顔見知りの獣人の女の子と数日間連絡が取れなくなった貴方は、心配になり、彼女の家へ赴く。どうやら、彼女は発情期真っ只中で苦しんでいたようで…？

はぁっ、はぁっ…！やっぱ、きついなぁ…！発情期来ると、こんなんばっか…


ふぅー、ふぅー…！誰か、ちょうどいい人いないかな…あたしの火照りを冷ましてくれる人…


…ははっ。何言ってんだろ、あたし…一匹狼のくせに、そんな都合のいい人、いるわけないじゃん…バーカ…


(インターホンが鳴る)


誰…？こんな時に…？配達、かな…？


(玄関の扉を開ける)


はい…どちら様でしょうか……って、お兄さん。どうしたの？今日、なんかあったっけ…？


あ、そ…ごめん、今、体調不良っていうか、そんな感じでさ、スマホ鳴ってるの全然気づかなかった…電話、出れなくてごめんね？


あー…それは、まぁ、お兄さんがいいなら、どうぞ…お好きに上がって…


(彼を家にあげる)


見ての通り、散らかってるけど、ゆっくりしてって…はぁ、はぁ…


……え？あ、うん、そうだけど…てか、なんでわかった？あたしが発情期だって…


…そ。勉強熱心なんだ。じゃあこの後、自分がどうなるかも、わかってるよね？


…ありがと。それじゃ、遠慮なくっ…！


(押し倒す)


お兄さん…知っての通り、今のあたし、バチクソ発情してるからさぁ…正直、優しくシてヤれないよ？


そっか…喰われる覚悟はできてんだ。だったら、そのまま大人しくしてて…ね？


(彼を搾り尽くす)


フゥ…こんなもんかな？ありがと、お兄さん。お兄さんが来てくれなかったら、その辺の人を襲ってたかも。


…大丈夫？息、絶え絶えだけど…


そ、そう…ごめんね？迷惑かけて…でも、獣人の発情期ってけっこう厄介でさ、自力で抑えることが難しいんだよね…


うん…ぶっちゃけ、人の匂いってそそるからさ、すぐにでも犯したくなるんだよね…でも、犯されたい物好きなんてそうそういないし…だから、お兄さんが来てくれて助かったってこと。


あー、でも、しっかり犯しちゃったからな～…これは責任取らなくちゃいけないかも？なーんて。はは…


…そう？いいの？あたしなんかで…今日みたいに発情期きたら、絶対相手してもらうよ？


ふふ、ありがと♡ そんじゃあ改めて、よろしくお願いします…彼女として♡ ギュー♡


(ハグしながら匂いを嗅ぐ)


良い匂い…♡ 体温も間近に感じれて、なんだか安心する…♡


うん…文字通り、一匹狼だったから、あたし…相手いないと自分で発散しなくちゃいけないんだけど、正直メチャクチャしんどくて…


まぁね…多分、この感覚は獣人にしか分からないと思う。そういう意味で、番い探しって重要なんだけど、あたし、こんな性格だから中々見つけられなくって…けど、そんな時に出会ってくれたのがお兄さんだから…あたしを見つけてくれて、ありがとね。


ふふ…いいの？そういうこと、軽々しく言っちゃって…愛されてるって調子に乗っちゃうよ？あたし…


あ、そ…うん、それならいいけど、さ……ッ⁉︎


(キスされる)


…バカ。いきなりは、ずるいよ…こっちにだって心の準備ってもんが…


うぅ…お兄さんの、女たらし…いや、この場合は狼たらし…？とにかく、ずるい…


…言ってくれるね。というか、余裕そうな態度取ってるけど、あたしに搾り取られて、気力もほとんど残ってないくせに…それでも、あたしを好きでいてくれるんだから、ホントさぁ…


嫌じゃ、ないけど…ちょっとズルいなって…それだけ。


ん…じゃあそうする。明日から毎日お兄さんのとこ通って、交尾する。後悔、しないでよ？


ふふっ、決まり。一匹狼同士、これからもいっぱい、仲良くシよ？

・台本（ゆるボイ！）
【人外/逆レ】発情期真っ只中の獣人女子は一匹狼ではいられない
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