シチュエーションとしては「社会人である彼女とのバレンタインデーの夜」です。

　ただいまぁ･･････。

　あれ、今日ご飯作るのってどっちの番だったっけ？
　･･････あ、君の日か。じゃあお願いね。
　あ、お肉がいいな。冷蔵庫にあったっけ？

　ふぅ･･････。今日はいつもより疲れちゃってね？
　疲れちゃってねー？
　･･････むぅ。どうしたのー？とか、聞いてよ～。

　君って本当に鈍いんだからっ。
　あ、仕事は別に普段通り･･････あ、いや、ちょっとだけ長引いたかもだけど。
　ちょっと焦ってミスしちゃってさー、あはは･･････。
　部下もできたから、情けない所なんて見せられないんだけどなぁ。

　でさ、その後にデパートに寄ったの。
　ほら、今日ってバレンタインデーでしょ？

　その･･････大義名分で、君に甘えられるし。

　でね？チョコ売り場に向かってみたらすごかったの。殆どが売り切れでねー？
　板チョコとかじゃ、その･･････雰囲気でないでしょ？
　それで色々探し回ってね？･･････じゃん！チョコレートボンボン！

　本当は生チョコとかがあったら嬉しかったんだけど、これはこれでお酒に合いそうだから、思い切ってこれにしてみたの。

　ご飯を食べて、お風呂から上がったら･･････その、ね？
　今日は会社の事とか全部忘れて、君に甘えてもいい？

　あ、どうしよ。
　今から甘えたくなっちゃった。

　今、包丁使ってないよね？まな板の音しないし。

　ふふ。（以降、すぐ後ろから聞こえる（或いは左右の耳に囁くような）イメージをしていただけますと）

　もう少しでご飯、できそうね。

　君って鈍いけどさ、嬉しいときは嬉しい顔をしてくれるから、好き。
　会社の人は、皆何を考えてるのかわからなくてね？
　だから、君の自然な笑顔がすごく好きなの。

　ふふ。
　今夜は沢山、イチャイチャしようね？

・台本（ゆるボイ！）
バレンタインデーの彼女
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
一ノ清　カズスケ