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公開日2022年02月13日 20:13
更新日2022年02月14日 23:33
文字数
1971文字(約 6分35秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
異国出身の踊り子
視聴者役柄
王に仕える若い騎士の男
場所
中世の地中海に面する王国
本編
(ヒロインは、大人の女になる直前の、まだあどけなさが僅かに残る少女というイメージです)
(夜、王都の歓楽街にて)
SE:走りながら駆け寄ってくる足音
はぁっ...はぁっ...はぁっ...!
#必死に呼び止めるように
ま、待って下さい、騎士様っ...!
SE:足音を止まる音
#荒い息を整える
はぁ...はぁ...はぁ...っ。
も、もう、店には来ないって、どういうことですか...?
それに、お金が貯まったら、私を買い取る約束も、反故にする、って...。
#声を震わせながら
わ、私...本気で、信じてたんですよ...!?
騎士様なら、きっと、信じられるって...。
騎士様なら、きっと、私を救い出してくれるって...っ!
#呆然としながら
...え?
今まで、何人の男を、そうやって誑かしてきたんだ...って...。
#慌てて否定しながら
そ、それは、違います...!
確かに、お金を多く払ってくれた一部の上客には、裏で『特別な接待』をすることもありました...。
で、でも、心の底から好きになったのは、騎士様だけです...!
だから、どうか...どうか、私を...っ!
SE:騎士が踊り子を払い除ける音
きゃあっ...!
SE:踊り子が地面に倒れる音
SE:騎士が走り去る足音
#悲痛に叫びながら
き、騎士様ぁっ...!
待って下さい...!
私は...っ!
#悲し気に目を伏せながら
...っ。
どうして...どうしてなんですか、騎士様...。
私が...汚れた女だからなんですか...?
それとも...。
(暫しの無言)
......。
#静かに、狂気を孕みながら
...分かりました...。
なら、この穢れきった身体を、存分に利用させていただきます...。
騎士様を...手に入れるために...。
騎士様が、もう...何処にも行かないように...。
ふ、ふふっ...ふふふふ...。
(しばらく間を空ける)
(寝室でのやり取りの演技は、少女の声に大人っぽい妖艶さを混ぜるような感じでお願いします)
(翌晩、王城内の国王の寝室にて)
SE:木の扉をゆっくり開ける音
くすくす...お初にお目にかかります、国王様...。
今夜は、この私が、夜伽のお相手を務めさせていただきますので、以後、お見知りおきを...。
...お前は、誰だ、でございますか...?
くすくす...そのようなことは、些事に過ぎません...。
今はただ、如何様にして、この一夜を情熱的なものに変えるのかどうかを、お考え下さい...。
時に、国王様は、『7つのヴェールの踊り』というものを、ご存知ですか...?
『7つのヴェールの踊り』とは、その名の通り、7枚のヴェールを纏いながら、舞い踊ることでございます...。
ヴェールは、舞いが進むごとに脱がされていきますが、同時に、踊りはより激しく、より扇情的になっていきます...。
そして、最後の1枚は、国王様の手で脱がしていただき、そのまま...。
...くすくす...どうやら、国王様も、興味がおありのようですね...。
でしたら、今ここで、私が披露いたしましょう...。
ただし、ある条件と引き換えに、です...。
それは、国王様に仕える、とある若い騎士の首でございます...。
その首を、私に与えるとお約束してくだされば、何度でも、踊りいたす所存です...。
...あら?
どういたしましたか、国王様...?
何やら、随分とお悩みになっておられるようですが...。
くすくす...勿論、お断りいただいても、私は、一向に構いません...。
ですが、もし、そうなった場合、このお話はなかったことにいたしますが...。
さて...どういたしますか...?
...くす、くすくす...。
恐悦至極でございます、国王様...。
では、早速、舞わさせていただきます...。
この全身を使って、国王様を、満足させられるように...。
くすっ、くすくす...。
(しばらく間を空ける)
(数日後、王城内にて)
SE:バンと木の扉が開く音
はぁっ...はぁっ...はぁっ...こ、国王様っ...!
