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公開日2021年07月17日 22:15
更新日2021年07月17日 22:15
文字数
1677文字(約 5分36秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
軍人
視聴者役柄
旅人
場所
教会
あらすじ
傷だらけの旅人の看病をする事で生きる意味を見つけたヤンデレの話です。
本編
(足音)
おい、私の後ろに立つんじゃない。それに私の祈りの時間を邪魔するとは....いい度胸だな。
ん?いや、誰だ貴様。知らない足音だな。旅の者か?そうか、では来た道を戻りさっさとこの村から出ていくことだ。この村の近くには危険な魔物がうじゃうじゃ.....
お、おい!大丈夫か!?血だらけじゃないか!ここなら治して貰えるって聞いた?いい、分かったから喋るな。おい!しっかりしろ!大丈夫か!起きるんだ!.......
(数時間後)
む。貴様、やっと起きたか。おい、動くな。安静にしろ、治療してやった意味が無いだろ。そういえば...何処で、この教会の事を聞いたのだ?旅の途中に商人から?そうか.....
この村には医者が居ない上、薬も十分にある訳では無い。だから、当分この村から出られないと思え。
ん、何だ?私?そうか...まだ教えていなかったな。コホン、私はこの村の教会でシスターをやっている。普段は神に祈りを捧げているが、頼まれれば暗殺、諜報活動、護衛など大体の事は請け負う。よろしくな。
何で暗殺を?そうだな....強いて言えばシスターとしての仕事が分からないからだな。実は私、昔とある国の騎士団の長を務めていたのだ。
だが、5年前シスターを務めていた母が倒れ、跡取りが見つからず、私がシスターになったという訳だ。
ただ、5年がたった今でもシスターの仕事など分からないから、だから私の専門分野で穴を埋めようと思ってだな....まあ、そんな訳だ。
私の事を少しでも恐ろしいとでも思ったならそのベッドから一歩も出ない事だな。分かったのなら安静にしてろ。
何だ?腹、減ったのか?しょうがない、果物位なら食べてもいいだろう。今、食べやすいように切ってやるから待っていろ。
ん?世話焼きで優しい?うるさい。黙って待てないのかお前は......
(半月後)
(足音)
おい、貴様。此処で何をしている。さっさとベッドに戻れ。何だ。何か文句でもあると言うのか?
もうここから出せ?ダメだ。まだ傷は癒えていないだろう。ほら、悪いことは言わない、さっさとベッドに戻るんだ。
傷は完治した?ダメだ。その具合じゃまた直ぐに傷が開く。なぜ分かるか?舐めるな。私は昔、腐っても騎士団長だったのだ。傷の具合など見れば分かる。
ほら、だから戻るんだ。早く....だから....ダメだと言ってるのが分からないのか馬鹿者!
10秒以内に戻らなければ私がたたっ斬る。
10、9、8、よし....言えば分かるじゃないか。私は従順な犬が好きなんだ。私に従わない犬なんて要らない。だから、私をあまり怒らせない方がいいぞ?
反省したか?これからは私の言いつけを守らなきゃダメだぞ?分かったか?
(布団の擦れる音)
今日はどうして脱走なんかしようとしたんだ?故郷の幼馴染と婚約したからか....それは寂しいな....あのだな....私で良ければ今日、ずっと一緒に居よう。
お前の幼馴染の代わりにはなれないが、私で良ければお前のそのポッカリ空いた心の隙間を埋めさせてくれ。
そうすれば、寂しさも少しは薄れるだろう?だから、脱走しようだなんて考えるな。分かったか?じゃあ、おやすみ。
はぁ...はあ...待て!何度言ったら分かる!早くベッドに戻れ!だから、ダメだと言っているだろう!
それに、今村から出ればお前は確実に魔物に殺される!頼む...もう、大切な人が死ぬのは見たくないんだ....
私は、騎士団長時代、他国との戦争に駆り出され、多くの部下を失った。それから、私の心にはぽっかりと穴が空いてしまったんだ...
でも、お前が来て、お前の看病をする事で空いた穴が塞がれてきている気がするんだ。だから、どうかお願いだ....
戻って来て、また一緒に暮らそう?なっ?あ
、今朝商人から珍しい果実を貰ってだな、一緒に食べよう!ほら!
おい!待て!お願いだ!止まってくれ!
なあ....なぁ...待てって....
....お前が止まらないなら...私も手段を選ばないぞ....すまない。いくぞ。
(数日後)
なあ、今日はいい天気だな。そうだ、今日はピクニックと行こう。お前、前から外へ出たがっていたよな。今日は特別に外に出してやろう。
ほら、降りれるか。こら、慌てるな。お前の足はもうないのだから、転んでしまうぞ。車椅子の座り心地はどうだ?そうか、では早速出発するか。大丈夫だ、心配する事はない。私がついてるのだからな。
おい、私の後ろに立つんじゃない。それに私の祈りの時間を邪魔するとは....いい度胸だな。
ん?いや、誰だ貴様。知らない足音だな。旅の者か?そうか、では来た道を戻りさっさとこの村から出ていくことだ。この村の近くには危険な魔物がうじゃうじゃ.....
