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【甘々/青春】ボクっ娘な女友達との甘酸っぱすぎる放課後
written by 松平蒼太郎
  • 甘々
  • ラブラブ
  • 純愛
  • 友情
  • 学校/学園
  • ボーイッシュ
  • ボクっ娘
  • 友達
  • 同級生
公開日2024年06月04日 09:16 更新日2024年06月04日 09:20
文字数
1238文字(約 4分8秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女友達
視聴者役柄
男友達
場所
学校
あらすじ
ウブな女友達とちょっといい雰囲気になるお話。どうやら彼女は、貴方に女の子扱いされると弱いようで…?
本編
参ったね…いざ帰ろうって時に、雨に降られちゃうなんて…


……あ、君。どうしたの?もしかして、君も傘を忘れたクチ?


あはは…だよね。今日の予報では降らないって言ってたもんね。参っちゃうなぁ…


…ん?君、何ストレッチしてるの?まさかこの土砂降りの中、走って帰る気?


えぇ〜…それは流石に無茶だよ。いくら君が運動部とはいえ、この雨の中走ったら、風邪ひいちゃうよ?


仕方ない…姉さんに傘を持って迎えに来てもらおう。今は多分、家にいるはずだし。


(電話をかける)


あ、もしもし、姉さん?今、暇でしょ?ちょっと今、雨に降られちゃってさ、学校から帰るに帰れない状況になってて…


うん…うん…あ、傘は二本持ってきて。彼も今、一緒にいるから。


うるさいなぁ…茶化さないでよ。変なことなんてないから。それじゃあもう切るよ?


…ッ!だっ、だから、彼とはそういうんじゃ…!


(電話を切られる)


ハァ…姉さんってば、すぐ人をからかって…全然、そういうんじゃないのに…


…あ、いや、何でもないよ。いつもの姉さんの軽い冗談だから。


…うぇ⁉︎ そ、そそそ、そんなこと言われてないよ⁉︎ き、君とボクが恋人だなんて、そんなこと…!


い、嫌じゃないけど…でも、君は迷惑でしょ?ボクなんかが彼女だなんて…そもそもボクは君にとっては、あくまで友達だし…君の好みのタイプからはかけ離れてるでしょ?


ええっ⁉︎ ボクもあり⁉︎ 嘘だ!今までそんなこと、一言も言ってなかったじゃないか!君が好きなのは、黒髪ロングのお淑やかな清楚系女子で…!


え?あ、そっちは二次元の話?そうだったんだ…てっきりリアルの話かと…


ま、待って待って…!君のことは、決して悪く思っていないけど、彼氏にしたいかと言われると、それはまた別の話っていうか…!


……ずるいなぁ、それ。そんなふうに言われたら、こっちまで揺らいじゃうよ…


(肩を抱き寄せられる)


……意外とキザなことするんだね。その抱き寄せ方、完全に彼氏のそれじゃないか…


いや…案外、悪くないかも。君はいつもボクの隣に居てくれたから…君になら、ボク自身を預けてみてもいいかもしれない。


(彼の肩に寄りかかる)


ふふ…君の身体、けっこうあったかいね。ずっとこうして君の体温を感じるのも悪くないかも…


……あぁ、そっか。君はずっとボクのこと、女の子扱いしてくれてたんだ。全然気づかなかった…


……ん。じゃあ、その、よろしくお願いして、いいかな…?


(雰囲気に呑まれかけて、キスしそうになったところを姉が迎えに来る)


…ッ⁉︎ ね、姉さん⁉︎ いつからそこに…⁉︎


ちょ、今のはちが…!その、ちょっとそういう雰囲気になっただけで…!き、君からも何か言ってやって!


えええ⁉︎ いや、「妹さんを僕にください!」じゃなくて!もぅ!


ちょっ、姉さん………行っちゃった。何が「これ以上、若いお二人の邪魔するわけにはいかないから〜」だよ…傘、持ってきてくれたのは有り難いけどさ…


……うん。もう行こっか…いつまでもここにいても仕方ないし…


…ッ!相合傘…?その、いいの…?本当に、ボクなんかで…?


…ありがとう。君がそこまで言ってくれるなら、ボクとしても応えないわけにはいかないね。一緒に、同じ傘で帰ろうか…えへへ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【甘々/青春】ボクっ娘な女友達との甘酸っぱすぎる放課後
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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