来ちゃいますね
...え?"もう十分、私はいい人"...ですか?

...ずるい
ずるいです、先生ばっかり私に色んなものを与えてくれて
確かに、今この時だけは、私は先生に尽くせていると思います
でも...それでもやっぱり、先生が私にしてくれたことと比べたら...

先生。
先生は、私のことをどう思ってるんですか?
担当としてじゃなくて、あなた個人としての気持ちを、教えて下さい

...そう、ですか
そっかぁ...

ふふ、大丈夫です
何となくわかってましたから
でも、そう簡単に諦めて貰えると思わないでくださいね?
いつか、必ずあなたを振り向かせてみせますから

(※)覚悟しておいて下さいね、えへへ
(※耳元で囁く)

・・・

えっと、じゃあこっちも仕上げに...

(耳に息を吹きかける)

はい、これで耳かきは終わりです
わざわざ私のわがままに付き合ってくれて、ありがとうございました。

それで...その...

っ...やっぱり、帰っちゃうんですね
じゃあ、最後に一つだけ...

(※)えーっと、確かカバンの中に...
(※カバンを漁りながら呟く)

...これ、預かっててください
はい、本を読むのが好きって言ったら、先生が私の誕生日にプレゼントしてくれた栞です。

いつか...いつかまた会う日に​─────
─── また私に渡して欲しいんです

ふふ、ありがとうございます
絶対、また会いに来てくださいね

約束ですよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
昔担当だった孤児の少女に耳かきしてもらうお話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ほへへへへwwwww
ライター情報
どうも、初めましての方は初めまして
「お前名前もうちょっとどうにかならんかったんか」って思われそうございますわね
投稿、執筆は私の気が向いた時に行われるのでおそらく頻度はゲロ低になると思われます
Twitterとかは本活動用のものを作ってないので現状ありません
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