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イチャラブ聖女
  • 耳かき
  • ラブラブ
  • ファンタジー
  • シスター
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2959文字(約 9分52秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
聖女
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
 novel/12751242 の続編という形ですが、これ単体でも独立して成立しております。

 あらすじは「クリスマスの夜、教会の手伝いをしていたら聖女さんが・・・・・・」といった内容です。

 クリスマスに間に合って良かったです。
本編
 【ある日の昼過ぎ、教会の一室にて】

 今日も、教会の雑務を手伝っていただき、ありがとうございます。

 今日のように寒い日は、どうしても作業が滞ってしまい・・・・・・。

 でも、貴方がいてくれて・・・・・・とても助かりました。

 あ、少々お待ちを。

 今、暖炉に薪をくべますので。

 (薪を置く音)

 (マッチで着火する音)

 ん・・・・・・これでよし。

 少し時間が掛かりますので・・・・・・。

 あぁ、そうそう。

 先ほど、お茶を淹れていたのでした。

 (水をちょろちょろと入れる音)

 ささ、どうぞ。

 体を温める効能のハーブを使いましたので、すぐに体がポカポカとしてきますよ。

 んく、んく。(飲料音)

 ふふ、美味し。

 今日はこの後、教会にお越しになられる方々にシチューとパンを振舞い、日が沈んだら町の広場で賛美歌を歌うのですが・・・・・・。

 それまでまだ時間がありますね。

 これも、貴方が手伝ってくれたお陰です。

 改めて・・・・・・ありがとうございます。

 しかし・・・・・・どうしましょう。

 そ、その。

 す、すいません。話題が何も見つからず・・・・・・。

 うぅん・・・・・・あっ!そういえば。

 この間、町へ出かけた時にですね?竹細工のお店を見つけまして。

 興味を引かれて入ってみますと、奇妙な形の細い棒が売っていたのです。

 片側の先っぽはなだらかな曲線となっていて、もう片方は、白い・・・・・・綿毛のようなものが付いていて。

 お店の人に聞くと、耳かき・・・・・・というらしく、耳の汚れを取るものだとか。

 確か、ここに・・・・・・あぁ、ありました。

 私の耳で早速、これを使って耳の掃除をしますと、とっても気持ちよくてですね?

 そ、その。人の耳を掃除する・・・・・・というのは初めてなのですが。

 あの気持ちよさを、貴方にも感じてほしくて。

 いかがでしょう?

 ・・・・・・ふふ。ありがとうございます。

 では・・・・・・えっと・・・・・・。

 流石に、このままですと、し辛いですし・・・・・・。

 ・・・・・・そ、その。

 膝枕・・・・・・を、したいのですが、よろしいでしょうか?

 考えうる限りでは、それが一番、しやすいかな、と思いまして。

 あ、そ、そのっ!恥ずかしい、とかでしたら無理にとは言いませんっ!

 ・・・・・・よろしいのですか?

 あ、ありがとうございますっ。

 では・・・・・・あ、すいません。少々お待ちを。

 衣服を整えますので。

 (布の擦れる音)

 これで大丈夫かしら・・・・・・?(小声をイメージしていただけますと)

 ん。お待たせしました。

 では、こちらに頭を預けてください。

 (肌の擦れ合う音)

 ふふ。暖かい。

 あら?早速、先ほどのお茶の効能が聞いてきたみたいですね。

 頬が赤いですよ?

 少しハーブの量が少なかったかも、と心配でしたので、良かったです。

 さて、と。

 では、右耳から・・・・・・でしょうか?

 右耳を上に向けてくださいますか?

 (布の擦れる音)

 ・・・・・・はい。ありがとうございます。(ここから、右耳からのみ聞こえるイメージでお願いします。)

 では、耳の中に、この耳かきを・・・・・・入れますね。

 そ、そのっ、痛かったら・・・・・・私の服を握りしめてくださいね?

 それでは・・・・・・お耳の中に、失礼します。

 (以降、ゴリゴリ音などを続けていただけますと)

 ・・・・・・少し暗いですね。

 もう少し、頭の位置を・・・・・・。

 ん。ありがとうございます。

 ・・・・・・うふふ。

 あ、その・・・・・・ごめんなさい、突然笑ってしまい。

 そのぅ・・・・・・貴方の手や体は、私なんかと比べて逞しいというのに。

 ここ、耳の穴は・・・・・・私と同じくらいなんだ、なんて思ってしまって。

 気分を悪くなされたら、ごめんなさい。

 ・・・・・・そ、それで、そのぅ。

 気持ち良いですか?

