- 純愛
- ヤンデレ
- 自称嫁
公開日2022年02月11日 22:04
更新日2022年02月11日 22:04
文字数
3213文字(約 10分43秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
元カノ
視聴者役柄
男
場所
自宅
あらすじ
あらすじ
あなたにはずっと付き合っている彼女が居た。
しかし、彼女の愛は重く……誰彼構わず噛みつく
そんな彼女も愛おしいと、何とか庇ってきたあなたであったが……
ついに限界を迎え……手紙を残して去ってしまう。
そして、しばらくして……新たな地で生活をしているあなたのもとに彼女がやってくる。
あの時と変わらぬ笑顔と格好で
あなたにはずっと付き合っている彼女が居た。
しかし、彼女の愛は重く……誰彼構わず噛みつく
そんな彼女も愛おしいと、何とか庇ってきたあなたであったが……
ついに限界を迎え……手紙を残して去ってしまう。
そして、しばらくして……新たな地で生活をしているあなたのもとに彼女がやってくる。
あの時と変わらぬ笑顔と格好で
本編
本編
呼び鈴の音
「開けてください。あなたの彼女が、帰ってきましたよ?」
更に呼び鈴の音
「ふふ、とぼけても無駄ですよ?私は、もうあなたがここに居ることは分かっているのですから♪」
「もうとっくに……この部屋へ帰ってきていることも、ね?」
開ける音
「あ、ふふ♪開けてくれましたね?ありがとうございます♪」
「では、お邪魔させていただきます」
「……?どうなさいましたか?愛しの彼女を見る顔ではありませんよ?」
「将来を誓い合った彼女が追いかけてきたのですから……もっと嬉しそうにするべきではありませんか?」
耳元で
「お別れの手紙なんて……認めませんから?」
破る音
離れて
「ふふ♪はい、この通りです。あなたが置いて出ていったこの手紙は私が今破いたことで消えてなくなりました♪何もやましいことなど感じる必要はありませんよ?」
「もう……そんな事実などないのですから」
「さぁ、立ち話もなんです。中でゆっくりお話しましょう?」
「積もる話が、ありますからね?」
少し間を空けて
「……ふふ、変わっておりませんね?テーブルにやたらと物を置く癖……私と一つ屋根の下で暮らしていた時そのままです」
「いけませんよ?面倒だからって、洗い物を溜め込んでは」
「やはり、この辺り、この私が居ないと駄目駄目ですね?彼女である、私がしっかりとしなければ♪」
「……でも、お茶の淹れ方は、少し上達なされたみたいですね?」
「香り高く……温度も丁度良い……この紅茶……茶葉は、ローズマリーでしょうか?」
「私の知ってるあなたであれば、絶対に出てこない類 の 代物 ですね……」
「その辺り……私たちの間に空白の時間があったことの証明のようで、少しばかりつらいです」
「間に……女が入り込んだ証明のようで……心の底から妬ましいです」
「私は……嫉妬深く、愛情が深い……あなただけを見ている彼女だと、いつも言っていたはずなのに……いじわる……」
「ですが……そうですね。お別れのお手紙……私は認めませんでしたけど、あれを読んだことで私も認識を改めました」
「私は……決して、あなたにはあたりません」
「誰を見ていようと、何をしていようと……決してあなたを責めません」
「その辺り……狭量きょうりょうであったと、反省したのです」
「愛の足りない、行いでした……あなたは、私のために、とっても努力をしてくださる……世界最高の彼氏だったというのに……」
ぬいぐるみを置く音
「これ、覚えていますか?」
「あなたとお付き合いする前……私が、ゲームセンターを覗いて、少し、欲しい、と呟つぶやいてしまった……大きなクマのマスコットのぬいぐるみ」
「私がした、無責任な発言に……あなたはとっても、努力をしてくださいました」
「クレーンゲームなど、不得手 だというのに……頑張って、何回も何回もお金を投入して……取れなくても、めげず、挫くじけず……ただ、私にプレゼントするためだけに努力して」
「渡されたときには……私はもうすっかり忘れていましたけど……その瞬間に全てが頭の中で繋がって、ハッとしたんです」
「この人は……私の為に……私の為だけに、大変なことをしてくれる人なんだなぁと」
「ただ、私の為だけに……私にプレゼントしたい、というそれだけの為に、あれだけの努力が出来る人なんだな、と」
「愛の形を知っている人だって、私は思ったんです」
