- 純愛
- 恋人同士
- ヤンデレ
公開日2022年02月11日 23:27
更新日2022年02月11日 23:27
文字数
1572文字(約 5分15秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
外
あらすじ
あらすじ
あなたの彼女は少し変わった子だった。
愛についてよく話す。
そして、たとえ話をよくする。
例えばこの世に二人っきりになったら、無人島に二人だけで来てしまったら……などなど
それにあなたはいつもよく分からないながらも適当な相槌を打つだけなのだが……それも彼女は承知済み
そして、今日も、彼女はあなたによく分からないたとえ話をする。
今日は桜の話だった。
あなたの彼女は少し変わった子だった。
愛についてよく話す。
そして、たとえ話をよくする。
例えばこの世に二人っきりになったら、無人島に二人だけで来てしまったら……などなど
それにあなたはいつもよく分からないながらも適当な相槌を打つだけなのだが……それも彼女は承知済み
そして、今日も、彼女はあなたによく分からないたとえ話をする。
今日は桜の話だった。
本編
本編
「ねぇ、桜の花がどうしてあんな美しく咲くのか、その理由を知ってる?」
「昔、ね。見た本では、人の死体が埋まっててその血を養分として吸ってるからあんな色になる、人を養分としてるから美しく咲き誇る……そう書いてあったのよ」
「それって、どう思う?」
「何かの犠牲により成り立っている美しさ……死の上に成り立つ美しさ……」
「それも、綺麗な言葉よね?」
「死ほど美化されがちなことは無いもの、それは私も同意するわ……本当の死が、何もない、何も語れない、虚無だったとしても……」
「死の美しさ……文学的な表現でそういうもの、よくあるものね?」
「あなたは、そういうの、好き?」
「……そう、よく分からないんだ」
「そうね、私も、よく分からない」
「だって、死は終わりだもの……死んだ者は喋れない、何も語らない……死んだ彼女がどう思うか考えろって、よくあるけど……私だったらこう言うわ」
「死んでる人が何かを思うわけない、都合の良いことを口にするな、ってね」
「それっていうのは、その人の頭の中で考える……その、大切な人が何を思うだろうか、だもの。何も言ってくれないから、哀しいんじゃない……何もしてくれないから、つらいんじゃない……何か言ってくれれば、思ってくれるのなら、そっちの方が救われるわ」
「だから、私はそういうの……あっそ、としか思わないの」
「死の美しさ、そんなものはない。それは生きてる側が勝手に言ってるだけ、死んだ人には関係ないって……」
「けど……その人を偲ぶことは悪いとは思わないけどね」
「大切なことだもの……大好きだったんだから……楽しく過ごしたんだから……思い出して、心の中で空にメッセージを送るくらい、してもいいって」
「……ふふ、少し、脱線しちゃったわね?」
「要するに、だからこそ、桜の美しさは……死というものの上に成り立つんじゃなくて、桜そのものがもつ生命の美しさだって、そう言いたいのよ」
「生きてるんだって……ここに居るんだって、強く強く主張するからこそ美しい……そこに、桜以外の力は関係ないって、桜自身がもつ生命の力だって」
耳元で
「私の愛も……それと一緒よ?」
囁き
「だ~いすき♡」
普通の調子で耳元で
「これはね、他の要因なんて関係ない。あなたがあなただから好き……私が私だからあなたが好き」
「いつまでもいつまでも……一緒に歩いてたい」
「一緒に、居たい」
囁き
「好・き、だから……」
離れて
「ふふ、いつもいつも、言っていることだけれど、ね?」
「大好きよ?」
「例え、この世界で二人きりで取り残されようと……世界に残る、たった一組の男女になろうと……私はあなただけを愛します」
「だって……ずっと、ずっと、見てきたんですもの」
「小さな頃から、隣で見てきたんですもの……」
「下手くそながらも、私の誕生日にお人形をプレゼントしてくれたあなたが好き」
「喜ばせたいからって、色んなところに連れ出してくれたあなたが好き」
「少しおっきくなって……私と居るのが恥ずかしくなってきたっていうのに……それでも、こっそりと照れながらも声を掛けてきてくれた……あなたが大好き♡」
耳元で
「好き、大好き♡」
囁き
「愛してる♡」
離れて
「あなたは……ふふ、いつも私の話をよく分からなそうに相槌を打つけれど……うん、そんなあなたも好き♡」
「だって、それは無遠慮に話を切ることをせずに、私と話をしようって努力してくれたってことだから……その、心の気配り、大好きよ?」
「大丈夫……私は、あなたがどんなことを言っても、傍に居るから」
「一緒に、居るから……」
「何も言わなくても大丈夫」
