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尽くしたがりの恋人の夢は、「君が忘れられない女」になること
written by 羽衣ロロモン
  • カップル
  • 恋人同士
  • 純愛
  • 微ヤンデレ
公開日2022年06月11日 22:34 更新日2022年06月11日 22:34
文字数
1244文字(約 4分9秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
尽くしたがりな視聴者の恋人
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
恋人に「服を選んでほしい」と言われて、服選びを手伝っていただけだったはずなのだが……
本編
ねぇねぇ

今、時間大丈夫?

忙しかったりしない?

ちょっとだけ君に相談があるんだけど……


あのねあのね

私、そろそろ新しい服買おうかなーって思ってて、

君にどんな服がいいか選んでもらいたいの

それで、まず最初にこのファッション雑誌見てもらって……

直感でいいから、「これいいなー」って思う奴どんどん教えてほしいな

……どうでしょう、手伝ってくれますか

ほんと?

やった!


じゃあ、まずはこのページからお願いします

良さげなのがあったら教えてね、メモ取るからさ

……おっ、早速いいのが見つかった?

見せて見せて

ふむふむ

おぉ、いいね

よし、じゃあまずはコレ……っと

で、次はそれ?

わかった

その調子で、どんどん選んじゃっていいからね


んふっ

んふふふふ……

なんかね、今の君は私のことを一生懸命考えてくれてるんだろうなーって思ったら

なんだか嬉しくなっちゃって……

だって、君の頭の中はきっと、色んなお洋服を着た私でいっぱいでしょ?

そんなのもう、ニヤニヤが止まらなくて当然……

えへへぇ……


あれっ? もう一冊読み終えちゃった?

そしたら……他のファッション雑誌もいくつか持ってきたし

インターネットで調べてもいいよ

探すの大変だろうけど、そっちの方が候補がいっぱい見つかっていいかもね

あぁ、いや、「一緒に探す」とかそういうのいいよ

私が着る服は、君に選んでほしい

もし自分で選んで買った服が、君の好みに合わなかったりしたら嫌だもん

君が私に着てほしいって思った服が、私の着たい服だからさ

私に似合いそうとかそういうのは抜きにして、君が私に着せたいと思った服なら何でもいいんだよ?

可愛い服だけじゃなくて、カッコいい服とかもアリだし

デートの時に着るお洒落な服とか、お家の中で着るパジャマとか……

//恥ずかしそうに
もちろん、君の前でしか着れないような服だって、私は全然平気––––
//

……だーかーらー

私に似合う服の種類とか色とか、そういう面倒臭いことは気にしなくていいの!

そんなに深く考えなくてもいいのに……


(少し間を置く)


あの、さ

前にも言ったけど、私は好きな人にはとことん尽くしたいタイプなの

そこは、なんとなくわかってくれてると思うんだけどさ

それでね

私は君のことがすっごく好きで、

いつも君のことでいつも頭が一杯で、

君のいない未来のことなんて考えたくもないほど大好きで……

そんな君のために私はなんでもしてあげたいの

だから

君には、私にどうしてほしいのか、どうなってほしいのかを教えてほしいな

……私は、君のためなら何だってしてあげるよ?

うん、なんでもしてあげる

嘘じゃない

私はね、君の記憶に一生残り続けるような女になりたいの

もし私と別れて、別の女の人と付き合っても

いつも私のことを思い出しちゃうくらい

君にとって理想の女性になりたいの


……どう? 私の気持ち、わかってくれた?


うん、ありがとう……

やっぱり君は優しくて素敵な人だね

……大好き


それじゃあとりあえず、君が選んだくれた服注文しちゃうね

お金は私が出すから気にしないで

ふふふっ

喜んでくれるといいなぁ……


あっ、そうだ

私にしてほしいことがあったら、すぐに教えてね

君のために私、頑張るからさ

これからもよろしくね
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
尽くしたがりの恋人の夢は、「君が忘れられない女」になること
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
羽衣ロロモン
ライター情報
ハゴロモ ロロモン
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