「そして、恋に堕ちた」
「あなただけしか見えなくなった」
「大好きで、大好きで大好きでっ!」
「なのに……そのあなたが他の女の人と話してるのが許せなかった、苦しかった」
「だから、止めてください、と言った……近づかないで、と懇願した」
「あなたが見ている目の前で割って入り、この方は私のモノです!と宣言をした……」
「全部全部……自分の為だったんです」
「私がそうして欲しいから、とそれだけで動いてしまっていたんです……私は、なんと愚かな真似をしたのでしょう?」
「もっともっと、愛して、と……何故、足りないかのように思っていたのでしょう?」
「あなたの愛は……決まりきっているほどに、純粋で、私だけに向けられていたというのに……」
「……ええ、それも、今ここに来てまたはっきりと、確信しました」
「これ……大事に持っていてくださったんですね?」
「私が……この、クマのぬいぐるみの代わりに送った……万年筆」
「いつまでも一緒に居られるように……いつまでも使えるように……私の愛を……私のことを常に考えていて欲しいから、と渡した……この万年筆」
「別れの手紙、などというものを書いたのに……変わらずに」
「ごめんなさい……私が、不出来でした」
「私が……弱かったんです」
「手紙に……書いてくださった通りだったんですね?」
「怒っている、私を見るのが嫌だった……苦しい思いをしている私を見るのが嫌だった……だから、もう傷ついて欲しく無いから……別れよう。大好きだからこそ……お互いに距離を取ろう、と」
「離れても……別れても……私のことを好きなままで……想いを抱えたまま、今日まで過ごしておられたのですね?」
「大丈夫です、私、もう分かりましたから」
「自分の為ではない……本当に、大切な者を想う愛の形を」
「例え……あなたが私以外の者を視界に入れようと、触れ合おうと、それが何だというのでしょうか?あなたの愛は、私のモノ」
「私が、すでに勝者で隣に居るというのに……何を目くじらを立てる必要があったのでしょうか?何を……糾弾 する必要があったのでしょうか?」
「それは……私が、あなたを信じていないことの現われ……まだ、愛を疑っていることの現われ」
「信じ切れてないから……私以外の者を愛してしまうんじゃ、と疑う……愛しきれてないから、あなたの愛が私の愛と比べると足りないように感じる……とんだ独りよがりの下らぬ独占欲」
「足りなかったのは、私の方……」
「四肢を切断して、閉じ込めたい、とそう言いました……閉じ込めて、私だけを見るようにしたいとも……私を愛しているのなら、私の言うことを聞いてください、とも……」
「なんて愚かで、惨めだったのでしょう」
「私は、その程度の愛しか持っていなかった……離れても、私のことを思い続けてくれているあなたと違って……ただ、自分の欲求をぶつけるだけの、愛されたいだけの人間だった」
「でも……もう、気が付きました」
「離れた時間が、教えてくれたんです」
「あなたが居なくなっても……別れを告げても、私は、あなたのことだけを考えていた」
「最初は、どうして捨てたの?どうして、私から離れるの?どうして、裏切るの?そんな……自分の感情ばかり……ですが」
「その時間が長くなるほどに、思うことが変わっていったんです」
「ちゃんと、ご飯は食べているでしょうか? 一人で、寂しい想いをしていないでしょうか?私に会いたくて、泣いていないでしょうか?」
「こんなことをしたくなかった……手紙に書いてある、その内容が、私の胸に大きく突き刺さっていましたから」
「ごめんなさい、私のことを好きなのに……こんなことをさせて」
「私のことを愛しているのに……その愛を疑ってしまって……」
「もう、大丈夫です」
「私は……あなたの隣に居続けます。あなたを愛で包み込み続けます」
「例え、他の方から好意を向けられようとも……交流を持とうとも、私を愛していることが大前提なのを忘れません。それ以上の愛を、あなたに向けることで私はあなたと共に居ます」
「その程度の些末事 で…… 狼狽 える必要などなかったのです」
「だって、私が、一番なのですから」
「私が……愛されているのですから」
「彼女として、努力が足りなかったから……少しのことで右往左往うおうさおうしていたのでしょうね?」
「あなたの世界を……私という存在で満たしたかった。私が、あなたの世界になりたかった……私の世界は、あなたですから。あなただけを見て、生きていましたから」
