桃太郎のあなたは、鬼退治へ行くために仲間探しをします。
イヌ、サル、キジを連れていく予定が、そこに現れたのはメスガキでした。
きび団子をぜーんぶよこせと言われ、さらにメスガキはあなたを誘惑してきます……

♦【歌】 （省略可）

桃太郎さん 桃太郎さん
お腰につけた きび団子
ひとつ私にくださいな♪


こんにちは、おにーさん！
その美味しそうなお団子、私にちょーだい♪

仲間になるからさ～
ねぇ～、いいでしょ？

え、くれるの？

やったー！ ありがとう！
じゃ、早速、いっただっきまーす！

はむ。

んー！ 美味しい！
私、こんな美味しいお団子、初めて食べたよ！

ねぇねぇ、それ、もっとちょーだい！
私が、ぜーんぶ食べてあげる……！

えー、ダメなの～？
ケチー。
まだ余ってるんだから、私にくれたっていいじゃん！

……え、これはキジとイヌにあげるからダメ？

　（数秒の間）

……へー、、、そうなんだ。

お団子、私以外の子にもあげるつもりなんだぁ……

……ねぇ、おにーさん。
私にお団子くれたってことはさ……私のこと、気に入ってるんだよね？

じゃあさー、私以外に仲間なんて……要らないんじゃないかな？
おにーさんにとって、私以外の存在って……邪魔じゃない？

……え、それだと鬼が倒せない？

あはっ……そんなの、どーでもいいよ。
別に私、鬼退治なんて興味ないもん。

私が興味があるのはねー、

　（※近づいて）
おにーさんだけなんだ♡

えー、そりゃそうだよぉー……
だって、普通は知らない人からもらった食べ物なんて、口にしないよ？

おにーさんのお団子を食べたってことはさ、それだけ信頼してる証でしょ？

それだけ絆の深い、私っていう存在がいるのに……ほかの子にも手を出そうとするなんて、失礼じゃない？

おにーさんはさ、私のことだけ見てればいいんだよ。

イヌとかキジとか、他の奴らのことなんて気にしちゃダメ。

これから私と一緒に、誰にも邪魔されない二人だけの旅をするの。

ね、いいよね？
おにーさんも私と二人だけがイイよね……？

　（数秒の間）

……不満そうな顔。
そんなに鬼退治が大事？

ねぇ、私と鬼退治、どっちを優先するの？

……ふふ、おにーさん、困ってるね。

じゃあさ、こうしない？

私とおにーさん、二人で鬼退治に行く。
そして、無事に鬼を倒せたら、見返りにおにーさんは私のものになる。

うふふっ、おにーさん、もっと困っちゃった。

だいじょーぶ、だいじょーぶ！
実はわたし、とっても強いんだから……！

それにおにーさんとの愛の力で、鬼なんて簡単にふっとばせちゃうよ。

だーかーらー、

もう他の子のことなんて、考えちゃだめだからね？

私のことだけ見てればいいんだから。

さ、行こっ？
さっさと鬼を倒して、私のものになっちゃお？

私の大事なおにーさん♡

・台本（ゆるボイ！）
鬼退治に行くために仲間を募ったら、最初に現れたのは犬ではなく愛の重いメスガキだった！
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
らくがき