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なのら! 中二病な女友達が大人ぶってた理由♪
written by 泣きんぎょ
  • 純愛
  • ギャグ
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  • 甘々
  • ヤンデレ
  • 同級生
  • 学校/学園
  • 中二病
公開日2022年02月11日 23:46 更新日2022年02月11日 23:46
文字数
4356文字(約 14分32秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
中二病女友達
視聴者役柄
惚れられてる男
場所
学校
あらすじ
あらすじ

 あなたには少しばかり精神年齢が幼いと思われる、昔馴染みの女友達が居た。
 そのこはテンションが高く、喋り方が独特で、周囲から浮いていた。
 しかし、元気で明るく可愛らしく……そんな彼女があなたは好きだった。
 だが、だからこそ、あなたには気掛かりなことが一つだけあった。
 それは……彼女が最近子供っぽさを無理に無くそうとしてること。
 前は楽しく話せていた、アニメやゲームのことについて話さなくなったこと。
 それをどうにかしたくて、あなたは彼女に話しかけるが……
 それは、あなたにも一因のあることだった。
本編
本編

「ふぃ~……やぁ~と今日の授業終わったのら~~~」

「うぅ……こんなに疲れたのは久しぶりなのらぁ……はぁ」

 冷たいものを頬に押し付けられた感じで

「んひゃっ……はぅ……ああ、我が盟友めいゆう ……お前かぁ」

「うむうむ……その、かつての契約主けいやくぬし に敬意を払う行為は褒めるがの?」

「うん……あたし、そういうのはもう卒業したのら~」

「だから……もうそんなに気を遣わなくっても、いいのらよ?」

「……ほぇ?あたしが、あたしだから、仲良くしたい?」

「……んん~~?その、台詞……んん~~~?」

「って、あ~!またそういうこと言ってっ!それ!あたしが大好きだって言ってたアニメの名シーンじゃないかぁっ!」

「だから、そういうのやめてっていつも言ってるのにぃ……もう……あたしの言うことが分からない困った友達なのら……はぁ」

「あのな? そういうのが、中二病というものに繋がっていって、周囲から冷たい目で見られるきっかけになるんだぞぉ? 分かってるのかぁ?」

「だから、そういうの止めたって言うのに……お前は本当、しつこいのらぁ」

「あたしはやめてって、言ったのに……」

「はぁ……」

「まぁ……うん、ジュースは、ありがと。貰っとく」

「今度、あたしが奢るのら。何か飲みたいものがあったら言ってくれよな?」

 飲む感じで

「……ふぅ……やっぱり、疲れた後の炭酸はさいっこうなのらっ! 疲れが吹っ飛ぶのらね~♪」

「こうして……口の中に、溜めて」

 口の中に含んでいるイメージで

「んん~~、んんんぅ~~~~♪ んへへへへ♪」

 呑み込む

「んぐっ……この、舌をピリピリと責められる感じが本っ当にっ!たまらないのらぁ♪」

「こうしてると昔を思い出すな♪な♪」

「……まぁ、昔みたいな馬鹿な真似は、もうあたしはしないけど……うん、絶対、しないけど……はぁ」

「わっはっはっはっは~~、我こそは世界を支配するダークマター!漆黒しっこく邪帝神じゃていしん っ!世界よっ!我のことを恐れぬのならば、ここに来て、我が力を否定してみせよ~~~っ!わっはっはっはっはっはっは~~!」