「でも……そうじゃありません」
「あなたの世界の中心が、私……そして、私の世界の中心があなた……そちらの方がよっぽど広く大きな愛なのだと」
「狭量、だったんです。私以外を見ることが許せない、そんな私は」
「全てを受け入れて、あなたを愛します」
「そして……その全てを上回る想いを、あなたに約束します」
耳元で
「一緒に、生きて行きましょう?」
「別れたりなんか、絶対しません♡」
「また、一緒に暮らしましょうね?」
囁き
「もう……独りぼっちになんて、しませんからね♡」
呼び鈴の音
「開けてください。あなたの彼女が、帰ってきましたよ?」
更に呼び鈴の音
「ふふ、とぼけても無駄ですよ?私は、もうあなたがここに居ることは分かっているのですから♪」
「もうとっくに……この部屋へ帰ってきていることも、ね?」
開ける音
「あ、ふふ♪開けてくれましたね?ありがとうございます♪」
「では、お邪魔させていただきます」
「……?どうなさいましたか?愛しの彼女を見る顔ではありませんよ?」
「将来を誓い合った彼女が追いかけてきたのですから……もっと嬉しそうにするべきではありませんか?」
耳元で
「お別れの手紙なんて……認めませんから?」
破る音
離れて
「ふふ♪はい、この通りです。あなたが置いて出ていったこの手紙は私が今破いたことで消えてなくなりました♪何もやましいことなど感じる必要はありませんよ?」
「もう……そんな事実などないのですから」
「さぁ、立ち話もなんです。中でゆっくりお話しましょう?」
「積もる話が、ありますからね?」
少し間を空けて
「……ふふ、変わっておりませんね?テーブルにやたらと物を置く癖……私と一つ屋根の下で暮らしていた時そのままです」
「いけませんよ?面倒だからって、洗い物を溜め込んでは」
「やはり、この辺り、この私が居ないと駄目駄目ですね?彼女である、私がしっかりとしなければ♪」
「……でも、お茶の淹れ方は、少し上達なされたみたいですね?」
「香り高く……温度も丁度良い……この紅茶……茶葉は、ローズマリーでしょうか?」
「私の知ってるあなたであれば、絶対に出てこない
「その辺り……私たちの間に空白の時間があったことの証明のようで、少しばかりつらいです」
「間に……女が入り込んだ証明のようで……心の底から妬ましいです」
「私は……嫉妬深く、愛情が深い……あなただけを見ている彼女だと、いつも言っていたはずなのに……いじわる……」
「ですが……そうですね。お別れのお手紙……私は認めませんでしたけど、あれを読んだことで私も認識を改めました」
「私は……決して、あなたにはあたりません」
「誰を見ていようと、何をしていようと……決してあなたを責めません」
「その辺り……狭量きょうりょうであったと、反省したのです」
「愛の足りない、行いでした……あなたは、私のために、とっても努力をしてくださる……世界最高の彼氏だったというのに……」
ぬいぐるみを置く音
「これ、覚えていますか?」
「あなたとお付き合いする前……私が、ゲームセンターを覗いて、少し、欲しい、と呟つぶやいてしまった……大きなクマのマスコットのぬいぐるみ」
「私がした、無責任な発言に……あなたはとっても、努力をしてくださいました」
「クレーンゲームなど、
「渡されたときには……私はもうすっかり忘れていましたけど……その瞬間に全てが頭の中で繋がって、ハッとしたんです」
「この人は……私の為に……私の為だけに、大変なことをしてくれる人なんだなぁと」
「ただ、私の為だけに……私にプレゼントしたい、というそれだけの為に、あれだけの努力が出来る人なんだな、と」
「愛の形を知っている人だって、私は思ったんです」
「そして、恋に堕ちた」
「あなただけしか見えなくなった」
「大好きで、大好きで大好きでっ!」
「なのに……そのあなたが他の女の人と話してるのが許せなかった、苦しかった」
「だから、止めてください、と言った……近づかないで、と懇願した」
「あなたが見ている目の前で割って入り、この方は私のモノです!と宣言をした……」
「全部全部……自分の為だったんです」
「私がそうして欲しいから、とそれだけで動いてしまっていたんです……私は、なんと愚かな真似をしたのでしょう?」
「もっともっと、愛して、と……何故、足りないかのように思っていたのでしょう?」
「あなたの愛は……決まりきっているほどに、純粋で、私だけに向けられていたというのに……」
