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ネガティブ天才画家と暮らしているようです
written by ソライヌ
  • からかい
  • ギャグ
  • 先輩
  • ダウナー
  • 年上
  • 癒し
公開日2021年07月28日 18:26 更新日2021年07月28日 18:26
文字数
1063文字(約 3分33秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
全くと言っていいほど筆が進んでいない画家。
そんな姿を見かねて、休憩をするよう促すが…
本編
(筆を走らせている音)
ダメだ…ダメだダメだぁ!!こんなんじゃ全然ダメだぁ!!
(紙を丸める音)
どうしよう、圧倒的スランプだ。何を描いても面白くないし、美しくない。
こんなんじゃコンクールの〆切にも間に合わないし、何より…僕に憧れてアトリエに来てくれた君にあきれられてしまう。それだけは嫌だ…絶対に…!
ん?どうした?…「そろそろ息抜きでもしませんか?」
いやいやいや何を言っているんだ君は!こんな時に休憩なんて…アッハイ、すみません、休みます、ハイ。
(紅茶を注ぐ音)
(ティーカップを差し出す)
ふぅ…相変わらず紅茶を入れる腕がいいねぇ君は。僕も同じようにやってみたんだけどさ、茶葉は散らばるし、お湯も手にこぼして火傷しかけるしで…昔から僕は、仕事以外のことになると転でダメなんだ。だから君がこのアトリエに来てくれて、本当に助かってるよ。いつもありがとう。
なぁ…急な問いかけですまないが、君は、こんな僕を見て幻滅しないのかい?
いやなに、世間やメディアは僕のことを『謎多き寡黙な天才』なんて評価しているけど…実際は人がたくさんいると緊張して話せなくなるだけの、ただのコミュ障ネガティブ人間だからさ。ハハハ…
昔、君以外にも人を雇ったり弟子を受け入れたりしたことがあったんだけど、周りがが思い描いていた姿とは違う、いつも慌てふためいて下を向いている僕の姿を見て、すぐにみんな離れていってしまった。
だから、君が初めてなんだよ。こんな姿を見ても、離れずにずっとそばにいてくれたのは。
…え?なに?そんな姿も好きになった?むしろこっちの方が可愛くて好き?
…ん?は?ちょちょ、ちょっと君は何を言っているんだ!?自分が何を言っているのかわかっているのか!?
ギャップ?萌え?…その、なんだ、君の言うギャップ萌え?というのはよくわからないが、それは…一応、褒めているという事でいいのか?
…ふーん、なるほど…へへ。(まんざらでもなさそうに)
そうか、少し不安に思っていたがこれは杞憂に終わりそうだな。
さて、一息ついたしそろそろ作業に戻ろうかな。なんとなくだけど、今ならいい絵が描けそうな気がするんだ。
それに…君に可愛いだけじゃない、カッコいいところも見せたいからね!

(ここで終わってもいいですし、続けるとポンコツっぽい感じで終わります)
~以下ポンコツエンド~

ん?その前にアトリエに散らかした資料を片付けてからにしてほしい?
えっと、その…後でやるから、ね?
…そういって一週間もそのままにしているのは誰?
…僕です。
わぁぁ!!ごめんなさいごめんなさい!!ちゃんとやるから、お願いだから出ていかないでくださーい!!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ネガティブ天才画家と暮らしているようです
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ソライヌ
ライター情報
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