貴女は、出張から帰ってきた彼氏を家に招き入れるが、貴女のひょんな一言から彼の様子が変わりだして…？

(インターホン)

よ、遊びに来たけど。

ん、上がらせてもらうわ。お邪魔しまーす。




そういや…ほれ、お土産。こないだの出張ん時の。

適当に選んだけど…そんなんでいい？

あ、そう。ならよかった。好きな時に食べていいから。

え？……なに、いきなり？俺のこと、疑ってんの？

冗談、ねぇ…ふーん…

(いきなり抱き寄せる)

冗談にしてはちょっと悪質すぎんな。誰が誰に浮気したって？

や、別に？怒ってねえよ？

けど…冗談でも疑われんのは心外だなーって思っただけ。

だからちょっと分からせてやろうと思って…こうやって、な？

(キス)

ん？なに？まだ浮気疑ってる？

ホントに冗談？へー、そうなんだ。

まぁでも分かるよ？彼氏が出張行ってたら、どっかフラフラ、別の女の人とそういうお付き合いしてるかもーって考えちまうよな？

俺が逆の立場でもそう思うかもだし。

だからこそのこれ。俺がお前一筋だってこと、証明してやらねえと。

もうちょっと分からせた方がいい？じゃ、いただきます。

(連続キス)

え、なに？許してほしい？

いいけど…もうちょっと誠意が欲しいよな。

俺、こんなにお前のこと好きなのに、疑われたわけだし。

そーいや、耳って性感帯なんだっけ？

ここ、弄り回したらエロい気分になりそ？

やだ、やめない。今日はもうお前で遊ぶって決めたから。

(耳はむ)

な、気持ちいいだろ？かなり優しくハムハムしてやってるから。

てか顔、真っ赤……今、すごい顔してんぞ。お前。

その顔、もうちょっと持続させたいな…

よし。それじゃ、もう片方の耳も失礼すんぞー…

(耳はむ)

あー、なんか俺までムラムラしてきた…どうしてくれんの？

まぁたしかに。俺が勝手に始めたことだけど…

でもお前も疑ってたじゃん？俺の浮気。

ほら、間近で嗅いでみろって。他の女の匂い、するか？

だろ？てか俺、お前以外の女抱くつもりねえから。

うん、分かってくれたんならいいけど。

さて、次はどうすっかなー…

え？俺、やめるなんて一言も言ってないけど？

いや、ホントに怒ってないって。

ただ、その、アレだ。お前があんまり可愛すぎるから、いじめたくなっただけ。

そ、好きな人はいじりたくなるのが男の子ってもんだし。

小学生で結構。俺、精神年齢5歳だから。

ガキのわがままくらい、付き合ってくれよ？お姉さん？

ははっ！俺の方が年上だな、たしかに。

それともお前は俺とこうしてイチャつくの、嫌か？

そっかー。嫌ならやめるしかないけど…

俺もお前の本意じゃないことはしたくないし。

ん？今なんて？

小声でボソボソ言ってたから、聞こえなかった。悪いけどもっかい。

ふふっ…はははっ！

あー、わりわり。そんな怒んなって。

いいよ。可愛い彼女のお願いだし。断らねえよ。

まだ昼前だけど…お腹減ったしいいよな？

あ？何言ってんだ。今日のランチは…お前♡

って、今のは流石にくさかったか。へへっ…

はいはい…俺、一旦始めるとブレーキ効かなくなるけどいい？

オッケ。じゃあ今から俺のこと、めちゃくちゃ好きになってもらおうかな。

浮気のうの字も出てこないくらいに、な？

・台本（ゆるボイ！）
スイッチが入ったSっ気のある年上彼氏にトロトロに甘やかされる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