「……うん、わざわざ高いところに昇って、アホみたいに笑って……あれはアホだったのだ」

「馬鹿としかいいようがないのら……あたし、どうしてあんなことしてたのら?」

「あぁ……あの頃の全ての記憶をねじ切って……なかったことにしてやりたいのらぁ……」

「……あぁ、そうらね。そうしてたら、悪の幹部で仲間であるって、乗ってくれて……そうらねぇ、それであたしたち仲良くなったのらよね」

「そこは……うん、感謝……感謝しかない……けど……はぁ、それが根本から間違ってたのら」

 少し小声で

「もっと……大人な雰囲気で出会ってれば……こんなことにならずに済んだのに……うぅぅ」

 普通の声で

「……んぇ?聞こえなかったからもう一回、って……い、いうわけないのらっ!耳を近づけるなぁあああっ!」

「あたしにはあたしの思惑があるのっ!」

「……はぁ……そういう無遠慮ぶえんりょ なところ、お前は本当に変わらないのら」

「中学の時に出会って……馬鹿みたいに遊んで……うん、あたしが一番の友達だって、思い込んでたのら……」

「でも……はぁ」

「そうらね。お前の言うことも多分、正しいのらね……変わったのは多分、あたしの方」

「今だって、アニメやゲームのことについて、楽しそうに語って……嬉しそうに、話して……」

「色んな人と楽しそうにしてるのも、高校に入ってから、よく見たのら」

「……中学の時は……あたしを探して来て、あたしとしか話をしなかったのに……他の、友達と……」

「じぇらしー、なのら……あたしだって、話せるのに……もっともっと、話したいのに……ばか」

「……ふんっ、でも、いいのら!あたしはもうそういうことからは卒業したのらっ!」

「お前もいつまでも子供らしいバカっぽいこと言ってないでさっさと卒業するのらっ!」

「ごっこ遊びなんて、もうとっくの昔に終わったのらッ!」

「あんな馬鹿らしいこと、もう二度とやらないからなっ!ふんっ」

 相手の言葉を待つくらいの間
 少し怒ったように

「あぁ~~、うるさいうるさいっ!うるさいのらあああっ!」

「もうしないったらいしないしっ!」

「ゲームやアニメなんて、子供っぽいことからも完全に離れたのらッ!」

「そんなことっ!お前と話なんてしないのらっ!」

「……ふんだっ」

「そ……それよりも……あたしに、何か言うことはないのら?」

「……髪……前と変えてみたんだけど?」

「化粧だって……ちょっと、覚えて、やってみたってのに……」

「な、なにかないのらか?」

「……せ、背伸びに、見える?」

「が、ガーン……ショックなのら……これでも、頑張ってみたのに……」

「前のがいいって……それは、嫌味なのら?」

「あたしは……子供っぽいのがお似合いだって、言いたいのらか?」

「……う、うぅ……せっかく……あの時からずっとしてたツインテール、止めてみたのに……化粧だって、してみたのに……こ、こんなのって、あんまりなのら……」

「っ、う、うるさいっ!なぐさめ なんていらないのらぁぁっ!」

「あたしはっ! あたしはなぁっ!」

「お前に好かれたいからこういうふうにしたのらよっ!」

「大人っぽいのが好きって言うから、我慢してこうしてたのらっ!」

「お前に大切に貰ったリボンも……着けていたい大切なリボンもっ! 美容室のお姉さんに似合わないって言われたから……大人っぽい雰囲気にしたいんなら外せって、言われたから……外して……」

「化粧だって……頑張って、聞いて、覚えたのに……」

「ばか……ばかばかばか……ばかぁっ!」

「どうしてっ!どうして、お前はいつもそうなのらっ!」

「あたしの欲しい言葉を掛けてくれないっ!」

「嫌なことを……言って欲しくないことを何気なく口にするっ!」

「それで傷つくあたしのことも考えて欲しいのらぁっ!」

「好き、なのに……大好きなのにっ!」

「自分のことを全否定された気分になるのらよっ!」

「アニメやゲームのことについて話さないって……卒業したって言ったのも、そうなのらっ!」

「お前がっ……お前が!あたしが……好きなアニメのことについて話したいから、ちょっと、勇気を出して、教室に、行ってみたら……男友達との話に夢中で、あたしのことに気付かなくって……」

