目、覚めた？おはよ。

うん、心配だから様子見にきた。

気分はどう？朝よりは落ち着いた？

そっか。落ち着いたんならよかった。

あ、えっと、これは…

き、君を癒すための添い寝、だよ…？

うん…今は保健室の先生もいないし、ちょうどいいかなって…

いいよ、別に…

君からなら風邪、移されても…

(抱きつく)

やだ、離れない。ギュー…



しんどいなら、無理して登校することなかったのに…

そっか…真面目だね、君は。

でもちゃんと自分の身体はいたわって。

そう、彼女命令。わかった？

うん、いいよ。許す。

昔から君に甘いなぁ、わたし…

うん…君がどんなヤンチャして一緒に怒られても、なんだか責める気になれない。

彼女としてはこういう時、怒った方がいいのかな…？

君はどう思う？

そ、そっか……うん、わかった。

なら、これからもこうする。

君を叱る人なら他にもいるし…

わたしは君の唯一の癒し係ってことで。

いいよ…頭、撫でてあげる。よしよし…

(頭を撫でる)

猫みたいに目、細めちゃって…可愛い。

え？……こ、ここで？今？

あ、いや…嫌なわけじゃない。

むしろ嬉しいけど、恥ずかしいっていうか……ンッ！

(キスされる)

不意打ちはズルい…反則。

もう…そういうところも可愛いんだけど。

じゃ、じゃあ次、わたしからいくね…

(キス)

ど、どう…？

もうちょっと深くした方がよかったかな…？

そ、そうなんだ…よかった…

…そろそろ先生、来ちゃうかな？

授業は大丈夫…

担任の先生に許可、もらってるから。

保健委員だし、体調が悪いクラスメイトの様子を見に行くのは当たり前…

ひ、冷やかされないよ！たぶん…

みんなに付き合ってるって、バレちゃうかな…？

え？もうバレてる？

気づいてないのはわたしだけ？

そ、そんなの聞いてないよ！

わたしだけ、知らなかったなんて…恥ずかしいよ…

うあっ！もう言わないで！言わなくていいから！

うー…君は意地悪だ。

うん…結局、許しちゃうんだけどね。

我ながら甘い彼女だ、ホント…

もう少ししたら行く？

ん、分かった。

じゃあ、君が起きるまで、わたしもここにいる。

先生も全然来る気配ないし…

もうちょっとだけ、二人だけでイチャイチャしてよ…？

・台本（ゆるボイ！）
大人しい幼馴染の彼女と保健室でイチャイチャする
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