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殺し屋ワンコは甘え上手
written by 弐橋 葉
  • インモラル
  • 同棲
  • 殺し屋
公開日2024年05月29日 13:48 更新日2024年05月29日 13:48
文字数
867文字(約 2分54秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
路地裏で人を襲って生活していたあなたは、ある日とある殺し屋に拾われる――。
その殺し屋はあなたに生活する場所と知恵を与え、今ではバディで殺し屋活動をしていた。
あなたは殺害担当、もう一人は監視カメラをハッキングして『目』となり指示役を担当。
恩人であるその人物に、あなたは並々ならぬ執着心を抱いていて……。

殺伐なんだかほのぼのなんだか分からないお話しです。
中性的なイメージで書いたので、男性でも女性でもどちらでもどうぞ。
甘え上手で少しおバカ、殺しに快楽を見出しているけれどご主人様に褒められるのが一番嬉しい、そんな感じの殺し屋を楽しく演じて頂ければ幸いです。
一人称や口調はご自由に変更どうぞ。
本編
たっだいまー!

ねーえー、今日もちゃぁんと殺してきたよ。

でもビービーわめいてうるさくってさあ、何度も何度も刺したら返り血がすごくって。

お風呂沸かしといてってメッセしたけど見てくれた?


わ! さっすがー!

それじゃお風呂入ってこよっかな。

で、次の依頼は夕方だよね?

今日忙しいなぁ、こんだけ頑張ってるんだからご褒美……とか、欲しいなぁ?

キミが街の監視カメラをハッキングして指示してくれてるおかげでボクが楽に殺せるのはそうなんだけど……ね?

でも、リスクを負ってるのはボクのほうなんだから、労って欲しい……とか、言っちゃダメ?


あは!

わぁい、やったぁ!

それじゃあ、ぎゅーってさせて!

はい、ぎゅーっ!

……えへへ、キミにも血が付いちゃったね……。

でもこれでボクとお揃いだよ。

嬉しい? 嬉しいよね?


確かにキミが指示してくれるおかげでターゲットを見失わないようになったけどさぁ……。

しまい込んでるナイフ、あれもう使わないの?

ボクはまた昔みたいに、キミと二人でオシゴトがしたいなぁ……。

血の生臭い匂い、命乞いするターゲット、潰れた悲鳴に重たい死体……。

この感覚をボク一人で味わうの、寂しいよ。


ね、夕方のお仕事は二人でやろうよぉ。

ターゲットがいつも通る道って決まってるんでしょ?

だったらキミの指示が無くても簡単に見つけて追いかけられるじゃん。

久しぶりに、キミと一緒に血の匂いにまみれたいよー。

それが今のボクにとっては一番のご褒美だから、さ……?


……え、ほんと! やったぁ、やったぁ!

あははっ、言ってみるもんだね!

それじゃ、ボクはお風呂入ってくるから洗濯と汚れたナイフもよろし……あ。

キミも血で汚れちゃったんだっけ。

汚したのはボクだけど。

……それじゃあお風呂、一緒に入る?

たまにはいいじゃん、昔はよく嫌がるボクのことお風呂に入れてくれたじゃーん。

今ではちゃんと一人でお風呂に入れるようになったけどさぁ。

お風呂って暇なんだよぉ。


……っふふ、今日のキミは押しに弱いね~。

このままどんどんワガママ言ったら全部通っちゃうかな……?

ね、ボクのこと拾ったからには捨てないでよね?

死ぬときはキミとボク、二人一緒だからね?

絶対絶対……だよ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
殺し屋ワンコは甘え上手
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
弐橋 葉
ライター情報
イラストレーター、ボイスコとして活動中です。
文章を書くのも好きなので合間合間に台本も投稿していきたいと思います。
pixivにも台本をマルチしていますがこちらのほうが早いです。

何か琴線に触れたものがあればお気軽に演じてくださいませ。
使用報告も不要、口調や固有名詞の改変についても良識の範囲でいくらでもどうぞ。
楽しく使って頂くためでしたら如何様にもしてください。
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