「付き合うんなら、やっぱり大人っぽい女性がいいな」

「なんて、そんな話、してるし……」

「うぅ……そんなに、あたしが嫌いか?」

「あたしは、こんなに好きなのに……そんなにあたしのことが嫌いなのか?」

「挙句の果てには……どんな人が理想かって聞かれたら……あたしとはまったく正反対の……風紀委員長の名前を出すし……」

「ばか……ばかばかばかっ、馬鹿ッ!」

「ふ~~んだっ!どうせあたしは子供っぽいですよ~だっ!」

「中学の時から髪型だって変わってなかったし、化粧だってしてなかったしっ!恋愛雑誌読むくらいならアニメやゲームのことについて調べてたもんっ」

「ついさっき……ほんの少し前まで、実際に……もうやらないって口にしたのにあっさりと……漆黒の邪帝神になっちゃったし」

「お前なんか、もう知らないのら……ふざけるのも大概たいがい にするのら……」

「人間、そんな簡単に変わるわけないのら……」

「……ばか……」

「お前の……好みの女子になれたら……また、楽しくお喋りできるって……楽しく遊べるって、信じてたのに……」

「もう、それもパーなのら」

「全部全部、ぶちまけちゃったのら……だから、かくなる上は……うん」

「もう、知らないっ!これでどうなろうとっ!もう知ったことかっ、なのらっ!」

スイッチが切り替わるように

「くっ、くははははははははっ!この我を罠に嵌めたつもりのようだが、この漆黒の邪帝神たるこの我がっ!その程度で負けると思うてかっ!」

「馬鹿がぁっ!」

「我が、最愛の友……我が盟友よ……お前が、もうとっくに我のモノであることは……あの時の契約からずっとずっと決まっておったのだ」

「お前が……このリボンを我に差し出し……そして、我が……お前が今も胸に下げているそのペンダントを送った時から、既になぁ」

「お前は対等な関係だと思っていたようだが、実際はそうではない」

「お前はこの我の命令には逆らえぬ」

「我から逃れることは出来ぬ」

「お前の身は……いや、身も、心も……全てがっ!この我の手におちているのだっ!」

「逃げることは許さぬ……消えることは許さぬ」

「お前は我のモノだ……我だけの、最愛の友だ……だから……」

 元の調子に戻って
 耳元で

「わ、わたしを、彼女にして欲しいのら……お願い、しましゅ……」

 離れて

「……ふっ、断れば未来永劫お前を恨み続けることをここに約束しよう」

「お前が我を拒んだことを後悔するほどに迷惑をかけてやろう」

「他の奴らなど知ったことかっ」

「どこであろうと、この漆黒の邪帝神としてお前に話しかけてやる」

「そして、お前がかつてどう名乗っていたかもその場で暴露してやる」

極光きょっこう の破壊者」

「闇に吊り合うのは光だなどと言って、我のところに来たのだったな?」

「ならば、かつて口にしたその言葉の通りに……未来永劫、我の傍へと居て貰おうではないかっ!」

「ふんっ、記憶が戻らぬというのならばお前の周りの女ども全てを排除してやる」

「お前に関わる友人の輪を滅茶苦茶にして、完膚なきまでに叩き潰してやる」

「我はお前の迷惑などもはや知らぬ、何を言おうと、もはや知らぬっ!」

「我の傍に居ると誓えっ!生涯愛すると、この手の甲へと口づけせよっ!」

「我に、永久とわ の誓いをッ!」

 少し待ち
 耳元で弱きに
 
「……えと、駄目、なのら?」

「こ、ここまで言っても……駄目なのら?」

「わたしは、お前と一緒に居たいのら……彼女だって、胸をはりたいのら……」

「好きぃ……大好きぃ」

「わたしと……結婚、するのら……子供を作るのら……う、うぅぅ」

離れて
 また強気に

「この我を彼女とせよっ!極光の破壊者っ!」

素に戻った感じで

「……ほ、ほぇ?な、なんなのら?その高笑いは?」

「こ、こわいのらよ?」

「は、はわ、はわわわわっ」

「し、従うのは、わたしの方、なのら?」

「……ふぇ?だって……だって、だってっ!」

「それ、は……あたしを彼女に、するってことで、いい、のらか?」

「は、はぅ、はぅぅぅぅぅぅっ、う、嬉しいのら……」

「で、でも、ほ、ほんとうにいいのらか?」

「お前は……あの時言ってたみたいに、風紀委員長みたいのが、いいんじゃ?」

「……え?いわ、されただけ?」

「そ、そうなのらっ!」

「てっきり、本心からの言葉とばかりにっ!」

「はう~、友達が増えるってのも大変なのらね~」

「うん……うんっ、分かったのらッ!」

「あたしは、あたしのままでいいのらね?」

「このままのあたしが、好きなのらね?」

「ふへ、ふへへへへへへっ」

 耳元で

「もう、裏切ったら許さないのら……徹底して分からせてやるのら……そして、今度は、偽りの言葉なんて口に出せないように……徹底して調教してやるのら♡」

「裏切ったら、な♪」

 離れて

「それじゃあ、ち、誓いの言葉らね?う、うん……にゃははは」

「あたしこと、漆黒の邪帝神は……極光の破壊者の伴侶であり、あなたに尽くす愛の奴隷となることをここに誓います」

 耳元で

「えへ、えへへへへ♡ ご主人様ぁ♡」

「捨てたら、許さないのらよ?」

「あたしは、とってもと~~~ても嫉妬深くて、独占欲が強いんらからね?」

 囁き

「大好き、だよ♪」

「ご・しゅ・じ・ん・さ・ま♡」

 最後にん~~……と、キスを迫るように口にして終了(キスまではいかない)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
なのら! 中二病な女友達が大人ぶってた理由♪
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
泣きんぎょ
ライター情報
 ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
 細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
 また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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