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- 放課後
- 青春
公開日2023年05月21日 21:39
更新日2023年05月21日 21:39
文字数
1832文字(約 6分7秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
同級生男子
視聴者役柄
同級生女子
場所
学校
あらすじ
気がつけば目で追っていたーー隣のクラスの男の子への仄かな恋心を自覚した貴女は、勇気を出して彼に告白しようとするが…?
本編
[放課後の教室にて]
へー、そうなんだ。じゃあそれ、今度見せてよ。
おー、楽しみにしてる。あ、あと今度の県大会の話なんだけどさ…
(クラスの女子から隣のクラスの女子が呼んでいることを伝えられる)
…え?俺?Bクラスの奴が?なんで?
いや、絶対ちげーし。千円賭けてもいいぞ。
はいはい。告白だったらいいですねー。そんじゃ、行ってきまーす。
(自分を呼んだ女子に近づく)
お待たせ。俺に何か用?
ん?いいけど…どこ行く?屋上?
あー、社会科資料室…
まぁ、たしかにあそこなら人気はないけど…
りょーかい。じゃ、とっとと教室移動しますかねーっと…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[社会科資料室にて]
んで?改めて俺に何の用?
へー…それで?そいつに惚れたから、俺に橋渡し役を務めろってこと?
ふーん…それはいいけどさ、何でさっき、直接そいつを呼ばなかったの?
恥ずかしいからって…いや、まぁ、気持ちは分からなくもないけど…
とりあえず了解した。今から古い方の体育倉庫あたりにそいつ呼ぶわ。
うん。あそこ、絶好の告白スポットだし。
そうだぞ。告白するにはもってこいの穴場。こないだ、友達が教えてくれた。
え?その友達?女だけど…なんで?
…さっきから要領得ないなぁ。君、俺に何か隠してるだろ?正直に言ってみ?
いやいや。何でもないことないだろ。
さっきから微妙に挙動不審だし。
大事なことなら、さっさと吐いちまった方が楽だぞ?
え、どうした?何で急に謝んの?
…本命は、俺?マジ?なんで?
あ、あ〜…そんなこともあったような、なかったような…
いや、その件に関しては気にしなくていいぞ。
その時の俺、義務的に行動しただけだからさ。全然恩に着る必要ないっつーか…
…そっか。そこまで想ってくれてたんだ、俺のこと。
いや、でもごめん。ここまで言わせといて何だけど俺、ギャルってあんま好きじゃないんだよね。
うん…なんか尻軽そうっつーか、付き合ってもすぐ他の男に乗り換えそうみたいなイメージあるからさ…
君は悪い子じゃないかもしれないけど、俺的にはその…ギャルっていう属性が受け入れられなくて…ホントごめん。この話は無かったことに…
……なーんてな。何泣きそうになってんだよ。らしくないじゃん。
あ、いやさ…俺も実は君のこと気になってたんだよね。
俺の片想いで終わるだろーなーって思ってたからさ…正直、そっちから来てくれるとは思わなかった。
呼び出されてドキドキさせられたのに、君、いきなり他の男の名前出すから、ちょっとだけ妬いちゃって…つい意地悪したくなった。ごめんな?
どーどー。落ち着けって。俺が悪かったから。な?
えーと…俺が君を助けたことになってる話だっけ?あれに関してはマジで偶然。
そ。あの時、君にしつこく言い寄ってた先輩…あれ、俺と同じ部活の人。
時間になっても部活に来ないから、呼びに行ったら、君と二人きりで話してるとこ見かけてさ…
「めっちゃ可愛い子と喋ってる、裏山」って思ってたの、あん時。
しかもその後、可愛い子と付き合うことになるんだーってやたら自慢してきたから、ムカついて、部活でこってり絞ってやった。
いや、たしかに向こうのが先輩だけど、部活では俺のが実力あるし。部内での立場は俺の方が上。
あー、そうなんだ。俺の仕置きが効いたのかな?君に言い寄るのやめたんだ。そりゃよかった。
うん、うん…そっか。
たまに視線感じると思ったら、君だったんだ。
まぁ、何となくだけど視線は感じてたよ。
告白してくれてありがと。返事は勿論、オーケーで。
うん…俺もさ、実は君のこと、前から知ってた。
まぁ隣のクラスで、しかも君自身が派手だから、知ってたんだけど。
えーっとね…誤解しないで欲しいんだけど、ルックスだけで、告白OKしたわけじゃないからね?
うん。君は覚えてないかもだけど、半年前くらいだったかな?ショッピングモールで迷子になった妹と一緒に居てくれたろ?
そそ!あれ、俺の妹!
手ェ繋いでたはずなのに、はぐれちゃってさー、マジであん時は焦った。
だよな。あの時はお互い面識なかったし、しかも一瞬会っただけだから、君が覚えてないのも仕方ない。俺は後で思い出したけど。
まぁ、つまりは?君が見た目にそぐわず、優しい人だから、告白オーケーしたってこと。
あはは、たしかに。お互い、ほとんど接点ないのに、よく両想いになれたよなって感じ。
ん…こちらこそよろしく。これからボチボチ付き合って、お互いのこと、もっとよく知ってこ。
ん?……あ、そうだった!