「私が……あなたの隣で常に咲き誇る、満開の桜になるからね?」
「他を見ちゃ、駄目……とは言わない、どこを見てもいい……けど、視界に映るのは私だけだから」
「何をしようと、どんなことをしようと、私があなたの一番よ?」
「ええ……私という桜の下に、人の死体なんて存在しないから♪」
「安心して、私を愛してね?」
暗い声で小声で
「……だって、死んで終わりなんて、そんなの許せないもの、ふふ、ふふふふふ♪」
「ねぇ、桜の花がどうしてあんな美しく咲くのか、その理由を知ってる?」
「昔、ね。見た本では、人の死体が埋まっててその血を養分として吸ってるからあんな色になる、人を養分としてるから美しく咲き誇る……そう書いてあったのよ」
「それって、どう思う?」
「何かの犠牲により成り立っている美しさ……死の上に成り立つ美しさ……」
「それも、綺麗な言葉よね?」
「死ほど美化されがちなことは無いもの、それは私も同意するわ……本当の死が、何もない、何も語れない、虚無だったとしても……」
「死の美しさ……文学的な表現でそういうもの、よくあるものね?」
「あなたは、そういうの、好き?」
「……そう、よく分からないんだ」
「そうね、私も、よく分からない」
「だって、死は終わりだもの……死んだ者は喋れない、何も語らない……死んだ彼女がどう思うか考えろって、よくあるけど……私だったらこう言うわ」
「死んでる人が何かを思うわけない、都合の良いことを口にするな、ってね」
「それっていうのは、その人の頭の中で考える……その、大切な人が何を思うだろうか、だもの。何も言ってくれないから、哀しいんじゃない……何もしてくれないから、つらいんじゃない……何か言ってくれれば、思ってくれるのなら、そっちの方が救われるわ」
「だから、私はそういうの……あっそ、としか思わないの」
「死の美しさ、そんなものはない。それは生きてる側が勝手に言ってるだけ、死んだ人には関係ないって……」
「けど……その人を偲ぶことは悪いとは思わないけどね」
「大切なことだもの……大好きだったんだから……楽しく過ごしたんだから……思い出して、心の中で空にメッセージを送るくらい、してもいいって」
「……ふふ、少し、脱線しちゃったわね?」
「要するに、だからこそ、桜の美しさは……死というものの上に成り立つんじゃなくて、桜そのものがもつ生命の美しさだって、そう言いたいのよ」
「生きてるんだって……ここに居るんだって、強く強く主張するからこそ美しい……そこに、桜以外の力は関係ないって、桜自身がもつ生命の力だって」
耳元で
「私の愛も……それと一緒よ?」
囁き
「だ~いすき♡」
普通の調子で耳元で
「これはね、他の要因なんて関係ない。あなたがあなただから好き……私が私だからあなたが好き」
「いつまでもいつまでも……一緒に歩いてたい」
「一緒に、居たい」
囁き
「好・き、だから……」
離れて
「ふふ、いつもいつも、言っていることだけれど、ね?」
「大好きよ?」
「例え、この世界で二人きりで取り残されようと……世界に残る、たった一組の男女になろうと……私はあなただけを愛します」
「だって……ずっと、ずっと、見てきたんですもの」
「小さな頃から、隣で見てきたんですもの……」
「下手くそながらも、私の誕生日にお人形をプレゼントしてくれたあなたが好き」
「喜ばせたいからって、色んなところに連れ出してくれたあなたが好き」
「少しおっきくなって……私と居るのが恥ずかしくなってきたっていうのに……それでも、こっそりと照れながらも声を掛けてきてくれた……あなたが大好き♡」
耳元で
「好き、大好き♡」
囁き
「愛してる♡」
離れて
「あなたは……ふふ、いつも私の話をよく分からなそうに相槌を打つけれど……うん、そんなあなたも好き♡」
「だって、それは無遠慮に話を切ることをせずに、私と話をしようって努力してくれたってことだから……その、心の気配り、大好きよ?」
「大丈夫……私は、あなたがどんなことを言っても、傍に居るから」
「一緒に、居るから……」
「何も言わなくても大丈夫」
「私が……あなたの隣で常に咲き誇る、満開の桜になるからね?」
「他を見ちゃ、駄目……とは言わない、どこを見てもいい……けど、視界に映るのは私だけだから」
「何をしようと、どんなことをしようと、私があなたの一番よ?」
「ええ……私という桜の下に、人の死体なんて存在しないから♪」
「安心して、私を愛してね?」
暗い声で小声で
「……だって、死んで終わりなんて、そんなの許せないもの、ふふ、ふふふふふ♪」
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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