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クールな彼女の二面性がすごかった話。
written by シノト
  • クーデレ
  • 甘々
  • カップル
  • 恋人同士
  • 同棲
公開日2021年10月18日 20:11 更新日2022年11月01日 08:37
文字数
856文字(約 2分52秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
同棲中の家
あらすじ
同棲中の彼女は今日もクールだ。お風呂に誘っても冷たい返事。
風呂場に行き、忘れ物をしてリビングに返ってくると、一人で悶えている彼女がいて――。

pixivにも投稿しています。
本編
おかえりなさい。

先にお風呂入って。
食事、準備しておくから。

いつもあなたがしてくれるでしょう?
今日くらい私がするわ。

一緒にお風呂?
馬鹿なこと言ってないでさっさと入ってきなさい。

まったく。

(間)

もう、入った?
入ったよね?
いいよね?

あー、もう!
一緒にお風呂なんか入れるわけないでしょ!
そんなの、ドキドキして心臓弾けちゃうよー!

いや、抑えて。
抑えて、自分。
せめて心の中で言おう。
口に出すのはよくない。

……無理!
好き、だって好きだもん!

なんであんなにかっこいいの!?
なんであんなに優しいの!?

いっつも迷惑ばっかりかけてるのに!

いくら私が残業続きだからって、ご飯もお風呂も毎回毎回用意しなくていいよ……。
私だってできるもん……。

なのに、なのに。
なんで、ありがとうの一つも言えないのー!?
私のバカー!!

こんなんじゃ愛想つかされちゃう……。
せっかく同棲してくれたのに……。

本当はもう嫌になっちゃってるんじゃないかな……。

でもそれじゃあ、お風呂になんか誘ってくれないか。

うぅ、さっきの彼の顔思い出しちゃった。
茶目っ気があって、可愛くて、でも、かっこよかったよー!

もうダメ!
あんな笑顔反則だよ!

本当は一緒にお風呂、入りたかったなぁ。

はっ!?
何を考えてるんだ、私は!

そんなことしたらクール装ってられないよ!
かっこいい自分じゃいられないよ!

はぁ、落ち着きなさい、自分。
私はクール、そう、クールな大人のお姉さんなの。

ふぅ。

わ、わぁ!?

い、いきなり後ろから声をかけないでくれる?
パジャマならあそこよ。

……。

もしかして、聞いてた?

いいえ、別に何も言ってないけど?

なに笑ってるの?

聞い、てた……?

ウソ! やだ!? いつから!?
それ、最初じゃない!?

あ、あの……。
引いたよね。

私、本当はあなたが思ってるようなクールな人間なんかじゃなくて。
いえ、あなたに会うまでは本当に冷たい人間だったのだけど。

でも、でも、あなたのことになると冷静になれないの……。

嫌いになったでしょう?

へ? 可愛い?

だ、抱きしめないで!
やだ! 耳元でそんなに可愛いって言われたら、私、私!!

もうダメー!

みゃああああ!!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
クールな彼女の二面性がすごかった話。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シノト
ライター情報
主に女性演者様推奨の台本を書いています。

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