昼、貴女が目を覚ますと、目の前には同棲している彼女の顔があった。夜更かしした貴女が寝ぼけ眼をこすりながら起きると、彼女は貴女の夜更かしの原因である同人誌を見せてとおねだりしてきて…？

お姉さん、おはよー…じゃなくて、おそよーかな？


ふふ、めっちゃ寝ぼけ眼。また夜更かしした？


そっかそっか。相変わらずハマり出すと止まらないねぇ、お姉さんは。


で？どこまでできたの？あたしにもちょっと見せてよ。


え〜、いいじゃん。減るもんじゃないし。見せてってば〜。ね〜え〜。


ぶー、ケチー。お姉さんってば、いっつもアタシを子ども扱いしてー。


あ、お姉さん。後ろ、なんか黒いものが飛んでったような…


はい、隙あり。書きかけの同人誌をご開帳〜♪


へへーんだ。こんな古典的な手に引っかかるお姉さんが悪いんだよーだ。


えーっと…あ、百合ものか〜。いいね、ちょうどあたし好みじゃん。


(ページをめくる)


え〜っと…ふんふん…ふん、ん…？


あの、お姉さん…？もしかしてこれって…


い、いやいや！流石に無理あるから！どう見ても、実話なんですけど⁉︎


お姉さんとあたしの同棲生活を赤裸々に綴ってんじゃん…はっず…


てか、え？これ、ホントに今度のイベントで発売すんの？正気？


あ〜…もぅ、やってくれんねぇ。


こないだ無理やり襲ったこと、まだ怒ってる？


あ、その様子だと、根には持ってんだ…


ごめんって。あの時は欲求不満でつい…ね？


もぅ…そんなに拗ねなくても…あたしより年上なのにさぁ…


(優しく抱きしめて頭なでなでする)


…これで許してくれる？


え〜？お姉さんってば、わがまま。ギューとなでなでじゃ足りないの〜？


あ〜あ…お姉さん、あたしの前では、とことん子どもだなぁ。


わかった、わかりました。それじゃあ、おはようのチューしてあげるね？ンッ…


(軽いキス)


…ちょっとは目、覚めた？


あ〜、お姉さんめ〜…人の弱みにつけ込んで、キスをおねだりしようとしてんな〜？


もぅ…仕方ない。今回だけ、特別だからね？


(連続キスから、だんだん激しいキスへ)


ちょ、お姉さん…舌、絡めすぎだって…どんだけ欲しがりさんなの…


いや、悪いのってあたし？普通にキスしただけなんだけど…


むー…その言い方は納得いきませんなぁ。


あたしに全責任を押し付けるってんなら…こっちもそのつもりでいくよっ…！


(押し倒す)


へへ〜ん…お姉さんのこと、押し倒しちゃった♪


え？だって悪いのあたしなんでしょ？だったら、身体できちんと責任取りますよ、えぇ。


知ーらない。心の準備なんて、キスねだった時点でしといてくださーい。


あたしに言わせれば、寝起きのお姉さんが可愛すぎるのがいけないんだからね？


仕方ないよね…健全な淑女ならもれなく全員、今のお姉さん見たら、絶対襲うよ？


めっちゃ無防備だし、おまけにパジャマはだけてるし…新手の誘い受けかっての。


ダーメ♪ 今日はお姉さんが受け。異論反論は受け付けませーん。


あの同人誌の続きさ…これからヤることをまんま書けばいいじゃん。それなら、展開考える必要もないし。ねっ？


お、その気になった？じゃあヤる？ヤっちゃう？


オッケー。優〜しく、抱いてあげるからね…可愛い可愛い彼女さん♡ ふふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
【百合】年下の同棲彼女との甘いひととき
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