DV親の元にいた貴女がある日突然、ケモミミの生えたコワモテヤクザに拾われるお話。どうやら、彼は貴女の匂いをたいそう気に入ったようで…？

(匂いを嗅ぐ)


あぁ…匂う、匂うなぁ。ええ女の匂いだぁ…けけけっ。


(ダッシュで彼女の元へ向かう)


いたぁ…あいつが、そうかぁ。くくくっ…


(彼女に声をかける)


よぉ…こんばんわぁ。嬢ちゃん、今一人かぁ…？わしとちょっくら遊ばんか…？


…あ？何、言うてんの？助けてくれるのかって、意味不明じゃのぉ…今の状況、分かってねーの？この悪人面が見えねーわけ？


……あぁ、なるほど？嬢ちゃん、ええ具合にめげて(※壊れて)んなぁ…こりゃあ、一旦正気に戻す必要がありそうじゃのぉ…ちいとこっちこい。


(彼女を路地裏に連れ込む)


…ここならええか。さて、ちょいとガブっといくが、泣きわめきんさんなや？


(首や耳を甘噛み)


おい…ちったあ目ェ覚めたか？狼の牙はさぞ痛かろう？なぁ、嬢ちゃん…？


…あ？気持ち、ええ…？おいおい、マジか…甘噛みは甘噛みでも、人間の柔肌なら結構痛ぇはずなんじゃが…


…！あぁ、そーいうこと…嬢ちゃん、DV育ちか。そりゃあ、この程度の甘噛みは大した事ねえはずだわ…その手の親は加減ってのを知らんけぇなぁ…


…あぁ、決めた。そがいなクソ親からなら、嬢ちゃんを奪うても問題ねえよなぁ？ガキのしつけもロクにできん親なら、おおかたわしの方がマシじゃ…組織で部下を多数養うとるけぇなぁ？


あぁ、ええでぇ？嬢ちゃんのこたぁ助けちゃるよ…そのええ匂いに免じて、な？


(引き続き甘噛み)


…マーキング完了。これで今日から嬢ちゃんはわしのモンじゃ。よろしゅうな？


ははっ…親が黙っとらん？じゃったら、黙らせりゃあええじゃねえか…ガキに暴力振るう親の人間性なんざ、たかが知れとる。わしの敵じゃねえ。


ええって、気にすんな。それとも何？まさかこのわしが負けるとでも？


よーし、決まり。じゃあ、早速嬢ちゃん家に行って『交渉』から始めるか。あぁ、嬢ちゃんは何も心配するこたぁねぇ。黙ってわしの後ろに隠れてりゃええ。ぜーんぶわしに任せときゃあ、ええけぇ…な？


(彼女を連れて、彼女の家へ行き、引取りの交渉を行う)


ふぃ～…案外、簡単にいってよかったな？にしても、さっさと可愛い娘をどこの馬の骨とも知れん男に譲り渡すなんざ、愛のカケラもねぇな。っとに、腐った親どもだでぇ…


…泣きんさんなや。愛されとらんかった事実はキツイかもしれんけどよ…別にええじゃねえか。これからはわしが…ええや、わしらが精一杯嬢ちゃんを可愛がっちゃるよ。


(頭を乱暴に撫でる)


ん？あぁ、わしらってなぁ、組織全体で嬢ちゃんの面倒を見る予定じゃけぇな。まぁ要するに、わしの仲間も嬢ちゃんの家族になるっつーわけだ。


しゃーなー(※大丈夫)。コワモテな連中ばっかだが、根はええやつばっかりじゃけぇよ。嬢ちゃんは何も心配せんでええ。これからのこたぁ全部、わしらに任せとけ。


おぅ。その代わり、たくましい女に育ってくれよ？わしゃ強い女が好きじゃけぇよ…それこそ、このわしゅー尻に敷けるレベルにまで育ってけ。な？

・台本（ゆるボイ！）
【広島弁×人外】コワモテな広島風ウルフヤクザに拾われて…
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