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研究の合間にホットチョコレートを
written by トラクベルク
  • 職場/オフィス
  • 年上
  • 告白
  • 助手
  • 研究者
公開日2022年02月11日 23:55 更新日2022年02月11日 23:55
文字数
818文字(約 2分44秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
研究者
視聴者役柄
助手
場所
研究室
あらすじ
とある研究を進める研究者とその助手
頑張りすぎな助手を研究者は軽くねぎらう気持ちでホットチョコレートを渡した。
本編
コンコン(ドアを叩く音)

助手君、また君は研究室に泊まったのかい?
そんなに根を詰めなくてもいいのだよ?
私達が今やっている研究はそう簡単に結果が出るものでもないのだからね。
それに君が頑張りすぎると周りから私が助手ばかり働かせているサボリ魔と思われてしまう。

なに?
私の研究を早く周りに認めてほしい、だって?
はぁー、やれやれ。
周りに認められることも大事だが私にとっては助手である君が健康であるという事も大事なのだよ。

全く…そんな頑張り屋の助手君にはねぎらいとしてこれを上げよう。
うん?
これは何かって?

君は研究だけでなく今日が何の日かぐらい把握したらどうだい?
今日は俗に言うバレンタイン、そしてこれはホットチョコレート。
程よく甘く、糖分を摂取できる優れものだ。

そんな、あっけにとられた顔をしないでくれ。
これは世間一般的に言う義理チョコというものだ。
君には感謝しているからね。
これぐらいはしてあげても罰は当たるまい。

なんだ?
どうして少し寂しそうな顔をするんだい?
もしかして、義理なのが気に入らなかったのかい?
ま、そんなわけな……いか。

な!?
本当に私の本命チョコが欲しかったのかい?
君は物好きだな。
なんでですか、って。
用は私のような研究するしか能のない人間が好きなのだろう。
これを物好きと言わずになんというんだい。

そうだな…
君の気持ちは分かったが今は研究を進めることが第一優先だ。
この研究が終わったら、私の本命チョコを、いや、愛を君にあげようじゃないか。
一応、言うが君だから愛をあげるなんて言ってて恥ずかしくなることを素直に言えるんだからな。
他の奴になんかにはこんなこと絶対言えないし、言いたくもないと思っている。

…軽い気持ちでホットチョコレートを渡したがまさかこんな展開になるとはな。
これだから人生とは面白いものだ。
さぁ、世間がバレンタインというイベントに現を抜かしている間に私たちの研究を進めようではないか。
フッ、その意気だ。
これからも期待しているよ、助手君!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
研究の合間にホットチョコレートを
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
トラクベルク
ライター情報
いろんなジャンルのシチュエーション台本を書く予定です。
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