とある休日、友達と出かける約束をしていた貴方が家を出ると、玄関前に見知った顔の後輩がいた。友達とのお出かけについて行くと言って聞かない彼女を、貴方はそのまま連れて行くことにして…？

おはよーです、先輩。こんなとこで会うなんて奇遇ですね〜。きひひっ♪


あ、開口一番、笑い方キモいとは、ご挨拶ですね〜。先輩にはデリカシーってもんがないんですか〜？


く、ふふっw もぅ、先輩ってば♡ そんなにツンツンしても、幸せにはなれませんよ〜？


とりあえずぅ…今からどこ行くんですか〜？ちょうど暇ですし、わたしもついていっていいですか？


はい、嘘乙ー。先輩にデートできる相手がいるわけないじゃないですかー。先輩から女の影なんて感じたこともありませんよ？


あ、そうなんですね。男友達とお出かけなんですね。じゃあ、わたしもご一緒させてもらお〜っと♪


ん？構いませんよ？わたし、別にコミュ障とかじゃありませんし。あと、ツンツンな先輩のお友達がどんな人なのか単純に気になりますし。


はい！全然、バッチオッケーです！それじゃ、行きましょうか！


(彼と彼の友達とデートし、そのまま解散)


いやぁ〜…先輩って、お友達とはあんなふうに話すんですね〜。なかなか可愛かったですよ♪


いやいや、ホントですって。いいですね、男の友情ってのは。見ててなんだかホッコリします。


おまけにあの人、いきなり押しかけたわたしのことも結構気にかけてくれましたし。先輩とは別ベクトルでいい人ですよね。


え？先輩、何言ってんですか？全然惚れてませんけど？というか、なんでそういう話になるんですか…


あははw ないないw そんなのありえませんよーw


たしかに男友達としてはありかもしれませんけど、そんなワンチャン狙うほどでもありませんってばーw


くふふっ…先輩、気になります〜？わたしがどんな男の人がタイプなのか♡


あ〜、またそんな素っ気ないフリしちゃって〜。相変わらずイケズなんですから。えいっ♪


(彼にくっつく)


いひひっ♪ 何って、見ての通りですけど〜？ちょっとくっつきたくなっただけで〜す♪


はい♡ 先輩になら少しくらい、身体預けてもいいかな〜って。それにちょっと歩き疲れましたし。まぁ、先輩たちがわたしの歩くスピードに合わせてくれたのは知ってましたけど。


…ふふ♪ やっぱり素直じゃない♪ どこまでも硬派なんですから♪ いや、この場合はツンデレ？まぁ、どっちでもいっか！


ね…今日はもちろん、家まで送ってくれますよね？一人で帰れっていきなり放り出したりしませんよね？


くふふっ♪ ありがとうございます♡ じゃあお言葉に甘えて、送ってもらいますねー。


ん？あぁ、はい。楽しかったですよ？やっぱり先輩といると退屈しませんね。お友達も先輩と付き合ってるだけありますし…今日は本当に楽しませてもらいましたから。ついていってよかったなーって思います。


お？なになに〜？次は先輩から誘ってくれるんですかぁ〜？わたしをデートに？


いやぁ、どうしよっかな〜？どこに行くかにもよりますね〜。


あぁ、いえいえ！全然喜んで行かせていただきますよ！先輩がそんなつまらないとこに連れて行くとは思ってませんし…なんならホテルとかでも、ばっちこいですよ？


あははっ♪ 先輩、ちょっと顔赤いですね〜♡ 一体何想像したんですか〜？ねぇ、バカなわたしにも分かるように言ってくださいよ〜。


あっ、もぅ…無視しないでくださいってばー。可愛い後輩を無視するなんて男の風上にも置けませんねー、ぷんぷん。


…えっ？あ、あれ？先輩？その、今なんて…？普段の先輩からは絶対出てこないようなセリフが出てきた気がするんですけど…


えっ、えぇ〜っ⁉︎ ちょ、もう一回！もう一回だけ言ってくださいよぉ！何でもしますからぁ！ね〜え〜！

・台本（ゆるボイ！）
【甘々/ほのぼの】小悪魔系後輩女子はコミュ力強者なくっつき虫
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