主人公は、双子の仲良し姉妹、ララとルル。

しっかり者のルルに、マイペースのララ。
ルルは、ララに将来のことで聞きたいことがあるようです。

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ルル「よいしょ、よいしょ。」
ララ「よいしょ、よいしょ。」

ルル「はあ………ララちゃん、やっと丘の上についたね。」
ララ「うん、ルルちゃん、やっと丘の上についたね。」

ルル「きれいなお花が　たくさん咲いているね。」
ララ「うん、きれいなお花がたくさん咲いているね。」

ルル「あの大きな木の木陰に入ろうか。」
ララ「うん、あの大きな木の木陰に入ろうか。」

ルル「ララちゃん、ここに座ろう。」
ララ「うん、ルルちゃん、ここに座ろう。」

ルル「ララちゃん、今日は良い天気だね。」
ララ「うん、ルルちゃん、今日は良い天気だね。」

ルル「ララちゃん、風が心地良いね。」
ララ「うん、ルルちゃん、風が心地良いね。」

ルル「ララちゃん、綺麗な景色だね。」
ララ「うん、ルルちゃん、綺麗な景色だね。」

ルル「ララちゃん、蝶々《ちょうちょ》が飛んでいるね。」
ララ「うん、ルルちゃん、蝶々が飛んでいるね。」

　――間を取る

　――少し聞くのをためらっている様子
ルル「ねえ……ララちゃん？」
ララ「うん、ルルちゃん。」

　――意を決して聞く
ルル「ララちゃん、大きくなったら何になりたい？」
ララ「ルルちゃん、ララは、ずっとルルちゃんと一緒にいるよ。」

　――照れるルル
ルル「そ、そうじゃなくって！」
ララ「えへへ……ララは、ルルちゃんがいたら何もいらないよ？」

ルル「もう……ララちゃんったら！」
ララ「えへへ。」

ルル「でもララちゃん、大きくなったら、お仕事しなきゃいけないじゃない？」
ララ「うん。ルルちゃん。大きくなったら、お仕事しなきゃいけないね。」

ルル「ララちゃんは、どんなお仕事したい？」
ララ「ルルちゃんは、どんなお仕事したい？」

ルル「え？　ルルはね、お花屋さんになりたいな。」
ララ「じゃあ、ララは、お花屋さんで、ルルちゃんのお手伝いをするね。」

ルル「え、いいの？！　ララちゃんはやりたいことないの？」
ララ「違うよ、ルルちゃん。ララのやりたいことは、ルルちゃんと一緒に居ることだよ。」

　――間を取る

ルル「ララちゃん……。」
ララ「ルルちゃん……。」

ルル「ララちゃん、私も、ずっとずっと、ララちゃんと一緒にいたいよ。」
ララ「ルルちゃん、ララは、ルルちゃんが居たら何でもできるよ。」

ルル「……ララちゃん、おばあちゃんになっても一緒にいようね。」
ララ「うん、ルルちゃん、おばあちゃんになっても一緒にいようね。」

ルル「ララちゃん、なんか嬉しいな。」

　――ララの語尾が違うので注意お願います
ララ「えへへ、うん、ルルちゃん、なんか嬉しいね。」

ルル「ララちゃん、風が心地良いね。」
ララ「うん、ルルちゃん、風が心地良いね。」

　――間を取る
　
終演：

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【メルヘン／女声２名】小さな手～小高い丘のうえで～
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