「……ええ、それも、今ここに来てまたはっきりと、確信しました」
「これ……大事に持っていてくださったんですね?」
「私が……この、クマのぬいぐるみの代わりに送った……万年筆」
「いつまでも一緒に居られるように……いつまでも使えるように……私の愛を……私のことを常に考えていて欲しいから、と渡した……この万年筆」
「別れの手紙、などというものを書いたのに……変わらずに」
「ごめんなさい……私が、不出来でした」
「私が……弱かったんです」
「手紙に……書いてくださった通りだったんですね?」
「怒っている、私を見るのが嫌だった……苦しい思いをしている私を見るのが嫌だった……だから、もう傷ついて欲しく無いから……別れよう。大好きだからこそ……お互いに距離を取ろう、と」
「離れても……別れても……私のことを好きなままで……想いを抱えたまま、今日まで過ごしておられたのですね?」
「大丈夫です、私、もう分かりましたから」
「自分の為ではない……本当に、大切な者を想う愛の形を」
「例え……あなたが私以外の者を視界に入れようと、触れ合おうと、それが何だというのでしょうか?あなたの愛は、私のモノ」
「私が、すでに勝者で隣に居るというのに……何を目くじらを立てる必要があったのでしょうか?何を……
「それは……私が、あなたを信じていないことの現われ……まだ、愛を疑っていることの現われ」
「信じ切れてないから……私以外の者を愛してしまうんじゃ、と疑う……愛しきれてないから、あなたの愛が私の愛と比べると足りないように感じる……とんだ独りよがりの下らぬ独占欲」
「足りなかったのは、私の方……」
「四肢を切断して、閉じ込めたい、とそう言いました……閉じ込めて、私だけを見るようにしたいとも……私を愛しているのなら、私の言うことを聞いてください、とも……」
「なんて愚かで、惨めだったのでしょう」
「私は、その程度の愛しか持っていなかった……離れても、私のことを思い続けてくれているあなたと違って……ただ、自分の欲求をぶつけるだけの、愛されたいだけの人間だった」
「でも……もう、気が付きました」
「離れた時間が、教えてくれたんです」
「あなたが居なくなっても……別れを告げても、私は、あなたのことだけを考えていた」
「最初は、どうして捨てたの?どうして、私から離れるの?どうして、裏切るの?そんな……自分の感情ばかり……ですが」
「その時間が長くなるほどに、思うことが変わっていったんです」
「ちゃんと、ご飯は食べているでしょうか? 一人で、寂しい想いをしていないでしょうか?私に会いたくて、泣いていないでしょうか?」
「こんなことをしたくなかった……手紙に書いてある、その内容が、私の胸に大きく突き刺さっていましたから」
「ごめんなさい、私のことを好きなのに……こんなことをさせて」
「私のことを愛しているのに……その愛を疑ってしまって……」
「もう、大丈夫です」
「私は……あなたの隣に居続けます。あなたを愛で包み込み続けます」
「例え、他の方から好意を向けられようとも……交流を持とうとも、私を愛していることが大前提なのを忘れません。それ以上の愛を、あなたに向けることで私はあなたと共に居ます」
「その程度の
「だって、私が、一番なのですから」
「私が……愛されているのですから」
「彼女として、努力が足りなかったから……少しのことで右往左往うおうさおうしていたのでしょうね?」
「あなたの世界を……私という存在で満たしたかった。私が、あなたの世界になりたかった……私の世界は、あなたですから。あなただけを見て、生きていましたから」
「でも……そうじゃありません」
「あなたの世界の中心が、私……そして、私の世界の中心があなた……そちらの方がよっぽど広く大きな愛なのだと」
「狭量、だったんです。私以外を見ることが許せない、そんな私は」
「全てを受け入れて、あなたを愛します」
「そして……その全てを上回る想いを、あなたに約束します」
耳元で
「一緒に、生きて行きましょう?」
「別れたりなんか、絶対しません♡」
「また、一緒に暮らしましょうね?」
囁き
「もう……独りぼっちになんて、しませんからね♡」
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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