 私が気持ちいい、と感じた所をコツコツしてみたり、カリカリと触れたりしているのですが・・・・・・。

 い、痛くはないですか?

 ・・・・・・そ、そうですか。良かったです。

 ん・・・・・・少々大きいのが。

 んっ、んっ。

 よし、取れました。

 ふふ。

 んー、っと。

 こんな所でしょうか?

 あまりしすぎると耳を傷める、と聞きましたので、ここでやめにしますか。

 ではお次に・・・・・・左耳、ですね。

 では、頭を・・・・・・。 
 
 (布の擦れ合う音)

 はい。左耳を上に・・・・・・。

 ありがとうございます。(以降、左耳のみから聞こえるイメージをしていただけますと)

 うふふ。小さい穴。

 あっ、その。ごめんなさい。

 では、入れますね。

 失礼します。

 (以降、ゴリゴリ音などを続けていただけますと)

 そういえば・・・・・・外の様子はどうでしたか?

 ふわふわで、冷たい雪と、白く染まった屋根や木々。

 それと、元気に遊ぶ子供たちに、せわしなく駆け回る方々。

 ふふ。貴方がこちらへ来てから、ずっと見せたかったのです。

 雪に染まった、この町を。

 とても奇麗でしょう?

 もちろん、レンガの道も素敵なのですが・・・・・・。

 私は、真っ白な雪の道も好きなのです。

 そういえば・・・・・・貴方は、シチューはお好きですか?

 今日みたいな特別な日には、大きな鍋で作ったシチューとパンを、町中の人に振舞っているのです。

 毎年、皆さんからとても美味しい、と評判なのですよ?

 グツグツとジャガイモやニンジンが柔らかくなるまで煮込んで、そこから漂ってくる匂いもとても美味しそうで・・・・・・。

 パンは焼きたてで、ふわふわなのですよ?

 ふふ。楽しみ。

 そして、日が沈んだら、子供たちが広場で賛美歌を歌ってくれるのです。

 皆、今日のために練習してきてくれましてね?

 力強く、でも繊細なハーモニーが、聞いていると、また一年頑張ろう。と力を分けてもらえるのです。

 そうそう。この町にはある言い伝えがありましてね?

 良い子にしていた子は、妖精が、プレゼントをくれるというものです。

 ふふ。実は私もその妖精からプレゼントを貰ったことがありましてね?

 異国の景色が描かれた画集を貰ったのです。

 どこかにあると言われている海、というものや砂漠、それに、マグマというものを吐き出す火山。

 あぁ・・・・・・叶うなら、一度、この目で見てみたい。

 うふふ。

 ・・・・・・町の皆様も、こうして、夫婦や、心の許せる男女で、過ごしているのでしょうか?

 あっ、そ、その・・・・・・ご、ごめんなさい。

 あまりにも、居心地良く感じてしまいまして。

 つい、と言いますか。何と言いますか。

 ごめんなさい。

 ですが・・・・・・貴方の顔を見ていると、私は・・・・・・。

 つい、聖女であるという事など、忘れてしまいそうになります。

 ふふ。内緒にしてくださいね?

 ・・・・・・ん。こんな所でしょうか。

 はい。終わりましたよ。
 
 肩、支えますね。

 ・・・・・・お疲れ様です。

 それでは、そろそろ参りましょうか。

 シチューの下準備をせねば。

 貴方は・・・・・・そうですね、薪を持ってきてくださいますか?

 素敵な晩餐会にしましょうね?

 こうして、毎年。ずっと、こうして・・・・・・(小声をイメージしていただけますと)

 ふふっ。なんでもありません。

 さ、行きましょうか。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
イチャラブ聖女
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
一ノ清 カズスケ
ライター情報
 いつも閲覧ありがとうございます(^^)/

 趣味で聴いているASMR、シチュボ系の動画等を盛り上げたいという思いと、自分の名を売りたいという下心を持って、フリー台本を書いております。

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 各台本のタイトル、一部内容はは自由に変えてくださっても構いません。
 
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