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公開日2022年02月11日 21:43
更新日2022年02月11日 21:43
文字数
1889文字(約 6分18秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
狸娘
視聴者役柄
ご主人様
場所
田んぼ
あらすじ
あらすじ
狸の使い魔を使って稲刈りをする毎日
しかし、その境遇に不満を持っているのが使い魔であった
狸の使い魔を使って稲刈りをする毎日
しかし、その境遇に不満を持っているのが使い魔であった
本編
本編
「よっし!今だぁ!ご主人!あたいをふるえぇっ!」
稲刈り音
「ふぅ、いよっし、ご主人!今日はこんなとこでいいんじゃないか?」
「……はぁ?まだ続けんのかよ?もう夕方……おいっ!ご主人っ!」
稲刈り音
少し間を空けて
「……はぁ、呆れた……こんな夜中まであたいを振るって稲刈りやっちまってよぉ」
「おい、動けっか?ご主人?もう歳なんだからさぁ?あんま無茶すんなっての、ったく」
「ほら?あたいが家までおぶってってやっからよ?」
「……はぁ!?自分で歩くぅ!?足腰立たない分際でかぁ!?」
「かぁぁぁぁっ!この意地っ張りめっ!そういうところ、ちっせぇときから何も変わってねぇなぁッ!」
「少しはお姉ちゃんの言うこと聞けってのっ!ったく」
「……あぁ、はいはい、分かったよ。でもまぁ、肩くらいは借りろよ?あたいも、それすら嫌だってのは許さないからな?」
少し待ち
「ん、よろしい」
「じゃ、行くぞ?」
「ったく……あ~ぁ、前はあたいの方が大きかったってのに、今はこの体格差かぁ」
「人間ってのはすぐデカくなりやがるよな?」
「で……あたいよりも早く死ぬ、と」
「時折な、狸である自分の身体が恨めしくなるんだ」
「お前と同じ人だったら……同じ時を生きれた。同じように年を取れた。同じように、過ごせた……七代前もお前の家で使い魔やってるけどな?契約してるご主人が居なくなるたびに毎回思うのさ」
「あたいも、一緒に死ねたらって、さ」
「だって、大好きだったんだ。同じ時を過ごしたんだ……笑いあったりもしたし、遊び合ったりもした……友達だったんだ。当然だろ?」
「……で、あたいだけが取り残される」
「あたいだけが……この見た目のまま……お前たちはどんどん年老いていくのにあたいだけ若いまま、残されるんだ……こんなの、たまらねぇよ……」
「でも、まぁ……こうも、思うことはあるけどよ」
「あたいは残ってるから……産まれてくる新たな命を守ることが出来る。また、新しい時間を享受することが出来る……あたいが、ずっとずっと……一緒に居てやれる、って……あいつらが死んでも、あたいが居てやれる、ってさ」
「……はぁ、ただまぁ、それも……今回は怪しいけどな」
「お前よぉ、嫁探しはどうした?」
「未来に命を繋がなけりゃ……あたいだって、残される意味ないんだぞ?」
「お前と一緒に心中しろってのか?」
「…………まぁ、大切なご主人と一緒にってんならあたいはそれも、悪くはないけど、よ」
「長い命が終わる……大切な人から取り残されることがなくなる……もう、寂しい思いをしなくていいって、な」
「別れたくないんだ……お前と」
「だから、一緒に死にたくなる」
「一緒に……命を終えたくなる」
「あたいだけ、また残されちまうから……」
「……はぁ、むか~しはこの話をしたらお姉ちゃんしめっぽ~い!そんな先のこと考えて馬鹿なの~?とか、言ってきたもんだったっけかな?」
「ははっ、まだまだ先……だったら良かったんだけど、な」
耳元
「なぁ?腰、大丈夫か?あとで、あたいがマッサージしてやろうか?」
「辛いようなら、さ……明日からの農作業、あたいが全部やってやっから、さ」
「あたいが何年生きてると思うんだよ?もう、一人でそれくらい出来る」
「それくらいの力はある」
「だから……」
離れて
「は?使い魔一人に任せて、ふんぞり返ってるわけにはいかないぃ?」
「ったく……いっちょ前な口叩きやがって……」
「じゃあ、どうすんだよ?」
「また、腰が痛むのを押して農作業するか?」
「今日は稲を刈り終えただけだ。まだまだその先が残ってる」
「なのに、無理をして……身体壊しちまったらどうすんだよ?」
耳元
「少しは、お姉ちゃんの言うことを聞け」
「たまには、あたいの言うことを聞いても、バチは当たらないぞ?」
「心配するな。たまには……使い魔じゃなくってさ。頼りになるお姉ちゃんに任せとけって」
「やっといてやるから、さ?」
離れて
「うん、よろしい♪」
「じゃあ、今日は何か精の付くものを作ってやる♪んで、風呂の後はマッサージだ」
「久しぶりにお姉ちゃんが全部やってやる♪ 任せておけ!」
「……ぁん?この歳にもなってそんなこと出来ないぃ?」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……これだから、お前って奴は」
耳元で
「あたいにとってはお前はいつまで経っても可愛いおチビちゃんなんだよ」
「だから、な?」
「あたいに任せておけ」
「今日くらいは子供の頃に戻った気分で、な?」
「……まぁ、身体は大人だけど、さ」
「いいぞ?そういうことを求めてきても?」
「あたいが甘やかしてやるから、さ♡」
「……初めてだから、色々分かってないし不器用だけど、よ……笑うなよ?」