騎士様は...騎士様の首は、どちらに...っ!
...布が被せられた、銀の大皿の上、でございますか...?
ということは、あれが...。
っ...!
SE:踊り子が布を剥ぎ取る音
#顔を綻ばせながら
...っ!
#狂ったように笑いながら
あは、あはっ...あははは!
騎士様...騎士様ぁっ...!
SE:踊り子が騎士の首を胸に抱く音
#左耳、至近距離に移動
#囁き、ヤンデレっぽく
ん...はぁ...。
ふふふ...ようやく、一緒になれました...。
これからは、二度と離しませんからね...。
ずっと...ずっと、共に...。
#通常の調子に戻す
...って、あ、あれ...?
SE:衣服が擦れる音
#正面、通常距離に戻る
#困惑しながら
どうされたのですか、国王様...?
そんなに、怯えなさって...。
そ、それに、周りの騎士さん達も、どうして、槍を構えて...。
SE:踊り子が槍に貫かれる音
#悲鳴をあげる
ひっ...ぎぃ...ぁ...っ!
#愕然とした表情を浮かべながら
ぁ、ぁ、ぁ...。
う、うそ...。
私...なんで、刺され、て...。
SE:踊り子が地面に倒れる音
#右耳、至近距離に移動
#囁き、弱々しく
はぁ...はぁ...はぁ...っ。
え、えへへ...そっか...。
私、やっと、楽になれるんだ...。
これでもう、苦しい思いをしなくていいんだね...。
お父さんとお母さんが、戦争で死んじゃうことも...。
敵の兵隊さんに奴隷にされて、異国の地まで連れてかれちゃうことも...。
毎日、踊り子をしながら、男の人にご奉仕することも...。
全部、全部...。
...あ、でも...。
そのおかげで、騎士様と出会えたんだよね...。
それだけは、幸せだったかな...えへへ...。
あぁ...騎士様ぁ...騎士様ぁ...。
#段々消え入るように
騎士...様...。
(夜、王都の歓楽街にて)
SE:走りながら駆け寄ってくる足音
はぁっ...はぁっ...はぁっ...!
#必死に呼び止めるように
ま、待って下さい、騎士様っ...!
SE:足音を止まる音
#荒い息を整える
はぁ...はぁ...はぁ...っ。
も、もう、店には来ないって、どういうことですか...?
それに、お金が貯まったら、私を買い取る約束も、反故にする、って...。
#声を震わせながら
わ、私...本気で、信じてたんですよ...!?
騎士様なら、きっと、信じられるって...。
騎士様なら、きっと、私を救い出してくれるって...っ!
#呆然としながら
...え?
今まで、何人の男を、そうやって誑かしてきたんだ...って...。
#慌てて否定しながら
そ、それは、違います...!
確かに、お金を多く払ってくれた一部の上客には、裏で『特別な接待』をすることもありました...。
で、でも、心の底から好きになったのは、騎士様だけです...!
だから、どうか...どうか、私を...っ!
SE:騎士が踊り子を払い除ける音
きゃあっ...!
SE:踊り子が地面に倒れる音
SE:騎士が走り去る足音
#悲痛に叫びながら
き、騎士様ぁっ...!
待って下さい...!
私は...っ!
#悲し気に目を伏せながら
...っ。
どうして...どうしてなんですか、騎士様...。
私が...汚れた女だからなんですか...?
それとも...。
(暫しの無言)
......。
#静かに、狂気を孕みながら
...分かりました...。
なら、この穢れきった身体を、存分に利用させていただきます...。
騎士様を...手に入れるために...。
騎士様が、もう...何処にも行かないように...。
ふ、ふふっ...ふふふふ...。
(しばらく間を空ける)
(寝室でのやり取りの演技は、少女の声に大人っぽい妖艶さを混ぜるような感じでお願いします)
(翌晩、王城内の国王の寝室にて)
SE:木の扉をゆっくり開ける音
くすくす...お初にお目にかかります、国王様...。
今夜は、この私が、夜伽のお相手を務めさせていただきますので、以後、お見知りおきを...。
...お前は、誰だ、でございますか...?
