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【人外×和風ファンタジー】俺様な鬼天狗による寝返りのススメ
written by 松平蒼太郎
  • サディスト
  • 戦国時代
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  • 鬼天狗
  • ファンタジー
  • 俺様
  • 和風
公開日2024年10月12日 21:05 更新日2024年10月12日 21:05
文字数
1856文字(約 6分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
鬼天狗
視聴者役柄
女軍師
場所
陣地
あらすじ
軍師である貴女は主君に内緒で「鬼天狗」へ討伐軍を差し向ける。しかし、結果的に彼を討伐すること失敗、逆に自陣への侵入を許してしまう。周りにいた親衛隊を軽く叩きのめした彼は、貴女の背後に回り込み、『悪魔の囁き』を開始して…?
本編
軍師ちゃんよぉ~…酷いじゃねえか、いきなり軍を差し向けてくるなんてよ。俺が死んだらどうするつもりだ?


おいおい、そんな驚くことか?こちとら、天下の人民から畏怖される鬼天狗様だぞ?人知れず、気になった女に近づくなんて、お茶の子さいさいよ。


あ、おい…そんな大声出されたら…


(親衛隊が集まってくる)


あー、ほら…言わんこっちゃない…仕方ねぇ、なぁっ…!


(親衛隊を素手でぶちのめす)


はい、お前ら不合格~。親衛隊のくせに弱すぎなんだよ。もうちょっと鍛えてから、出直してきな?


あん?どうしてって…軍師ちゃん、もしかして俺のこと舐めてる?


(一瞬で彼女の背後を取る)


おっせぇなぁ…こっちだよ、こっち。


(振り向こうとした彼女をあすなろ抱き)


ほら、こんな簡単に背後取れちゃった♡ あくびが出るくらい、隙だらけだぜ♡


なぁ…どうだった?自分の策がことごとく破られた気分は?軍師の面目丸つぶれってかぁ?


あーあー、震えてる震えてるw


悔しいよなぁ?自信満々で立てた作戦がことごとく空振りに終わるんだから…軍師として、これほど屈辱的なこともねえよなぁ?


けどまぁ、人間にしちゃ頑張った方だと思うぜ?一応、俺の拠点を割り出せたんだから。


人間の武将相手だったら、通じたかもしれねえが…今、お前の目の前にいる男はそーいうんじゃねぇから。


人智を越えた存在の、鬼天狗様ってな…人間の尺度で俺様を計んじゃねえよって話…!


(片手で軽く首を絞める)


ほら…どーよ?片手で軽く絞めてるだけなのに、今にも死にそうだろ?これが力の差ってやつ。わかる?


あー、上手く喋れねえか。わりぃわりぃ。もう放すわ。


(首絞め終わり)


ところでさ…ちょいと聞きてえんだけど、これって君主様からの命令か?


何がって…決まってんだろ?この俺の討伐、だよ。ちゃんと討伐命令は受け取ってんだよな?


あ、お前、その反応…もしや独断で軍を動かしたな?


あーあーw いーけないんだw


君主の命を待たず、軍を動かすなんてw


打ち首獄門の刑確定だな、こりゃw 軍法会議、待ったなしw


(彼女が自害しようとする)


あー、落ち着けって…今自害しても、最悪の事態は免れねえぞ?


そりゃそうだ…お前の一族、冗談抜きで皆殺しの憂き目にあうぜ?それでもいいの?


…ホントはわかってんだろ?勝手に軍を動かした罪がどれほど重いもんか…


お前の独断専行で、家族がみーんな死んじまうんだ…その事実に耐えられんの?お前…


わかるぜ~?君主の命にそむいてでも、俺を討ちたかったんだよな?


俺みたいな危険な存在を野放しにしておくことは国のためにならねえって…今回はその思いがちょこ~っと行き過ぎちまったんだよな?


けど、こうして俺を討伐する作戦は失敗した…あとはこのことが君主様の耳に入り、軍法会議にかけられるのを待つのみ…そして最終的には、一族もろとも滅亡、だ☆


さぁ、ここから問題…この絶体絶命の状況を打開するには、どうしたらいいと思う?軍師ちゃんが今打てる最善の手は何?


…どーした?黙ってちゃ、分かんないぜ?ほら、一個だけあるだろ。起死回生の策が…


…ははっ、正解♪ そう、この俺に寝返ること!そうすりゃ、力関係はあっという間に逆転!


仮に君主様に反逆者の烙印(らくいん)を押されても問題なし!なんせ、この鬼天狗様の庇護下にあるんだからなぁ!


当然、俺ならお前の一族もまとめて守ることができる…どうだ?これで少しは乗っかる気になったろ?


あぁ、それも先に言っとくか。お前が俺に払う代償はたった一つ…お前の人生、そのものだ。


そ。俺と婚姻関係を結べ。そうしたら、おまえの大切なモン、みーんな守ってやる。


どーだ?悪い取引じゃねえと思うんだがなぁ~?


むしろ、これ以上の策はないんじゃね?軍師ちゃんのご意見は?


あぁ?小さくてよく聞こえねえなぁ?もっと大きな声で、言ってみ?


よく言えたな…じゃ、軍師ちゃん、今日から俺の嫁な。こっち、向け。


(キス)


はい、俺の唾液投与完了~♪ これで俺ら、一蓮托生(いちれんたくしょう)な。


あぁ。約束通り、お前の家族は責任もって守ってやる…おら、式神ども。出番だ。


(式神召喚)


さー、お前ら仕事だ。こいつの一族が住んでる城下町に行って、彼らを保護しろ。傷一つつけんじゃねぞ?


(式神が散開)


じゃ、俺らも行くか。もうここに用はねえ。ずらかるぞ。


(お姫様抱っこ)


かるっ…想像以上に軽いな。両手使わなくても持ち上げられそう。


あん?どこに行くって…そりゃあ、俺たちの愛の巣ってやつだよ。


そ。夫婦(めおと)となったからにゃあ、二人きりで過ごせる部屋がなくちゃだろ?まぁ、もうすでに用意してんだけどな。


くくっ…さぁ?それは好きにご想像あそばせ…なんつって♪ はははっ♪


(愉快そうに笑いながら、飛び立つ)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【人外×和風ファンタジー】俺様な鬼天狗による寝返りのススメ
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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