部活行かないと怒られる!やべー!
わ、わかった!部活終わったら、教室まで迎えに行く!そんじゃ!
へー、そうなんだ。じゃあそれ、今度見せてよ。
おー、楽しみにしてる。あ、あと今度の県大会の話なんだけどさ…
(クラスの女子から隣のクラスの女子が呼んでいることを伝えられる)
…え?俺?Bクラスの奴が?なんで?
いや、絶対ちげーし。千円賭けてもいいぞ。
はいはい。告白だったらいいですねー。そんじゃ、行ってきまーす。
(自分を呼んだ女子に近づく)
お待たせ。俺に何か用?
ん?いいけど…どこ行く?屋上?
あー、社会科資料室…
まぁ、たしかにあそこなら人気はないけど…
りょーかい。じゃ、とっとと教室移動しますかねーっと…
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[社会科資料室にて]
んで?改めて俺に何の用?
へー…それで?そいつに惚れたから、俺に橋渡し役を務めろってこと?
ふーん…それはいいけどさ、何でさっき、直接そいつを呼ばなかったの?
恥ずかしいからって…いや、まぁ、気持ちは分からなくもないけど…
とりあえず了解した。今から古い方の体育倉庫あたりにそいつ呼ぶわ。
うん。あそこ、絶好の告白スポットだし。
そうだぞ。告白するにはもってこいの穴場。こないだ、友達が教えてくれた。
え?その友達?女だけど…なんで?
…さっきから要領得ないなぁ。君、俺に何か隠してるだろ?正直に言ってみ?
いやいや。何でもないことないだろ。
さっきから微妙に挙動不審だし。
大事なことなら、さっさと吐いちまった方が楽だぞ?
え、どうした?何で急に謝んの?
…本命は、俺?マジ?なんで?
あ、あ〜…そんなこともあったような、なかったような…
いや、その件に関しては気にしなくていいぞ。
その時の俺、義務的に行動しただけだからさ。全然恩に着る必要ないっつーか…
…そっか。そこまで想ってくれてたんだ、俺のこと。
いや、でもごめん。ここまで言わせといて何だけど俺、ギャルってあんま好きじゃないんだよね。
うん…なんか尻軽そうっつーか、付き合ってもすぐ他の男に乗り換えそうみたいなイメージあるからさ…
君は悪い子じゃないかもしれないけど、俺的にはその…ギャルっていう属性が受け入れられなくて…ホントごめん。この話は無かったことに…
……なーんてな。何泣きそうになってんだよ。らしくないじゃん。
あ、いやさ…俺も実は君のこと気になってたんだよね。
俺の片想いで終わるだろーなーって思ってたからさ…正直、そっちから来てくれるとは思わなかった。
呼び出されてドキドキさせられたのに、君、いきなり他の男の名前出すから、ちょっとだけ妬いちゃって…つい意地悪したくなった。ごめんな?
どーどー。落ち着けって。俺が悪かったから。な?
えーと…俺が君を助けたことになってる話だっけ?あれに関してはマジで偶然。
そ。あの時、君にしつこく言い寄ってた先輩…あれ、俺と同じ部活の人。
時間になっても部活に来ないから、呼びに行ったら、君と二人きりで話してるとこ見かけてさ…
「めっちゃ可愛い子と喋ってる、裏山」って思ってたの、あん時。
しかもその後、可愛い子と付き合うことになるんだーってやたら自慢してきたから、ムカついて、部活でこってり絞ってやった。
いや、たしかに向こうのが先輩だけど、部活では俺のが実力あるし。部内での立場は俺の方が上。
あー、そうなんだ。俺の仕置きが効いたのかな?君に言い寄るのやめたんだ。そりゃよかった。
うん、うん…そっか。
たまに視線感じると思ったら、君だったんだ。
まぁ、何となくだけど視線は感じてたよ。
告白してくれてありがと。返事は勿論、オーケーで。
うん…俺もさ、実は君のこと、前から知ってた。
まぁ隣のクラスで、しかも君自身が派手だから、知ってたんだけど。
えーっとね…誤解しないで欲しいんだけど、ルックスだけで、告白OKしたわけじゃないからね?
うん。君は覚えてないかもだけど、半年前くらいだったかな?ショッピングモールで迷子になった妹と一緒に居てくれたろ?
そそ!あれ、俺の妹!
手ェ繋いでたはずなのに、はぐれちゃってさー、マジであん時は焦った。
だよな。あの時はお互い面識なかったし、しかも一瞬会っただけだから、君が覚えてないのも仕方ない。俺は後で思い出したけど。
まぁ、つまりは?君が見た目にそぐわず、優しい人だから、告白オーケーしたってこと。
あはは、たしかに。お互い、ほとんど接点ないのに、よく両想いになれたよなって感じ。
ん…こちらこそよろしく。これからボチボチ付き合って、お互いのこと、もっとよく知ってこ。
ん?……あ、そうだった!
部活行かないと怒られる!やべー!
わ、わかった!部活終わったら、教室まで迎えに行く!そんじゃ!
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