くすくす...そのようなことは、些事に過ぎません...。
今はただ、如何様にして、この一夜を情熱的なものに変えるのかどうかを、お考え下さい...。
時に、国王様は、『7つのヴェールの踊り』というものを、ご存知ですか...?
『7つのヴェールの踊り』とは、その名の通り、7枚のヴェールを纏いながら、舞い踊ることでございます...。
ヴェールは、舞いが進むごとに脱がされていきますが、同時に、踊りはより激しく、より扇情的になっていきます...。
そして、最後の1枚は、国王様の手で脱がしていただき、そのまま...。
...くすくす...どうやら、国王様も、興味がおありのようですね...。
でしたら、今ここで、私が披露いたしましょう...。
ただし、ある条件と引き換えに、です...。
それは、国王様に仕える、とある若い騎士の首でございます...。
その首を、私に与えるとお約束してくだされば、何度でも、踊りいたす所存です...。
...あら?
どういたしましたか、国王様...?
何やら、随分とお悩みになっておられるようですが...。
くすくす...勿論、お断りいただいても、私は、一向に構いません...。
ですが、もし、そうなった場合、このお話はなかったことにいたしますが...。
さて...どういたしますか...?
...くす、くすくす...。
恐悦至極でございます、国王様...。
では、早速、舞わさせていただきます...。
この全身を使って、国王様を、満足させられるように...。
くすっ、くすくす...。
(しばらく間を空ける)
(数日後、王城内にて)
SE:バンと木の扉が開く音
はぁっ...はぁっ...はぁっ...こ、国王様っ...!
騎士様は...騎士様の首は、どちらに...っ!
...布が被せられた、銀の大皿の上、でございますか...?
ということは、あれが...。
っ...!
SE:踊り子が布を剥ぎ取る音
#顔を綻ばせながら
...っ!
#狂ったように笑いながら
あは、あはっ...あははは!
騎士様...騎士様ぁっ...!
SE:踊り子が騎士の首を胸に抱く音
#左耳、至近距離に移動
#囁き、ヤンデレっぽく
ん...はぁ...。
ふふふ...ようやく、一緒になれました...。
これからは、二度と離しませんからね...。
ずっと...ずっと、共に...。
#通常の調子に戻す
...って、あ、あれ...?
SE:衣服が擦れる音
#正面、通常距離に戻る
#困惑しながら
どうされたのですか、国王様...?
そんなに、怯えなさって...。
そ、それに、周りの騎士さん達も、どうして、槍を構えて...。
SE:踊り子が槍に貫かれる音
#悲鳴をあげる
ひっ...ぎぃ...ぁ...っ!
#愕然とした表情を浮かべながら
ぁ、ぁ、ぁ...。
う、うそ...。
私...なんで、刺され、て...。
SE:踊り子が地面に倒れる音
#右耳、至近距離に移動
#囁き、弱々しく
はぁ...はぁ...はぁ...っ。
え、えへへ...そっか...。
私、やっと、楽になれるんだ...。
これでもう、苦しい思いをしなくていいんだね...。
お父さんとお母さんが、戦争で死んじゃうことも...。
敵の兵隊さんに奴隷にされて、異国の地まで連れてかれちゃうことも...。
毎日、踊り子をしながら、男の人にご奉仕することも...。
全部、全部...。
...あ、でも...。
そのおかげで、騎士様と出会えたんだよね...。
それだけは、幸せだったかな...えへへ...。
あぁ...騎士様ぁ...騎士様ぁ...。
#段々消え入るように
騎士...様...。
クレジット
ライター情報
初めまして。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
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