魔族専用の刑務所で看守を務めている貴女は、危険種として収監されている吸血鬼の男の様子を見に行く。大人しくしているようであった彼だったが、貴女の冷酷な態度が癪にさわったようで…？

誰だ？こんな時間に…


(ため息)


なんだ、アンタか…また俺の見張りか？いつもご苦労なこった。


ふん…言ってろ。今はまだ脱走する気はねえよ。今は、な？


はっ…この冷徹美人が。人の心とかねえの？いくら囚人相手とはいえ、言っていいことと悪いことがあんじゃねーの？


さいですか…まぁ、アンタらしいっちゃ、アンタらしいけど。


あん？決まってんだろ。俺は俺の力を試したい。身体の内側から湧き上がる衝動が壊せって叫んでんだよ…目に映るモノ全てをな。


そうだ。破壊と略奪が俺の生きがい。善良な人間様にゃあ、一生分からねーだろうがな。


ははっ…んだよ、そのゴミを見るような目は？俺をスクラップにしたいとでも言いたげだな？まぁ、看守ごときにそんなことできるわけねえだろうが。


(女が牢屋の扉を開ける)


…あ？アンタ、何のつもり…ッ！


(首を絞められる)


が、あっ…！正気か、てめぇ…！看守のくせに、俺を殺す気、か…！


(苦しそうにうめく)


くっ、うっ…！やって、くれんじゃねえか…！舐めた口きかれたの、そんなに頭にきたか…？案外、気ィ短ぇんだな…！


あぁ、そうかい…だった、ら、こっちもっ、本気でいかせてもらうっ…！


(女の腹を蹴り飛ばし、馬乗りになる)


はぁっ、はぁっ…！馬鹿がよ…！短気を、起こすからこうなるんだ…！


あぁ、ちょうど腹が減ってたとこだ…アンタで腹ごしらえさせてもらおうか…！


(無理やり首筋に噛みついて吸血する)


ははっ…！腹ごしらえとしてはちょうどいい味だな…鉄の女の味がする。もっと寄越せよ…


…つーかアンタ、間近で見ると美人なんだな…そんなツラで、俺のことを見下してたってわけか…ははっ、あはははっ…！


いいや？さっきまで俺を見下してた女が、メスの顔するようになったなぁって…アンタ、そんな顔もできるんだな。


もっと見せてみろよ…女としての表情。アンタの鉄面皮を無理やり引っぺがしてみてぇし…な？


(再度、吸血)


…どうした？もう抵抗する気力も残ってねえってか？さっきまでの威勢はどうしたよ？なぁ…？


ふん…あっけねえ。もっと歯ごたえのある奴だと思ってたのに…ちょいと残念だ。


ま、だからって手加減しねえんだけど。さっきまで人のこと、ボコボコに罵倒してくれやがったからな…きっちり倍返しさせてもらうぜ？


…あぁ？何？今、なんつった？ちょっとらしくねえこと、ほざいたんじゃねえの？


…あっそ。即落ち二コマってのは、アンタのためにある言葉だったんだな。たかが二回、吸血してやっただけなのによ…


でもまだ足りねえ…アンタのこと、もっとぐちゃぐちゃに壊してみてぇ。破壊衝動が抑えられそうにもねえからなぁ…？


選べよ…この刑務所をぶっ壊されるか、アンタ自身が壊されるか。どっちがいい？


ま、それは聞くまでもねえか…こんな時間だし、あまりみっともない声上げんじゃねえぞ？バレたら恥かくのはお前の方だから…な？

・台本（ゆるボイ！）
【ドS/わからせ】破壊衝動に駆られた俺様系吸血鬼の逆襲プレイ
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