「お前に対する愛だけなら、誰にも負けないんだからな♪」
少し間を空けて
恥ずかしそうに耳元で
「……勘違いするなよ?お前だけなんだからな?こんなこと言うの?そのあたり、ちゃんと分かれよ?バカ……」
「よっし!今だぁ!ご主人!あたいをふるえぇっ!」
稲刈り音
「ふぅ、いよっし、ご主人!今日はこんなとこでいいんじゃないか?」
「……はぁ?まだ続けんのかよ?もう夕方……おいっ!ご主人っ!」
稲刈り音
少し間を空けて
「……はぁ、呆れた……こんな夜中まであたいを振るって稲刈りやっちまってよぉ」
「おい、動けっか?ご主人?もう歳なんだからさぁ?あんま無茶すんなっての、ったく」
「ほら?あたいが家までおぶってってやっからよ?」
「……はぁ!?自分で歩くぅ!?足腰立たない分際でかぁ!?」
「かぁぁぁぁっ!この意地っ張りめっ!そういうところ、ちっせぇときから何も変わってねぇなぁッ!」
「少しはお姉ちゃんの言うこと聞けってのっ!ったく」
「……あぁ、はいはい、分かったよ。でもまぁ、肩くらいは借りろよ?あたいも、それすら嫌だってのは許さないからな?」
少し待ち
「ん、よろしい」
「じゃ、行くぞ?」
「ったく……あ~ぁ、前はあたいの方が大きかったってのに、今はこの体格差かぁ」
「人間ってのはすぐデカくなりやがるよな?」
「で……あたいよりも早く死ぬ、と」
「時折な、狸である自分の身体が恨めしくなるんだ」
「お前と同じ人だったら……同じ時を生きれた。同じように年を取れた。同じように、過ごせた……七代前もお前の家で使い魔やってるけどな?契約してるご主人が居なくなるたびに毎回思うのさ」
「あたいも、一緒に死ねたらって、さ」
「だって、大好きだったんだ。同じ時を過ごしたんだ……笑いあったりもしたし、遊び合ったりもした……友達だったんだ。当然だろ?」
「……で、あたいだけが取り残される」
「あたいだけが……この見た目のまま……お前たちはどんどん年老いていくのにあたいだけ若いまま、残されるんだ……こんなの、たまらねぇよ……」
「でも、まぁ……こうも、思うことはあるけどよ」
「あたいは残ってるから……産まれてくる新たな命を守ることが出来る。また、新しい時間を享受することが出来る……あたいが、ずっとずっと……一緒に居てやれる、って……あいつらが死んでも、あたいが居てやれる、ってさ」
「……はぁ、ただまぁ、それも……今回は怪しいけどな」
「お前よぉ、嫁探しはどうした?」
「未来に命を繋がなけりゃ……あたいだって、残される意味ないんだぞ?」
「お前と一緒に心中しろってのか?」
「…………まぁ、大切なご主人と一緒にってんならあたいはそれも、悪くはないけど、よ」
「長い命が終わる……大切な人から取り残されることがなくなる……もう、寂しい思いをしなくていいって、な」
「別れたくないんだ……お前と」
「だから、一緒に死にたくなる」
「一緒に……命を終えたくなる」
「あたいだけ、また残されちまうから……」
「……はぁ、むか~しはこの話をしたらお姉ちゃんしめっぽ~い!そんな先のこと考えて馬鹿なの~?とか、言ってきたもんだったっけかな?」
「ははっ、まだまだ先……だったら良かったんだけど、な」
耳元
「なぁ?腰、大丈夫か?あとで、あたいがマッサージしてやろうか?」
「辛いようなら、さ……明日からの農作業、あたいが全部やってやっから、さ」
「あたいが何年生きてると思うんだよ?もう、一人でそれくらい出来る」
「それくらいの力はある」
「だから……」
離れて
「は?使い魔一人に任せて、ふんぞり返ってるわけにはいかないぃ?」
「ったく……いっちょ前な口叩きやがって……」
「じゃあ、どうすんだよ?」
「また、腰が痛むのを押して農作業するか?」
「今日は稲を刈り終えただけだ。まだまだその先が残ってる」
「なのに、無理をして……身体壊しちまったらどうすんだよ?」
耳元
「少しは、お姉ちゃんの言うことを聞け」
「たまには、あたいの言うことを聞いても、バチは当たらないぞ?」
「心配するな。たまには……使い魔じゃなくってさ。頼りになるお姉ちゃんに任せとけって」
「やっといてやるから、さ?」
離れて
「うん、よろしい♪」
「じゃあ、今日は何か精の付くものを作ってやる♪んで、風呂の後はマッサージだ」
「久しぶりにお姉ちゃんが全部やってやる♪ 任せておけ!」
「……ぁん?この歳にもなってそんなこと出来ないぃ?」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……これだから、お前って奴は」
耳元で
「あたいにとってはお前はいつまで経っても可愛いおチビちゃんなんだよ」
「だから、な?」
「あたいに任せておけ」
「今日くらいは子供の頃に戻った気分で、な?」
「……まぁ、身体は大人だけど、さ」
「いいぞ?そういうことを求めてきても?」
「あたいが甘やかしてやるから、さ♡」
「……初めてだから、色々分かってないし不器用だけど、よ……笑うなよ?」
「お前に対する愛だけなら、誰にも負けないんだからな♪」
少し間を空けて
恥ずかしそうに耳元で
「……勘違いするなよ?お前だけなんだからな?こんなこと言うの?そのあたり、ちゃんと分かれよ?バカ……」
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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