お、おい!大丈夫か!?血だらけじゃないか!ここなら治して貰えるって聞いた?いい、分かったから喋るな。おい!しっかりしろ!大丈夫か!起きるんだ!.......
(数時間後)
む。貴様、やっと起きたか。おい、動くな。安静にしろ、治療してやった意味が無いだろ。そういえば...何処で、この教会の事を聞いたのだ?旅の途中に商人から?そうか.....
この村には医者が居ない上、薬も十分にある訳では無い。だから、当分この村から出られないと思え。
ん、何だ?私?そうか...まだ教えていなかったな。コホン、私はこの村の教会でシスターをやっている。普段は神に祈りを捧げているが、頼まれれば暗殺、諜報活動、護衛など大体の事は請け負う。よろしくな。
何で暗殺を?そうだな....強いて言えばシスターとしての仕事が分からないからだな。実は私、昔とある国の騎士団の長を務めていたのだ。
だが、5年前シスターを務めていた母が倒れ、跡取りが見つからず、私がシスターになったという訳だ。
ただ、5年がたった今でもシスターの仕事など分からないから、だから私の専門分野で穴を埋めようと思ってだな....まあ、そんな訳だ。
私の事を少しでも恐ろしいとでも思ったならそのベッドから一歩も出ない事だな。分かったのなら安静にしてろ。
何だ?腹、減ったのか?しょうがない、果物位なら食べてもいいだろう。今、食べやすいように切ってやるから待っていろ。
ん?世話焼きで優しい?うるさい。黙って待てないのかお前は......
(半月後)
(足音)
おい、貴様。此処で何をしている。さっさとベッドに戻れ。何だ。何か文句でもあると言うのか?
もうここから出せ?ダメだ。まだ傷は癒えていないだろう。ほら、悪いことは言わない、さっさとベッドに戻るんだ。
傷は完治した?ダメだ。その具合じゃまた直ぐに傷が開く。なぜ分かるか?舐めるな。私は昔、腐っても騎士団長だったのだ。傷の具合など見れば分かる。
ほら、だから戻るんだ。早く....だから....ダメだと言ってるのが分からないのか馬鹿者!
10秒以内に戻らなければ私がたたっ斬る。
10、9、8、よし....言えば分かるじゃないか。私は従順な犬が好きなんだ。私に従わない犬なんて要らない。だから、私をあまり怒らせない方がいいぞ?
反省したか?これからは私の言いつけを守らなきゃダメだぞ?分かったか?
(布団の擦れる音)
今日はどうして脱走なんかしようとしたんだ?故郷の幼馴染と婚約したからか....それは寂しいな....あのだな....私で良ければ今日、ずっと一緒に居よう。
お前の幼馴染の代わりにはなれないが、私で良ければお前のそのポッカリ空いた心の隙間を埋めさせてくれ。
そうすれば、寂しさも少しは薄れるだろう?だから、脱走しようだなんて考えるな。分かったか?じゃあ、おやすみ。
はぁ...はあ...待て!何度言ったら分かる!早くベッドに戻れ!だから、ダメだと言っているだろう!
それに、今村から出ればお前は確実に魔物に殺される!頼む...もう、大切な人が死ぬのは見たくないんだ....
私は、騎士団長時代、他国との戦争に駆り出され、多くの部下を失った。それから、私の心にはぽっかりと穴が空いてしまったんだ...
でも、お前が来て、お前の看病をする事で空いた穴が塞がれてきている気がするんだ。だから、どうかお願いだ....
戻って来て、また一緒に暮らそう?なっ?あ
、今朝商人から珍しい果実を貰ってだな、一緒に食べよう!ほら!
おい!待て!お願いだ!止まってくれ!
なあ....なぁ...待てって....
....お前が止まらないなら...私も手段を選ばないぞ....すまない。いくぞ。
(数日後)
なあ、今日はいい天気だな。そうだ、今日はピクニックと行こう。お前、前から外へ出たがっていたよな。今日は特別に外に出してやろう。
ほら、降りれるか。こら、慌てるな。お前の足はもうないのだから、転んでしまうぞ。車椅子の座り心地はどうだ?そうか、では早速出発するか。大丈夫だ、心配する事はない。私がついてるのだからな。
クレジット
ライター情報
ただの学生です。授業中サボって考えついたネタで書いているのであんまり人に刺さらないかも知れません。でも、それでも好きって言ってくれる人がいたら、嬉しいなぁ.....
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